モーターショーで聞いたときは復活させる案はあるってお話でしたけど、マジっぽいですね。嬉しくておかしくなりそう。
6月5日:ABSと排気ガスセンサーの情報追記
新型DR-Z400S向けっぽい排気系の特許
”排気装置そのものの質量バランス(車両の左右方向の質量バランス)の不均衡を緩和し、排気装置と排気装置以外の構成部品とのバランス調整の自由度を向上させる排気装置および鞍乗型車両を提案する。”
”排気装置57は、自動二輪車1に搭載されるエンジン11の排気を導く排気管71と、前記排気管71の下流端に接続されるマフラー72と、を備えている。排気管71は、エンジン11に接続され、かつ自動二輪車1の左右いずれか一方側に配置される上流管部75と、上流管部75の下流端75bに連接され、かつ自動二輪車1の左右いずれか一方側から他方側へ向かって、平面視において自動二輪車1の前後方向に延びる中心線を跨がって延びる横断管部76と、横断管部76の下流端76bに連接され、自動二輪車1の後方へ延びる下流管部77と、を有している。”
排気系(マフラー&エキパイ)は1本出しだと重量が片方によるので、他の部品で左右の重さのバランスをとらなければならないんだけど、そうじゃなくて排気系自体の質量バランスの不均衡を解消(重さが片方によらない様にする)しちゃうぞーって感じの特許だぞ。
ちなみにエキパイの初めの方(85)とサイレンサー手前(86)に触媒ついてるよ。
こちらはホンダのCRF250Lです。
ご覧の通りに排気系は右からでて、右にマウントされてます。大体のオフ車がそうだよね。
今回の特許はエキパイは左からでて、サイレンサーは右にマウントされているよ。
前からの図。
後ろからの図。
こんな感じで。
これで重量バランスの不均衡を解消って感じなんすね。へー
ちなみにこちらDR-Z400系(DR-Z400E)のですけど…んー??
車両の図がモロにDR-Z400Sだぞ
今回の特許の車両の図がコレ。おいおいおい…DR-Z400Sじゃん。うそやん。えー
同じ角度の公式画像がなかったんですけど、コレ見ると同じ車両って事はわかりますよね。
特許の図はヘッドライトが初期型の小さいやつですね。これはデカイ方。海外仕様ね。
こちら海外仕様のDR-Z400Sと重ねた図。
エンジン廻りやフレームはほぼ一致ですね。ベースはDR-Z400Sと見て間違い無いです。
排気系はもちろん違う(サイレンサーは日本仕様の物)のですが、リアフレームも別物っぽいです。あ、ちゃんと市販に向けて研究開発してる系かな?
ちょいちょい違う点がありますね。ベースが同じなのは間違いないですが。
あとキャブが書いてないのでその辺わからない。
まぁ間違いなくインジェクションになってるんでしょうけど。
”触媒73は、排気管71の途中、またはマフラー72の途中に設けられている。排気装置57には、複数の触媒73が設けられている。触媒73は、上流管部75の途中に設けられる第一触媒85と、下流管部77に設けられる第二触媒86と、を含んでいる。”
ちなみに触媒2つもつけてますのでアメリカだけではなく、日本とかヨーロッパとかその辺にも向けていると思います。
EURO4とかEURO5突破には大体縦2連とか横2連で触媒使われてますし。
新型DR-Z400S/DR-Z400SMに関しては情報あるけど現状どうなるか謎
東京モーターショー2019で聞いた新型DR-Z400S/DR-Z400SMの話
- スズキもオフロード車やモタードの企画はある
- 企画はあるがアメリカ市場でのオフモタの販売台数がそんなに高くない
- アメリカ市場等でオフモタの人気が上がれば何かしら出ると思うけど、しばらくは何も無いと思う
- DR-Z400S/SMをFI化して復活させてほしいって話が色んな所から寄せられる
- DR-Z400S/SMのFI化の案はある
- でもやっぱりオフモタ人気がいまいちなので、すぐに出ることはない
