日本国内モデルのGSX-8Sが正式発表されました。
- 2023年3月17日:日本国内モデルが正式発表されました。
- 2022年11月8日:正式発表されました。過去の情報はこちら。
- 2022年9月2日:ストリートファイターもスパイショットが撮られている
- 2022年8月30日:アドベンチャーのスパイショットが撮られている
- 2022年7月16日:東京モーターサイクルショー2022で聞いた情報追加
- 2020年8月24日:特許が出願されてるぞ
- 2019年11月3日:リカージョンは開発中止。でも新型ツインは出るよ。過去の情報はこちらにまとめてます。
2023年モデルのGSX-8Sのリリース
【製品リリース情報:GSX-8S】
無限の可能性、無限の楽しみ。新時代のネイキッドストリートファイター GSX-8S登場。
発売日:2023年3月24日(金)https://t.co/lUIYc5kIQ5 pic.twitter.com/vur96mWwB9— スズキ株式会社・ 国内二輪公式アカウント (@suzukicojpmotor) March 17, 2023
公式PV
2023年モデルのGSX-8Sのカラーラインアップ
日本国内モデルのカラーラインアップ
パールコズミックブルー
パールテックホワイト
グラススパークルブラック/マットブラックメタリックNo.2
ついでにヨーロッパカラー
パールコズミックブルー
パールテックホワイト
グラススパークルブラック/メタリックマットブラックNo.2
ヨーロッパと日本のカラーラインアップは同じです。
2023年モデルのGSX-8Sの画像
なんだかスズキっぽくないデザインですね。最近のスズキってデザインの系統が変わってきましたよね。
なんとなくGSX-S1000GTと同じ雰囲気を感じます。デザイナーさんが同じなのかな?
若い方に支持されそうなデザインかな?ターゲット層がたぶんその辺なんでしょうか。
これからのスズキのデザインらしい
Icon:一目でわかる象徴的なキャラクター。
これからのスズキデザインの象徴となる存在を目指すという意思が込められている。
だそうです。なんとなくスズキっぽくないと感じたのはこのためでしょうか?
2023年モデルのGSX-8Sのスペック
全長:2,115mm
全幅:775mm
全高:1,105mm
ホイールベース:1,465mm
シート高:810mm
重量:202kg
燃料タンク:14.0L
最低地上高:145mm
エンジン:DOHC水冷2気筒4バルブ
排気量:775cc
ボア×ストローク:84.0mm×70.0mm
圧縮比:12.8
ミッション:6速
馬力:59kW(80PS)/8,500rpm
トルク:76Nm/6,800rpm
燃費:23.4km/L
排ガス規制:平成32年規制
フロントサスペンション:倒立
フロントトラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:mm
キャスター:25°
トレール:104mm
フロントブレーキ:310mm/4POTたぶん
リアブレーキ:240mm/1POT
フロントタイヤ:120/70ZR17M/C(58W)
リアタイヤ:180/55ZR17M/C(73W)
馬力はなぜかV-STROM800DEの方が1kW大きい。普通逆になりそうだけども。
ヨーロッパ仕様のスペック
- 馬力:61kW(82.9PS)/8,500rpm
- トルク:78Nm/6,800rpm
- 燃費:23.8km/L
ヨーロッパ仕様とエンジンスペックが地味に違います。計測誤差とかですかね?謎です。
2023年モデルのGSX-8Sの装備
エンジン
- 776cc水冷2気筒エンジン
- 270°クランク
- アシスト&スリッパークラッチ
- スズキクロスバランサー
パワーカーブはこんな感じ。
270°位相クランクにより発生する、1次振動と、偶力振動を抑制するため、クランク軸に対して90° に1次バランサーを2軸配置。この機構※1は、量産二輪車で初めて※2採用。スムーズな走行に貢献するとともに、前後方向のコンパクト化と軽量化を実現。バランサーNo.1が第1シリンダーのピストンから発生する1次振動、バランサーNo.2が第2シリンダーの1次振動を抑制する。
270° のクランクを採用することで、2次振動をキャンセルし、よりスムーズなエンジンの動作に貢献。さらに2つのバランサーをそれぞれのクランクシャフトに対して90°に置き、それぞれをクランクシャフトから等距離で配置することで、1次偶力振動も抑制される。
こちらがスズキクロスバランサーの解説。どちらかといえばツアラー向けの装備でしょうか?
