新型GSX-R1000やってるってお話でしたが、たぶんそれ向けっぽい特許が出願されています。
スズキのカウル類の特許
フロントフォークを通す空間を通ってフロントカウルの内側に入る走行風を抑制し、鞍乗型車両の空力性能を向上させ、またはラジエータもしくはオイルクーラ等に吹き当たる走行風量を増加させる。
2021年12月出願の特許です。
鞍乗型車両は、鞍乗型車両の前上部を覆うフロントカウル部16と、フロントフェンダ11の上方に位置し、フロントカウル部16の下部を覆うシュラウド21と、フロントフェンダ11の上方に位置し、フロントフォーク7をステアリングステム6に連結するロアブラケット9を下方から覆うロアブラケットカバー31とを備え、シュラウド21は、フロントフォーク7を通す開口部27を有し、ロアブラケットカバー31は開口部27の下方に配置されている。
空力と冷却関連の特許だよ。
アッパーカウル下を覆うカウル
アッパーカウルの下部
この辺の
これですね。アッパーカウルの下部にカウルが付いてる。
21がアッパーカウルの下部についてて、コレがラジエーターに風当ててくれたり。
フロントフォークを囲ってる
こっちは31です。ロアブラケット(トリプルクランプの下)の下に付いてるよ。なので上記の通りにフロントフォークを通すための穴が開いてるね。
上のアッパーカウルについてる奴(21)だけだとフロントフォーク周辺が開いてるので、この31が間を埋めてる感じかな。
21と31で合わせてアッパーカウル下の隙間全部埋めるぜって感じ。21と31で流れが途切れてないね。これ見るとわかりやすいね。
車両の図はフルカウルスーパースポーツ
GSX-RRに似てる
車両の図はスーパースポーツ系だよ。
こちらはGSX-R1000Rです。あんまり似てないね。カウルの分割は多少似てるかな。
レース活動60周年の20年シーズンに挑戦するスズキ | MotoGP™
お顔とかフロントフェンダーはGSX-RRに似ていますね。ウイングレットはついてないけど。
出願時期的にGSX-R1000R向けだと思う
スズキは2022年7月13日のリリースでMotoGP撤退を発表してるよ。詳しくはこちら。
今回の特許の出願時期は2021年12月です。個人的な感覚なんですけど、恐らくは2021年12月時点で既にMotoGP撤退は決まっていたのでは?なのでGSX-RR向けの特許じゃないと思う。たぶん。
それからGSX-RRってエンジンが結構前傾してるけど、特許の図のエンジンは普通です。なのでやっぱり市販車両向けかなーって。
新型GSX-R1000Rは出るって噂があるよ
2024年モデルとの噂
販売店さんで2023年に新型GSX-R1000Rが出ると聞いた方がいるよ。詳しくはこちら。
2023年発表の2024年モデルって事でしょうね。
とりあえずやってるってお話
東京モーターサイクルショーで新型GSX-R1000Rやってるってお話聞きました。詳しくはこちら。
いつ頃かは教えてもらえなかったよ。
そういう感じですんで、タイミング的に新型GSX-R1000R向けの特許かなーって思います。
恐らくは現行ベースのビッグマイナーチェンジだと思います。以前の特許見た感じだとエンジン改良はありそうです。フレームはそのままかな?
とりあえずはEICMA2023待ちですね。そこで発表なかったらEICMA2024かな。
2023年7月16日:GSX-S1000GTの奴の発展形っぽい
S1000GTでやってることの応用みたいな感じか
7月15日のコメントです。ありがとうございます。
ロアブラケットカバー
ステアリングステム下に整流板を配置し、風の巻き込みを軽減。ライダーへの負担を軽減するとともに、ハンドリングの
向上(安定性)にも貢献。
主要装備 | GSX-S1000GT | 二輪車 | スズキ
あ、今回の特許の物と似ていますね。というか基本的に同じものですね。
これこれ。似ては居ますが、別物ですね。
それからGSX-S1000GTは2021年9月22日発表ですが、今回の特許の出願は2021年12月です。なので特許の方があとです。
特許の内容とGSX-S1000GTの公式ページの解説見る限りは、今回の特許の物は発展形のようですね。ロアブラケットカバーとアッパーカウル下カウルの合せ技って感じですし。
そういう感じで既に市販モデルに採用してる装備の発展形ですので、新型GSX-R1000Rにも採用される可能性は高そう。