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直噴スーパーチャージャーなアフリカツインの特許

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直噴スーパーチャージャーなアフリカツインの特許

ホンダの直噴エンジンについては以前にアフリカツインベースで特許が出願されていましたし、スーパーチャージャーに関しても特許が出願されてました。

その辺考えると将来的に検討はしていると見て良さそう。そういう噂も聞くし。

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ホンダの過給器付きエンジンの特許その1

良好に過給機の動作を確保することができる過給機付き内燃機関を提供する。

2019年3月出願の特許です。

内燃機関31は、クランクシャフト36から動力を取り出す動力伝達機構37を含む機関本体32と、第1回転軸線Xf回りで回転し動力伝達機構37に接続される駆動羽根車97a、および、第1回転軸線Xfに平行な第2回転軸線Xs回りで回転し駆動羽根車97aに噛み合う従動羽根車97bを有し、容積の変化に応じて圧縮される空気を送り出す過給機83と、第1剛性を有し、機関本体32に過給機83の軸方向一端を結合する固定部材101と、第1剛性よりも小さい第2剛性を有し、機関本体32に過給機83の軸方向他端を結合する連結具105とを備える。

私はエンジン内部の話とかさっぱりわかりません。すみません。特開2020-165390ですので気になる方はご自身で確認してね。

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ホンダの過給器付きエンジンの特許その2

過給機の下流で圧力が解放される際に過給機に対して高い温度の空気の流入をできるだけ防止することができる過給機付き内燃機関を提供する。

2019年3月出願の特許です。

内燃機関31は、機関本体32に接続されて、エアクリーナーケース81a内に収容されるクリーナーエレメント88で外気を濾過し、燃焼室45に向かってエアクリーナーケース81aから流出する浄化空気を生成するエアクリーナー81と、エアクリーナーケース81aから燃焼室45に至る吸気通路91内に配置されて、燃焼室45に向かって吸気通路91内で浄化空気を圧縮する過給機83と、過給機83の下流から過給機83の上流に向かって浄化空気を逃すバイパス通路92内に配置されて、バイパス通路92を開閉するバイパス制御弁93とを備える。バイパス通路92の下流端はエアクリーナーケース81a内の空間に開口する。

こちらは特開2020-165391です。

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車両の図は…アフリカツインじゃい

上記2つの特許の車両の図はこちら…アフリカツインですね。

CRF1100Lとの比較GIF画像。似てるけど地味に違うね。

CRF1000Lとの比較GIF画像。あ、こっちですね。

特許の車両の図ですが、旧型のCRF1000Lアフリカツインベースで描かれています。

そういう感じでアフリカツインベースのスーパーチャージドエンジンの特許って感じなんですけど…

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ホンダの直噴エンジンの特許

シリンダーボアの壁面に対して噴射燃料の付着を低減することができる筒内噴射エンジンを提供する。

2019年3月出願の特許です。

筒内噴射エンジン31は、シリンダーブロック32bの座面44に重ねられるガスケット面46を有し、中央に向かうにつれてガスケット面46を含む仮想平面PLから遠ざかる天井面47でピストン42との間に燃焼室45を区画するシリンダーヘッド32cと、シリンダーヘッド32cの天井面47で並んで開口する2つの吸気ポート48と、シリンダーヘッド32cに取り付けられて、吸気ポート48の開口およびガスケット面46で挟まれる位置で燃焼室45に噴射口72aを臨ませる燃料噴射弁72とを備える。吸気ポート48は、仮想平面PLに沿って燃焼室45内に横向きに気流を導入する形状に形成される。

こちらは特開2020-165392です。

全然わからん私でもこれが直噴って事はわかる。72が燃料噴射弁です。

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車両の図がさっきのと似てる

車両の図がこちらなんですけど…さっきのと似てますね。

こちらはさっきの特許と今回の特許の比較GIF画像です。

あ、ベースの図が同じですね。スーパーチャージャー部分が足してあるだけ。

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ホンダは過去に直噴エンジンもスーパーチャージャーの特許も出願してる

