ヤマハの新型電動バイク向けっぽい特許です。フルフェイス入るのは良いですねぇ
ヤマハの新型電動バイク向けの特許
”バッテリの脱着に要する作業負担を軽減でき、且つ部品や装置のレイアウトの自由度を確保できる鞍乗型電動車両を提案する。”
”電動車両1は、シート6の下方に形成されている、第1バッテリ50Aが配置される第1収容スペースN1と、を有している。第1バッテリ50Aは、第1収容スペースN1に対して、車体の左右方向又は斜め左右方向において脱着可能である。車体の前後方向での第1バッテリ50AのサイズD1は、車体の上下方向での第1バッテリ50AのサイズD2よりも小さく、且つ、車体の左右方向での第1バッテリ50AのサイズD3よりも小さい。”
電動バイクバッテリーの収納とかその辺の特許だよ。
50Aと50Bがバッテリーです。XBOX360じゃないよ。
バッテリーはふたつ。一つは予備。
”図1に示すように、電動車両1は、電動モータ4aに供給する電力を蓄えているバッテリ50Aを有している。バッテリ50Aはシート6の下方に配置され、電動モータ4aに供給する電力を制御するモータ制御装置(具体的にはインバータ、不図示)に電気的に接続されている。電動車両1では、バッテリ50Aの後方にバッテリ50Bが配置されている。バッテリ50Bは、例えばモータ制御装置に接続されていない予備のバッテリであり、バッテリ50Aの電池残量がなくなったときにバッテリ50Aに替えて利用される。”
”なお、電動車両1は、必ずしもバッテリ50Bを有していなくてもよい。他の例では、バッテリ50Bは、バッテリ50Aと同様に、モータ制御装置に接続されて後輪3の駆動に利用されてもよい。”
50Aがメインのバッテリーで、50Bは予備のバッテリーみたいです。へー
バッテリーの図。あ、直で充電できるタイプだ。
- 54:給電コネクタ(車体につなぐ部分)
- 57:受電コネクタ(ここから充電する)
- 56:インジケーター(充電状況わかるやつ)
受電コネクタの端子ですけど、チャデモっぽくあるし、GBっぽくもありますね。どっちじゃろ。
このバッテリーですがGogoroでもないですし、ホンダの汎用バッテリーとも違います。
ヤマハの独自規格のものっぽいです。
チェーンないタイプ。インホイールモーターかな
”電動モータ4aは、例えば、この駆動ユニットケース4に内蔵される。電動モータ4aの配置は、電動車両1の例に限られない。例えば、電動モータ4aは車体フレーム20に固定されていてもよい。また、電動モータ4aは前輪2に設けられてもよい。”
図と説明的にはインホイールモーターですね。
e-vinoはギアリダクションっぽいけど、E02はどういうタイプか知らない…
引用元:E02|東京モーターショー2019 - イベント | ヤマハ発動機株式会社
ダイレクトドライブモーター…インホイールモーターって事なんでしょうけど、ギア介してるタイプか直の奴かは不明。
バッテリーは横から出すタイプ
こんな感じで横からバッテリー突っ込むタイプ。カウルどうなるんだろう。
取手53の位置に注目。今は上。
横からつっこんで…
回転して…
縦向きに収まってる。へーすごい。
取っ手53が上にあったのに、収納すると横に来てるからわかりやすいね。
コレのおかげでバッテリーの脱着作業の負荷軽減、バッテリーの小型化による空きスペースで第2バッテリー搭載可能、車体の構造の簡単化、フレーム構造の自由度確保とか、色々とメリットあるそうな。
2020年発表予定の新型電動スクーター向けの特許では
車両の図は中国ヤマハのJOG i125
車両コレですけど、現行でこういう見た目のスクーターは居ないような。
日本、台湾、インドネシア、インド、ヨーロッパなど見ましたけど、コレっぽいモデルはいませんでした。
電動バイクつーたら中国なのでついでに中国も調べたんすけど…
こちら中国のJOG i125です。あーなんとなし似てる。
引用元:巧格i | 踏板车 | YAMAHA摩托车
こちら横からの図。あ、これっすね。
重ねた図。大体一致。おう。
今回の特許の図はこのJOG i125をベースに描かれた見て良さそう。
となるとこの電動バイクは主に中国向けなのかな?
ヤマハは2020年に電動スクーターを発表予定
こちら東京モーターショー2019で展示された電動スクーターE02くん。
E02については2020年中に発表できるって感じでした。
なので今回の特許は恐らくはこのE02の市販モデル向けなのでは?
電動バイクについては内燃機関以上にプラットフォーム共有するでしょうし、恐らくは多くのモデルに使われると思います。
でもE02は横開きじゃないです。
それに横開きってコスト的にどうなんでしょうね。結構厳しそう。メットインから入れるほうが構造的には簡単よね。
ヤマハ独自のバッテリー(今回の特許の奴)とか、横開きのコンセプトモデルとか発表されてませんけど…
今回の特許の図って結構具体的というか、それっぽいんですよね。あと車両の図が中国のスクーターって点が生々しい。
個人的には恐らくは市販モデルで使われるのでは…って思います。6割ぐらい?根拠ないです。
2019年時点ではヤマハの電動スクーターは2020年発表ってお話でしたので、そろそろ何かしらありそう。
悩んでも答えは出ませんので、何も考えないで待ちましょ。