車両の図はアドレス110ですが、アドレス125向けの特許だと思うよ。
スズキの燃料タンクの特許
スズキの燃料タンクの特許その1
簡易な構造でユーザの利便性を向上させる。
2022年8月出願の特許です。
鞍乗型車両(1)には、燃料タンク(35)が設置されている。鞍乗型車両の後部構造は、燃料タンクの充填口(37)を囲む凹状ハウジング(41)と、燃料タンクの充填口を開閉する開閉カバー(42)と、を備えている。開閉カバーが閉状態でロックされ、ロック解除時に開閉カバーが自重によって開くことが可能である。
燃料タンク関連の特許だよ。
スズキの燃料タンクの特許その2
簡易な構造でユーザの利便性を向上させる。
2022年8月出願の特許です。
鞍乗型車両(1)には、シート下方に燃料タンク(35)が設置されている。鞍乗型車両の後部構造は、燃料タンクの後側で車両後方を照らす灯火器(31)と、燃料タンクの充填口を囲む凹状ハウジング(41)と、を備えている。凹状ハウジングの上方及び/又は側方に灯火器が位置付けられている。
こちらも燃料タンク関連の特許です。
どういう特許?テールに給油口あるやつ
テールに給油口あるタイプ
- 32:テールランプ
- 33:ウィンカー
- 36:燃料タンクキャップ
- 42:開閉カバー
こちらテールです。テールに給油口があるタイプですね。
カバーで隠れるよ
開閉カバー42はテールカバー24と一体感を持ったデザインで形成され、開閉カバー42が閉じられることで給油キャップ36の露出が抑えられて意匠性が向上される。
42の開閉カバーが燃料タンクキャップ部分についてるよ。つまりは燃料タンクキャップが隠れるってことですね。
現行アドレス125はテールに燃料タンクキャップがあるのですが、もろに露出してるタイプだよ。
サビとか水の混入とかその辺も防げますので、カバーは良いですね。あとデザイン的にもいいし。
自動で開くよ
本発明の一態様の鞍乗型車両の後部構造によれば、開閉カバーのロックが解除されることで、開閉カバーが自重によって自動的に開かれる。開閉カバーを自重で開くためのストロークの多い捩じりバネやダンパー等を用いた複雑な構造が不要になる。よって、簡易な構造でユーザの利便性を向上させることができる。
こちらは1つ目の特許の目的。燃料タンクカバーのロックを開くと、勝手にカバーが開いてくれるんですって。へー便利。
こぼしても影響受けにくいよ
本発明の一態様の鞍乗型車両の後部構造によれば、シート下方に燃料タンク又はバッテリが設置されても、凹状ハウジングの上方又は側方に灯火器が位置付けられて灯火器の視認性が低下することがない。また、シート下方に燃料タンクが設置されている場合に、燃料タンクの充填口の下方には灯火器が位置付けられない。このため、灯火器に燃料が付着し難くなって、灯火器の材料として燃料に耐性が高いものを選択したり、燃料から灯火器を保護するための部材を追加したりする必要がない。よって、簡易な構造でユーザの利便性を向上させることができる。
こちらは2つ目の特許の目的。
現行アドレス125は燃料タンクキャップの下にテールランプ等がありますので、ガソリンこぼしたら多分直撃するよ。レンズ痛むし、テールの塗装も痛むね。
今回の特許だと燃料タンクキャップはテールランプの下にありますので、こぼしてもテールランプにかかりませんし…
この通りに燃料タンクキャップ部分が奥まってますので、こぼしても車体のカウルに付着しないね。
たぶんこの奥まってる部分はガソリンに強い素材なりで構成されてるでしょうし、水抜き穴ならぬガソリン抜き穴とかもあると思うよ。
開閉カバー42の内面がキャップ置き場に利用されることで給油作業の作業性が向上される。
それから開閉カバーがタンクキャップおきになるんですって。これは地味にありがたいね。
新型アドレス125向けだと思われる
車両の図はアドレス110だが
車両の図はアドレス110ですかね。アドレス110の給油口はシート下にあるよ。
しかしながらこの通りにテールに給油口があるタイプのスクーターです。
現状日本のスズキだとテールに給油口があるのはアドレス125とアヴェニス125です。
なのでこのどちらか向けの特許だと思われます。ちなみにアヴェニス125はテール上ですので、特許とは給油口の位置が違うよ。アドレス125はほぼ同じ位置。
スパイショットが撮られている
新型アドレス125らしきモデルに関してはインドでスパイショットが撮られています。詳しくはこちら。
なので恐らくはこれ向けかなーって思ったのですが…
EXCLUSIVE: Upcoming Suzuki Access 125 Scooter Spied Testing || Price, Design, Features - YouTube
見た感じはウィンカーの間にストップランプがありますよね。
んでその上のカバーらしきものがある部分が給油口ですよね。めちゃくちゃテープ貼ってあるのでわかりにくいのですが。
なので今回の特許の様に、テールランプ下に給油口があるタイプではなく、現行アドレス125と同じくテールランプ上にあるタイプに見える。
カバーは採用されてる?
ただ見た感じ、テールランプ上の給油口部分が出っ張ってませんよね。
となると特許のような開閉式カバーに関しては採用されるのでは?それだけでも見た目は良くなりますし、ガソリンこぼしても奥まってる部分に垂れるからテールランプに付着しませんし。
アヴェニス125向けの可能性もある
恐らくは新型アドレス125向けだとは思いますが、アヴェニス125向けの可能性もありますね。
アヴェニス125は給油口がテール上でして…
新型アヴェニス125の純正キャリア、給油がどうなるか?と思っていましたがこんな感じでした。 pic.twitter.com/GT7j6DCEfI
— 藤田誠一@スズキバイクショップ・SBS八戸の社長です。🛵🏍 🛵🏍 (@sbshachinohe) February 18, 2023
リアキャリアが可倒式です。結構無理がある。なのでこの辺改善するためにも新たな給油口の位置になる可能性があるよ。
とはいえアヴェニス125はインド向けなので、日本ほどリアキャリアを前提としてないモデルだよ。なのでそのままの可能性も全然ある。
大体そんな感じです。
実際に採用される特許かは謎ですが結構現実的ですし、あると良さそうなのですぐにはかわかりませんが実用化される系だとは思う。
とりあえずは新型アドレス125とアヴェニス125の発表待ちって感じでしょうか。多分どっちかだと思うけど、日本に入ってきてない他のスクーター向けの可能性もあるよ。