特許は以前から何度も出願されていますので、開発は続いていると見ていいと思います。
スズキのエンジン冷却系の特許
エンジンの小型化を図ると共に、エンジンの外観及び配管の組付性を向上させる。
2019年12月出願の特許です。
エンジン(10)の冷却装置(40)は、クランクケース(11)の上部にシリンダブロック(13)を配置したエンジンと当該エンジンを通過した冷却水を放熱するラジエータ(31)との間で冷却水を循環させている。冷却装置は、エンジンに向けて冷却水を吐出するウォータポンプ(41)と、冷却水温に応じてラジエータに冷却水を送るサーモスタット(85)と、を備えている。ウォータポンプがクランクケースに車幅方向の外側から取り付けられ、サーモスタットがウォータポンプに車幅方向の内側から取り付けられ、エンジンの前面視にてサーモスタットがクランクケースに重なっている。
冷却系を工夫してエンジンの幅が広くならないようにするぞーって特許。その他外観向上や組付けが容易になるとか。
エンジンの図…リカージョンじゃん
こちらエンジンの図です。水冷のパラツインエンジンですね。あー見たことあるぞ、君。
エンジン横の図。うん、ノンターボの方のリカージョンですね。
こちらは2019年2月出願の特許です。
こちらは2019年2月出願の特許のエンジン。
今回の特許のエンジンの図とほぼ一致してます。なので今回の特許もノンターボのリカージョン向けのものですね。
リカージョン系の特許は以前から複数出願されている
2019年5月出願の特許です。車体の図も比較的ちゃんとかかれているタイプ。
2019年4月出願の特許です。エンジンが丁寧に描かれている。5月の特許と車体が違う。
2019年2月出願の特許です。それとリカージョンに関する中の人情報とか。
出る可能性は高いけど結構先だと思われる
東京モーターショー2019でやってるって聞いた
上記のリンク先見ていただくとわかるのですが、私が東京モーターショー2019で聞いた話だと、ターボのリカージョンは中止で市販しないとのことでした。
しかしながらリカージョンベースのノンターボのミドルパラツインはやってると。この時点ではすぐには出ないと言われました。
んで、その後にリカージョンベースノンターボミドルツインの特許が出願(公開)されましたので、やってるのは間違いないですし、出る可能性は高いと思います。2019年12月時点でも特許が出願されていますしね。
SV650系がEURO5適合したのでしばらくはでなさそう
SV650とV-Strom650系はEURO5に適合しています。日本のは平成28年規制のままだけど。
こんな感じで触媒とかが変わってるよ。エンジンスペックも変わってる。
SV系はVツインではありますが、地味にキャラかぶりするミドルパラツインを今のスズキなら同時にラインアップしないですよね。たぶん。
そういう感じなので、恐らくはEURO6(2024年から)かそれの少し前ぐらいに出るのでは?って個人的には思います。
現状は特許と私が東京モーターショー2019で聞いた話ぐらいしか情報がありません。出るのが近いのであればもう少し噂なり出てくるはずなんですよね。
なのでまだまだ先だと思う。早くて2022年発表、本命だと2023年発表って感じでしょうか。