- (お話ぶり的に現状出す予定はなさそう)
こちら東京モーターショー2019で聞いた話です。詳しくはこちらでどうぞ。
そういう感じでして、DR-Z400系をFI化して復活させる案はあるってお話でした。
上記の話を聞いたタイミングは今回の特許が出願された後ですね。
なのでFI化して復活させる案があるってお話は、実際に研究している(上記の特許とかその他色々有るんだと思う)から、お話してくれたんでしょうね。
貴重な情報を教えて頂きありがとうございました。感謝…
具体的な特許は出願されているけど、市販するかはまだ微妙
今回の様な結構具体的な特許が出願されていますけど、この特許を出願したあとのタイミングで聞いた話では上記の通りに
”でもやっぱりオフモタ人気がいまいちなので、すぐに出ることはない”
って感じでしたし、なんだかお話聞く限りは市販する気はあんまり無さそうな雰囲気でした。
研究開発はしてるけど、実際に市販するかはまだ決まってないって感じなんだと思う。
または出す気はあるけどタイミング見計らってるって感じでしょうか。
スズキは結構ガチ目に研究開発してたけど、実際には出ないってパターン(最近だとリカージョンやGSX-R250)もありますので、油断はできないですねぇ…
ちなみにリカージョンベースで新型パラツインは出るみたいですけど。これも気になりますね。
大体そんな感じです。
復活して欲しいですねぇ…マジで。
世間的にはレジェンドバイクって認識はないでしょうけど、個人的にはそういう扱いです。
脚付きとお尻に優しくない点とヘッドライトが暗すぎる点以外は強くて優しい良いバイクでしたし。乗ってて気分良いぜ。
スズキちゃん、余力が有る時にでも宜しくね…
6月5日:ABSユニットとか排ガスセンサー付いてるよ
ABSユニットと排ガスセンサーついてるんじゃあ
”触媒の前後にセンサーが付いてるっぽいからこれはOBD2に向けた特許だろうね。
オフ車はセンサーの配置が難しいから先に特許を取っておこうという算段で車はまだ作ってないとみた。”
※6さんのコメントです。ありがとうございます。
”特許図の96番がABSユニット(BOSCH製のABS10)に見えるけど、もしそうだったらEURO系法規とABS要件を満たしたオフ車を見ることができそうかも、欧州向けの公道走れるエンデューロ車(300EXC TPIとか)として出す感じかな?”
※48さんのコメントです。ありがとうございます。
どっちも付いてるよ
”上流管部75の第一触媒85の上流側の近傍および下流の側近傍には、排気ガスセンサー95が設けられている。排気ガスセンサー95は、例えば酸素センサーや、空燃比センサー(いわゆるリニアA/Fセンサー)である。排気ガスセンサー95は、上流管部75の上面側に設けられ、かつ自動二輪車1の中心線Cへ向かって傾いた筒状の形状を有している。”
”図3に加えて図6に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、車体2の左右いずれか他方側、かつ横断管部76の前方側に配置されるアンチロック・ブレーキ・システム・ユニット96(以下、「ABSユニット96」と言う。)と、エンジン冷却水(図示省略)のリザーバータンク97と、を備えている。”
96はABSユニットだよ。どちらもおっしゃるとおり。
この図から見るに、※48さんのご指摘通りにBOSCHのABS10っぽさがありますね。
こちらBOSCHのABS10です。
大まかな形や丸いやつの配置的にほぼ間違いないです。コレ。
排ガス規制的に排気ガスセンサー付いてるんでしょうし、日本やヨーロッパではABS義務化ありますので(メリケンはない)、やっぱり日本やヨーロッパでも売る前提で開発してるんだと思います。
スズキちゃん、頑張れ♥頑張れ♥
2022年3月20日:現時点では開発中止になってる
詳しくはこちら。