車体
- スチールフレーム
- アルミスイングアーム
- アルミテーパーハンドル
- NISSINラジアルマウントキャリパー
- KYB製前後サス:リアプリロード
- タイヤ:SPORTMAX Roadsport 2
スチールフレームです。あ、特許のやつですね。
メインフレーム部分はV-STROM800DEと同じで、リアフレームが別物。
たぶん4POTキャリパーです。ラジアルマウントで2POTのキャリパーってめったにないし。
アルミテーパーハンドル
電子機器
- LEDヘッドライト:GSX-S1000と同じ
- LEDテールランプ:ナンバー灯一体型。スズキ初。
- バルブウィンカー:LEDはアクセサリーでどうぞ
- 5インチフルカラー液晶メーター:ナビは非対応
ウィンカーはバルブですが、純正アクセサリーでLEDウィンカーがあるよ。
こういう感じの。前後で2万2,000円です。あ、安い。買おうかな。
テールランプはナンバー灯一体型です。
5インチフルカラー液晶メーター。ナビはない。
電子制御
- ライドバイワイヤ
- ライディングモード:3モード
- トラクションコントロール:3モード/オフ
- 上下クイックシフター
- スズキイージースタート
- ローRPMアシスト
クイックシフターは標準装備です。いいね。
2023年モデルのGSX-8Sの価格
税込106万7,000円です。
私は95万円前後では?って予想してましたけど、全然違いました。すみません。
各社ストリートファイターの価格
- ホーネット:不明
- SV650:80万3,000円
- MT-07:81万4,000円
- Z650:95万7,000円
- GSX-8S:106万7,000円
- MT-09:110万円
ちなみにこんな感じです。MT-09と大体同じぐらい。MT-09はそろそろ値上げありそうですが。たぶん5万円前後。
販売計画台数
260台です。控えめな数字だと思います。
日本国内市場だとミドルのストリートファイターってあんまり需要ないんでしょうね。
2023年モデルのGSX-8SとV-Strom800DEの比較
GSX/VST
エンジン
- 馬力:59kW / 60kW
- 排気系:ショート / ロング
馬力は排気系の違いによるものだと思う。
GSX-8Sの排気系ってこういう感じで不思議な感じですし。
車体
- リアフレーム
- 燃料タンク
- フロントサスペンション:調整無し / 伸/圧/プリロード
- リアサスペンション:プリロード / 伸/圧/プリロード
- スイングアーム
- 前後ホイール:17/17 / 21/17
- フロントキャリパー:ラジアルマウント4POT / アキシャルマウント2POT
- フロントディスク:普通 / ペータル
- リアディスク:240mm / 260mm
装備
- ステップ類
- ミラー
- シート
- アンダーガード:無し / 標準装備
- ラジエーターガード:無し / 標準装備
- ナックルガード:無し / 標準装備
- スクリーン:無し / 3段階調整
- リアキャリア:無し / 標準装備
電子機器
- ウィンカー:バルブ / LED
- テールランプ
- 電源:オプション / USB A(5V2A)
電子制御
- グラベルモード:無し / あり
- ABS:普通 / リアオフ可能
- ABS:モードなし / 2モード
大まかにこの辺が違います。価格は25万3,000円の差があります。
派生モデルは他に出る?あり得るかも
基本的にスズキのV-Strom800DEとGSX-8Sに関しては、特許で出願されていたエンジンやフレームがほぼそのまま採用されています。
2020年8月出願の特許なんですけど…
その特許の排気系の図ですが、V-Strom800DEとGSX-8Sともどちらとも違います。
こちらGSX-8Sです。
特許と似てはいますが、チャンバーもサイレンサーも違いますね。
なのでもう1モデルぐらい派生モデルが出る可能性はあると思う。考えられるのはフルカウルのGSX800Rとかでしょうか?
ただ現状そういう噂はありませんので、そんなに期待しないほうが良いと思う。リカージョンっぽいデザインのモデルが出ると面白いね。
派生モデルのV-Strom800DEに関してはこちらでどうぞ。この記事はヨーロッパ仕様の値になってるので修正しておきますね。
大体そんな感じです。
あとは気になるのはライバルになりそうなホーネットです。
こちら現状は日本では導入されていませんが、スペックや装備、価格等GSX-8Sと近いモデルです。めちゃくちゃ強いよ。
販売店で秋頃発売ってお話聞いた方もいますし、メディアさんもそんな感じのこと書いてます。詳しくはこちら。
なのでどちらにするかで迷っている方はもう少し待ってみるのも良いかもしれませんね。出てからどっちにするか決めたほうが精神的に良い気がする。