ニュース

ホンダのバイク向け直噴エンジンの特許。図はアフリカツインだけども

  1. HOME >
  2. ニュース >

ホンダのバイク向け直噴エンジンの特許。図はアフリカツインだけども

車両の図はアフリカツインですので、やっぱり大型モデル向けの特許なんでしょうね。
tyoku (7)

広告

ホンダのバイク向け直噴エンジンの特許が以前にもあったよ

JPA-501119315_i_000003
こっちは以前にお伝えした方がですが、車両の図はCRF250Lでした。
nenpo (1)

”燃料ポンプ31は、シリンダーヘッド27に支持される吸気用カムシャフト42aの延長線上に配置されてカムシャフト42aから駆動力を受ける往復動式の燃料ポンプである。往復動式の燃料ポンプ31は高速回転のカムシャフト42aの駆動力に応じて高圧の燃料供給を実現する。したがって、燃料の燃焼室噴射(いわゆる直噴)は実現される。”

2本プラグがある謎のエンジン??って感じだったんすけど、直噴じゃね?ってご指摘あったので調べなおしたら直噴エンジンでした。
詳しくはこちらの記事でどうぞ。

流石にタイ生産の小排気量モデルで直噴は微妙じゃろって感じだったのですが、本命っぽいお方が車両の図で載ってる特許も出願されてました。

広告

今回の特許は過去の直噴の奴の改善パターン

今回の特許ですけど…

”従来、高圧燃料ポンプを備えた鞍乗り型車両として、例えば特許文献1に開示されるような内燃機関のシリンダ部に側方に位置して高圧燃料ポンプが配置されるものがある。”

koupopn (2)
こちらは特許文献1の車両の図。謎のマシン
koupopn (1)

”このような鞍乗り型車両では、高圧燃料ポンプの側面が覆われておらず、側方からの飛び石等の外乱から保護する必要がある。また、高圧燃料ポンプが、内燃機関のシリンダ部の側方に配置されているので、高圧燃料ポンプから燃料噴射装置まで燃料を送る高圧配管の保護や取りまわしが課題となる。さらに、高圧燃料ポンプがシリンダブロックの側方に配置され、シリンダブロックから熱を受けて燃料の気化が促進されてしまうという難点があった。”

上記の過去の特許の問題点を改善するぞってのが今回の特許の目的ですって。

”燃焼室内へ燃料を直接噴射する直噴式である”

ちなみに上記の過去の特許も直噴エンジンでした。2016年3月出願

広告

2018年2月出願の直噴エンジンの特許(今回の特許)

tyoku (7)

”側方の外乱から高圧燃料ポンプを保護し、高圧燃料ポンプから燃料噴射装置まで燃料を送る高圧配管の長さを短くし、高圧燃料ポンプがシリンダブロックから受ける熱を減少させて燃料の気化促進を防ぐ鞍乗り型車両を提供する。”

2018年2月出願の特許です。車両の図はモロに現行アフリカツインっすね。
tyoku (4)

”鞍乗り型車両は、車体フレーム2、燃料タンク11、内燃機関20と、燃料噴射装置46および高圧燃料ポンプ42とを備え、内燃機関20は起立した内燃機関であり、高圧燃料ポンプ42は、吸気側カムシャフト38および排気側カムシャフト39の一方により駆動され、吸気側カムシャフト38および排気側カムシャフト39の他方の側に後傾してヘッドカバー27の上面27aに取り付けられることにより、側方の外乱から高圧燃料ポンプを保護し、高圧燃料ポンプから燃料噴射装置まで燃料を送る高圧配管の長さを短くする。”

前回の特許だと燃料ポンプがヘッド横って感じでしたが、今回の特許はヘッド上って感じっすね。

…つーかDOHCじゃん。38が吸気カムシャフトで、39が排気カムシャフトっても記載ありますし。
tyoku (6)
図のフレームとエンジンは大体アフリカツインと同じです。微妙に違う点はあるけど。
41は低圧燃料ポンプ、42が高圧燃料ポンプです。

低圧用はタンク、高圧用はタンクとエンジンの間にあるって感じですね。コレだと飛び石が当たる心配ないですし、低圧用と高圧用の燃ポンの距離が近いっすね。

tyoku (3)

”燃料タンク11に貯留されている燃料は、内燃機関20の運転中に常に稼働されている低圧燃料ポンプ41により昇圧されて、低圧配管43を介して高圧燃料ポンプ42に送られる。”

低圧用はタンク内、高圧用はその下についてるって感じ。繋がってます。
ヘッドに高圧用のポンプついてる…見ないタイプですね。そりゃそうか。

私この辺全然わからんので、なして燃ポン2つあるの?って感じでしたが…

”高圧燃料ポンプ42のプランジャが、排気側カムシャフト39に従って回転する高圧燃料ポンプ駆動カム39b面に追従して、燃料流路42d内に出没するとともに、チェック弁が所定のタイミングで開閉することによって、高圧燃料ポンプ42は、低圧燃料ポンプ41から供給された低圧の燃料をさらに昇圧して高圧配管44に吐出する。高圧燃料ポンプ42は、排気側カムシャフト39により駆動される。高圧燃料ポンプ42により昇圧された燃料は、高圧配管44および燃料供給通路45aを介して燃料噴射弁46へ圧送され、燃料噴射弁46により燃焼室に噴霧される。”

へー低圧で送って、高圧の方で圧上げてるんすね。普通のバイクだと低圧の方しかないんでしょうね。

広告

ちゃんと直噴って書いてあるよ

tyoku (4)

”内燃機関20は、図1および図4に示されるように、燃焼室33に燃料が直接供給される直
噴式の燃料供給装置40が採用されている。”

や、まぁ特許の内容的に直噴ってわかりますけど、こういう感じで直噴って記載もあったよ。

広告

2020年モデルの新型CRF1100Lアフリカツイン向けじゃないと思うよ

アフリカツインは2020年モデルで新型のCRF1100Lアフリカツインになります。

 
ティーザー動画も公開されていますよ。

新型ちゃん、大体下記の通り。

  • 排気量は1,084ccに拡大
  • 馬力は約7PS上がる
  • スクリーンの高さ調節が可能
  • クルーズコントロール付きそう
  • 燃料タンク容量拡大
  • コーナリングライト付きそう
  • パニアとかサイドパイプ、スキッドプレートとかその辺周りの変更ありそう

基本的には現行ベースのEURO5対策なビッグマイナーチェンジって感じです。
詳しくはこちらでどうぞ。

現状、直噴化って情報は全く聞きません。
それに特許タイミング等的に考えて、2020年モデルの新型向けじゃないと思われます。
DOHC化するって話も全く聞いたことないですし。

ですんで、今年発表される2020年モデルのアフリカツイン向けの特許ではない可能性がかなり高いと思います。個人的には95%無いと思う。
直噴化っていうビッグニュース&DOHC化するのであれば、それっぽい情報や噂が現時点で多少は出てるはずですが、全くないよ。

大体そんな感じです。
色んなタイミングで特許が複数出願されてますんで、ホンダが直噴エンジンに結構力入れていると見て良さそう。

すぐには無いと思いますが4年内ぐらいにアフリカツインとかその辺ベースの直噴エンジンとか出てきそうですね。

広告

-ニュース

error: 選択出来ないようになってるよ