ニュース

新型トリシティ300(Tricity 300)はIMU&モーターで自立しそう

  1. HOME >
  2. ニュース >

新型トリシティ300(Tricity 300)はIMU&モーターで自立しそう

スタンディングアシストはリコール等ありましたが、新型では別物になっちゃうのかな?

広告

ヤマハの3輪関係の特許

車両の前方部分の大型化および複雑化を抑えながら、車体フレームの傾斜角度の制御が可能なリーン車両を提供する。

2021年9月30日出願の特許です。

リーン車両1は、車体フレーム10に支持されたリンク機構20と、リンク機構に支持された左前輪3Lおよび右前輪と、IMU6とを備える。リンク機構は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持された上アーム21および下アーム22と、上アームおよび下アームに回転可能に支持された左サイド部材および右サイド部材とを有する。IMUは、上アームの上端よりも下方、下アームの下端よりも上方、左サイド部材の左端よりも右方、右サイド部材の右端よりも左方、および、シートの前端よりも後方に配置されている。リーン車両は、上アームおよび下アームを回転させるアクチュエータと、IMUから信号を受けてアクチュエータを制御する制御装置とを備える。

左前輪、右前輪とありますので、3輪向けの特許ですね。

車両の図はトリシティ300

特許の車両の図はトリシティ300です。

特許の内容的にも、トリシティ300、または他のLMWモデル向けって感じですね。

広告

スタンディングアシスト機能はリコールされてる

スタンディングアシストって何

車体の傾きを制限し、自立をサポートするスタンディングアシストをヤマハモーターサイクル市販モデルとして初採用しました。一定の条件を満たした状態※1でライダーのスイッチオン操作により、パラレログラムリンク上部アームに装備した専用キャリパーが作動。オンでスタンディングアシストディスクが固定され、車体の傾きを抑えます※2。

特長紹介:トリシティ300 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機

LMW機構の真ん中にキャリパーとディスクがついてて、ボタン押したらブレーキみたいな感じで姿勢が固定されるって感じすかね。結構アナログというか、シンプルな感じ?

リコール

スタンディングアシストにおいて、ディスク表面の加工方法が不適切なため、発進時に当該アシストの解除操作をしても、キャリパーのパッドがディスクに吸着し、自立の補助が維持されることがある。そのため、最悪の場合、カーブ等で車両を傾けられず転倒するおそれがある。

TRICITY 300に関する改善対策について - 重要なお知らせ | ヤマハ発動機株式会社

スタンディングアシスト機能ですが、リコールされてる。2022年3月9日

■改善措置の内容

暫定対策として、使用者にスタンディングアシストの使用停止を要請する。

また、恒久対策が決定し次第、改めて措置を実施する。

商品情報詳細|リコール情報サイト|消費者庁

その後使わんといてって告知されてる。2022年5月23日

スタンディングアシストにおいて、キャリパーのパッドの硬度及びディスクの表面の粗さが不適切なため、スタンディングアシストの解除操作をしてもパッドがディスクに密着したまま離れず、自立の補助が維持される場合がある。そのため、最悪の場合、カーブ等で車両を傾けられず転倒するおそれがある。

TRICITY 300に関する改善対策について - 重要なお知らせ | ヤマハ発動機株式会社

再度リコールあるよ。

(備考)改善対策対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれています。
スタンディングアシストが解除されない不具合について、令和4年3月8日付け「届出番号640」で改善対策の届出を行った。しかしながら、措置後においても同様の不具合が発生したため、原因が判明しないものの、暫定措置としてスタンディングアシストの使用停止を要請することにより、令和4年5月23日付け「届出番号648」にて届出を行った。その後、原因が判明し、恒久対策が決定したため、今回再度届出するものである。

TRICITY 300に関する改善対策について - 重要なお知らせ | ヤマハ発動機株式会社

経緯はこんな感じ。わかりやすい説明。

そういう感じで、現行のスタンディングアシストは結構難しいというか、色々と大変だったようです。お疲れ様でした。

広告

新型スタンディングアシストはアクチュエーター制御

自立制御は、リーン車両1が例えば信号待ちで停止しているときに、車体フレーム10を直立した状態に維持する制御である。例えば、リーン車両1が停止しているときに乗員が左方に体重をかけると、車体フレーム10には左方に傾くような力が加わる。そのため、車体フレーム10は左方に傾く。制御装置36は、IMU6からの信号に基づき、車体フレーム10の傾きを検出する。制御装置36は、車体フレーム10の傾きを検出すると、その傾きを無くすようにアクチュエータ31を制御する。詳しくは、制御装置36は、車体フレーム10のロール角が零となるように、モータ33を制御する。シート5に座った乗員は、停止しているときに、両脚でリーン車両1を直立した状態に保つ。ロール角制御装置30がこのような自立制御を実行することにより、シート5に座った乗員は、停止しているときに、より軽い力でリーン車両1を直立した状態に保つことができる。

上記の通りにIMUで傾きを計測して、アクチュエーターで車体を直立に保ってくれるよ。へーすごい。未来のバイク感あるね。

多少揺らしても大丈夫なんでしょうけど、凄い勢いで揺らすとどうなるんだろう。それと極低速時とかの制御が難しそう。

現行モデルはIMU採用してなかったと思いますし、キャリパーで固定するタイプです。なので別物の機能ですね。

大体そんな感じです。

実際に市販モデルに採用される特許かはわかりませんが、内容的に新型トリシティ300に採用される可能性は結構高いと思う。または新たなLMWモデルとかでしょうか。

IMUついてるし、アクチュエーター制御等してますので、ある程度高額なモデルに使われると思う。125クラスには無さそう。

現行トリシティ300のスタンディングアシストはリコール入ってますし、転倒したって話を結構見ましたので、一新される可能性はそれなりに高いと思うよ。

広告

-ニュース
-, , , , ,

error: 選択出来ないようになってるよ