こちら直噴系の特許です。車両の図はアフリカツインだったよ。

ちなみにこちらは結構昔に出願されてたVツイン直噴の特許です。

同じ車両の図でスーパーチャージドVツインの特許も出願されています。

つまりは直噴スーパーチャージドVツインエンジンって感じです。

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ホンダはアフリカツイン系ベースの直噴スーパーチャージドエンジンを将来的に出す気があるんだと思う

直噴+ポート噴射+スーパーチャージャーっぽい

2つ目のスーパーチャージャーの特許に…

前輪WFと後輪WRとの間で車体フレーム12には後輪WRに伝達される動力を生成する内燃機関(筒内噴射エンジン)31が搭載される。

との記載があります。筒内噴射は直噴のことだよ。

吸気ポート46には、燃料タンク15内のフィードポンプ(図示されず)に接続される燃料噴射弁48が取り付けられる。燃料噴射弁48は吸気ポート46に噴射口48aを臨ませる。

その特許の図だと燃料噴射弁48はポート噴射してます。図的にもそう。あ、両方やるんですかね。

直噴の方の燃料噴射弁は図示されていないようですが、こちらポート噴射も筒内噴射も両方やるタイプだと思われます。

そういえばカワサキもそういう形式のスーパーチャージドエンジンの特許出願してましたね。↑コレです。直噴+ポート噴射+スーパーチャージャーなので似たタイプですね。

ちなみにホンダの今回の特許のスーパーチャージャーってカワサキのH2系とは結構別物っぽい見た目してます。カワサキの奴より複雑に見えます。パイプが多い。

ダウンサイジングターボというかダウンサイジングスーパーチャージャー?

ホンダがダウンサイジングターボの研究をしているって噂があります。んで今回の特許ですが…

混合比のばらつきによる燃費やエミッション、出力の影響は防止される

こちら2つ目の特許に記載がありました。この場合のエミッションは排ガスの事を指してると思う。

タンブル流の形成は燃費および出力の向上に寄与することができる。

こうしてシリンダーボアの壁面に対して噴射燃料の付着はさらに低減されることができる。燃費および出力はさらに向上することができる。

タンブル流の巻き上げ効果は安定化することができる。燃費および出力はさらに向上することができる。

タンブル流Trの形成は燃費および出力の向上に寄与する。

こうしてシリンダーボア43の壁面に対して噴射燃料の付着はさらに低減される。燃費および出力はさらに向上する。

タンブル流の巻き上げ効果は安定化する。燃費および出力はさらに向上する。

こちらは3つ目の特許です。めっちゃ燃費気にしとる。

となるとカワサキのH2 SX系の様なバランス型というか、燃費も出力も両立しちゃうぞ系のスーパーチャージャーっぽいです。

ダウンサイジングターボの噂もありますし、こちら排気量は上げずにパワーと好燃費ゲット&排ガス規制突破するぜってタイプかなと思います。

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すぐには出ないと思います

今回の特許は図が詳細な方のパターンです。てきとうな図じゃない方。

しかしながら今回の特許はCRF1000Lの方のアフリカツインの図がベースで描かれています。もしもアフリカツインベースで出すならCRF1100Lベースになるはずですよね。まぁ出願時期は現行アフリカツインがまだ発表されてませんので当たり前ですが。

なので恐らくは今回の特許はそのまま出る系の特許じゃないと個人的には思います。現行アフリカツインも出たばかりですしね。

根拠のない個人的な予想ですが、恐らくはEURO6とかその辺りで出るのでは?

将来的にはホンダはリッターあたりで直噴スーチャのバイク出す可能性が高そうと見ていいかなと思います。結構昔から研究していてどんどんそれっぽくなってきているみたいですし。

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