EURO5+の内容からして、すぐに生産終了になる可能性は低そうです。たぶん3年は生き残ると思う。
現行SV650
平成32年規制モデル
こちらは2023年モデルのSV650です。かわいいね。
車体色・価格・諸元 | SV650 ABS | 二輪車 | スズキ
上記の通りに平成32年規制です。EURO5相当だよ
2022年モデルで適合
2022年モデルですけど…
こんな感じで触媒とかが変更されています。
EURO5(平成32年規制)適合しないつもりだった
私が説明員さんに聞いた話ですと、平成32年規制に適合する予定はなかったそうです。
なんで適合させたとかは聞けてないんですが、本来なら平成28年規制モデルのまま生産終了だったようです。
適合させないつもりだった理由ですけど…
新型ミドルパラツインシリーズが出た
GSX-8SとV-Strom800DE
2019年から出るってお話のあったスズキのニューモデル、GSX-8Sと
V-Strom800DEが2023年モデルで発表されました。
これらのオールニューパラツインのモデルがSV650/V-Strom650と入れ替わりになる予定だったそうです。
そういう話聞いてたので、個人的にもSV650シリーズは平成32年規制に適合せず生産終了すると思ってました。
スズキはSV系も続けるつもりっぽい
スズキのEICMA2022のプレゼンですけど…
Suzuki Press Conference | EICMA 2022 | Suzuki - YouTube
その中でSV650やV-Strom650も載ってます。
ちなみにヨーロッパでは2024年1月からEURO5+です。EURO5のSV650系はあと1年しか売れません。
上記の表に乗せるぐらいですので、スズキ的にはEURO5+以降もSV650系を続けるつもりなんだと思います。
SV650系はいつまで続く?たぶんしばらく
EURO5+は大体EURO5(平成32年規制)と同じ
OBDⅡの監視要件は、排出ガス発散防止装置が故障又は劣化したときに WMTCモードにより測定した排出ガス値が異常レベル(OBD 閾値)を超える可能性があるものについて監視・検知できることを規定します。これには、失火や触媒劣化の監視・検知を含みます。
こちらはEURO5+相当の日本の排ガス規制のお国の文書です。
基本的には平成32年規制と同じで、触媒の故障や劣化を監視・検知する機能が追加されるだけですね。そのため排ガスの値とかはそのままで良さげです。
とはいえ触媒の劣化や故障を監視・検知するためものが新たに必要になりますので、コストは結構上がると思います。
SV650はEURO5適合してるので恐らくいける
SV650やV-Strom650はEURO5(平成32年規制)に適合していますので、EURO5+に関しては適合出来ると思います。排ガスの値に関してはそのままでOKですので。
なので恐らくは2024年1月のEURO5+に適合すると思う。せっかくEURO5適合しましたしね。
EURO5+適合しなくてもしばらくは大丈夫
EURO5+に適合しない可能性もあります。可能性は低いと思うけど。その場合はヨーロッパでは2024年1月からは生産できなくなります。
しかしながら日本のEURO5+相当の排ガス規制に関しては、ヨーロッパとは時期が違います。
OBDⅡの監視要件のうち、触媒劣化については、新型車は令和6年 12 月(第二種原動機付自転車は令和7年 12 月)から、継続生産車は令和8年 11 月(第二種原動機付自転車は令和9年 11 月)から適用とします。
こちらEURO5+相当の日本の排ガス規制の開始時期です。
SV650は継続生産車です。なので令和8年11月、2026年11月までは現行の平成32年規制のまま生産が出来ます。
SV650はアメリカでも売ってますので、恐らくはEURO5+に適合しないとしても、2026年11月あたりまでは生産すると思うよ。なので3年無いぐらいの猶予がある。
GSX-R1000RやGSX-S750は平成28年規制のモデルなので生産終了しましたが、ギリギリまで生産してたっぽいです。なのでSV650に関してもそういうパターンになるのでは?
大体そんな感じです。
SV650良いですよね。タイムレスな普通のバイクって感じで。Vツインなのでそこは今では珍しい方ですが。
噂を聞いてた当初は新型ミドルパラツインと入れ替わりやろなーって思ってましたけど、そうならなくて良かったです。
とりあえずは2026年11月までは生産終了しないと思いますが、2024年1月のEURO5+のタイミングでヨーロッパに合わせて日本でも生産終了する可能性もあるっちゃあります。
個人的には可能性は低いと思いますが一応気をつけてね。