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新型GSX250R/V-STROM250向けの可変バルブ機構(VVT)の特許

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新型GSX250R/V-STROM250向けの可変バルブ機構(VVT)の特許

中国の2024年モデルが入ってこないってお話でしたが、この新型待ちってことかな?納得。

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スズキのエンジン関連の特許

可変バルブ機構の特許1

ロッカーアームの大型化を抑えると共に、部品同士の片当たりによる摩耗を抑える。

2022年9月出願の特許です。

可変動弁装置には、所定方向に離間した一対のカムハウジングと、一対のカムハウジングに支持されたロッカーシャフトと、ロッカーシャフトに支持された複数のロッカーアーム(51a、51b)と、ロッカーアーム(51b)のピン穴に設置された連結ピン(61)と、ロッカーアーム(51a)のピン穴に設置された戻しピン(62)と、連結ピンに戻しピンを押し込ませる押圧部材(63)と、戻しピンに連結ピンを押し戻させる反発部材(64)と、一対のカムハウジングに両持ち支持された上部ハウジング(70)と、が設けられている。上部ハウジングには、押圧部材が設置された第1の収容穴(82)と、反発部材が設置された第2の収容穴(83)と、が形成されている。

可変バルブ機構の特許だよ。

可変バルブ機構の特許2

エンジンの大型化を抑えると共に部品の共通化を図ることができる。

2022年9月出願の特許です。

シリンダヘッド(23)には、複数の気筒(29)が並んだ所定方向の中央にカムチェーン(31)が設置され、所定方向の両側壁を窪ませて点火プラグ(19)が設置されている。シリンダヘッドの可変動弁装置(40)には、所定方向に延びるロッカーシャフト(46)と、ロッカーシャフトに支持された複数のロッカーアーム(51a、51b)と、一方のロッカーアームのピン穴に設置された連結ピン(61)と、他方のロッカーアームのピン穴に設置された戻しピン(62)と、連結ピンに戻しピンを他方側に押し込ませる押圧部材(63)と、戻しピンに連結ピンを一方側に押し戻させる反発部材(64)と、が気筒毎に設けられている。連結ピン、戻しピン、押圧部材、反発部材が、平面視にて所定方向に対する直交方向で点火プラグから外れている。

可変バルブ機構の小型化とかそういう感じの特許だよ。

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可変バルブタイミングリフト機構っぽいよ

カム切り替えタイプ

シリンダヘッド23内には、カムシャフト41の後側に4つの吸気バルブ33(図3参照)が設置され、カムシャフト41の前側に4つの排気バルブ34が設置されている。吸気バルブ33は弁バネ35(図3参照)によって閉弁方向に押し付けられており、排気バルブ34は弁バネ36によって閉弁方向に押し付けられている。カムシャフト41の外周面には低速カム43、高速カム44、排気カム45(いずれも図3参照)が形成されている。各カム43-45はベース円の一部からカム山が突き出した板状に形成されている。低速カム43よりも高速カム44のバルブリフト量が大きくなるように、低速カム43よりも高速カム44のカム山が高くなっている。

低速カム、高速カム切り替えタイプです。位相は変わらなさそう、そういう記載がないので。

油圧

16ですけど、オイルコントロールバルブです。

こちらヘッドの図。ヘッド上にオイルコントロールバルブがついてる。

エンジン20の前方には、エンジン20の冷却水を放熱するラジエータ15が設置されている。シリンダヘッドカバー24の外面には、可変動弁装置40への油圧を制御するオイルコントロールバルブ16が設置されている。オイルコントロールバルブ16にはクランクケース21のメインギャラリから外部配管17を通じてオイルが供給されている。シリンダヘッド23及びシリンダヘッドカバー24の内側には動弁室が形成されている。動弁室には、油圧によって吸気バルブ33(図3参照)及び排気バルブ34(図3参照)のバルブ動作を変化させる可変動弁装置40(図3参照)が搭載されている。

油圧でカム切り替えするタイプです。大体各社そうですかね。

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GSX250RやV-STROM250向け

エンジンはGSX250R系

こちらエンジンの図です。あ、ふーん。

V-STROM250と重ねた図です。一致します。

そういう感じですので、GSX250RやV-STROM250向けってことですね。へー

4バルブになってる

こちらGSX250R系のエンジンです。SOHC2バルブだよ。

図2に示すように、エンジン20は4バルブの2気筒エンジンであり、2気筒の中間にカムチェーン31が設置されている。カムチェーン31はカムスプロケット32に巻き掛けられており、カムスプロケット32を挟んで左右の気筒毎に可変動弁装置40が設置されている。

あ、4バルブになってます。結構エンジン特性変わりそうですね。

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市販される系?たぶん

中国では新型が発表されてる

中国ではアシスト&スリッパークラッチのV-STROM250が発表されています。詳しくはこちら

GSX250Rに関してはアシスト&スリッパークラッチとLEDヘッドライトが採用されています。詳しくはこちら

2024年モデルの新型は日本で売らない

上記の中国の2024年モデルの新型ですが、日本に導入予定はないとのことです。詳しくはこちら

恐らくは特許の新型待ちでは?

上記の2024年モデルの新型が日本に入ってこないと聞いてなんでだろう…って感じでしたけど、恐らくは今回の特許の新型にモデルチェンジする予定があるから、日本にはそのタイミングで新型入れるからだと思う。

中国と比べて日本はあまり数が出ませんので、短期間しか売らないマイナーチェンジモデルを入れる余裕がないんだと思う。排ガス規制的には今のところはしばらく現行のままで売れますしね。

いつ日本で売る?2026年モデルでは?

現行GSX250RとV-STROM250はEURO5相当の排ガス規制です。

2026年11月からは継続生産車に関してもEURO5+に適合する必要があります。

今回の特許はEURO5+に適合するための可変バルブ機構なんだと思いますので、2026年11月前後にマイナーチェンジすると思うよ。またはそれより結構早めか。

大体そんな感じです。

スズキは開発してても市販しないことというか、中止になることが他社より多いメーカーだそうです。なので今回の特許のエンジンも実際に市販されない可能性はあります。

つまりは日本でのGSX250RやV-STROM250が現行モデルで生産終了される可能性もあるよ。250ccはインド等でも売ってるジクサー250系の油冷単気筒がありますしね。

とはいえこういう特許を出願してくれてますので、それなりに期待しても良いとは思う。個人的には現状半々ぐらいで見てる。

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