以前の特許だとCBR1000RRのエンジンでしたけど、今回の特許だとCBR1000RR-Rのエンジンです。
ホンダのメインスイッチの特許
車両の操作に関連するスイッチに対する操作性を向上させることができる車両を提供する。
2021年9月出願の特許です。
ハンドルを回転自在に支持するヘッドパイプ(3)と、前記ヘッドパイプ(3)が前方に設けられたメインフレーム(F1)と、前記メインフレーム(F1)において前記ヘッドパイプ(3)の後方の所定領域を覆う形状に形成された外装部品(U1)と、前記外装部品(U1)の上面側から操作可能に設けられた操作スイッチ(Y)と、を備える車両(1)である。
タンクカバーにメインスイッチつけちゃうぜって特許です。
どこにつくの?ここ
この構成によれば、操作スイッチが外装部品の上面に設けられているため、操作スイッチを乗員に近づけて配置し、操作性を向上させることができる。
操作スイッチを燃料タンクや車体フレーム側に固定する必要が無く、外装部品の形状の自由度を向上させることができる。また、この構成によれば、操作スイッチを操作性の良い位置に自由に配置することができる。
タンクの先というか、タンクについてるカウル類にメインスイッチつけてますね。ちなみにタンク自体は金属製。
Yはスマートキー
操作スイッチYは、例えば、押しボタンである。操作スイッチYは、ボタン操作に基づいて電気回路の開閉を行う。
メインスイッチといえば基本的には鍵挿して回すタイプですが、特許のYはスマートキータイプですね。図的にも説明的にも。
車両の図が謎が多い
VTRのフレーム
- メインフレームのトラス部分はVTR(250)のフレーム
- リアフレームはCBR1000RR-Rに似てる
- ヘッドライトは旧型CB1000R
- エンジンはCBR1000RR-R
- 排気系はCBR1000RR-R
- ラジエーターはCBR1000RR-Rに似てる
- タンクは謎
- テールも謎
- 足回りはリアは何となくCB1000RR-Rに似てるけどキャリパーが合わない
キメラな謎バイクです。つまりはカモフラージュですね。
エンジンがCBR1000RR-Rだけども
ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE/SP」の最先端メカニズムを徹底解説! (1/2) - webオートバイ
特許の図はエンジンやラジエーター、排気系等が現行CBR1000RR-R系ですけども…
以前に出願されていた新型CB1000 HORNET向けの特許だと、エンジンはCBR1000RR(SC77)系に見えました。
可変エアファンネルの特許も出願されていまして、その特許はSC77のエンジンがベースで描かれていました。詳しくはこちら。
ですので恐らくは今回の特許の図のCBR1000RR-Rのエンジンはカモフラージュで、実際にはCBR1000RR(SC77)系のエンジンが使われると個人的には思います。
CBR1000RR-Rのエンジンってガチガチのレース向けらしいですが、CBR1000RRのエンジンは結構ストリートよりらしいですし。その方がストリートファイターには向いてますよね。
とはいえCBR1000RR-R系の部品が多い
このメインスイッチですけど…
CBR1000RR-Rの
このメインスイッチと同じものですよね。
X-ADVも同じ部品使ってますけども。
それからメーターもCBR1000RR-Rと同じに見えます。
そういう感じでCBR1000RR-Rと共通部品がちょいちょいあります。まぁだからといってCBR1000RR-Rのエンジンが使われるって根拠にはなりませんが。
大体そんな感じです。
CB1000 HORNETに関してはタンクラゲッジの特許も出願されていました。詳しくはこちら。
色々特許が出願されていますが、どれが実際に採用されるかは謎です。今回のスマートキーに関しては採用の可能性が高いと思います。高価格帯モデルで一般的かつ必要とされる装備ですので。
その他CB1000 HORNET系の情報はこちらでどうぞ。2021年7月から噂がありまして、具体的にホーネットとの噂が出たのは12月です。結構以前から噂があるよ。
恐らくは2024年モデルでしょうから、2023年末のEICMAで発表されると思います。ほしい方はそれまで待っててね。