ホンダがスポーツDCTっぽい特許を出願してます。以前に噂ありましたし、2気筒なのでホーネット向けでしょうね。
→新型V4向けっぽい。
ホンダの変速系の特許
装置全体の構成を簡易にした上で、シフター部材の軸方向移動に引っ掛かりが生じた場合にも、シフトフォークに強い負荷がかかり続けることを抑えることができる、車両の変速装置を提供する。
2020年9月出願の特許です。
ECU24は、アクチュエータ41の駆動によりシフトドラム31を第一の方向に回転させ、シフトフォーク33の係合突部33a1の軸方向位置を、変速前の第一変速段に対応する第一軸方向位置から、変速後の第二変速段に対応する第二軸方向位置まで変化させとともに、前記アクチュエータ41の駆動により、前記第二変速段を維持する範囲で、前記シフトドラム31を前記第一の方向とは逆の第二の方向に規定角度だけ回転させ、前記シフトフォーク33の係合突部33a1の軸方向位置を、前記第二軸方向位置よりも前記第一軸方向位置側に規定量だけ戻す。
あ、DCT向けっぽい特許ですね。
シフトドラムダイレクトドライブシステム?
アクチュエータの駆動によりシフト動作を行う自動変速機においては、変速速度や変速精度の向上、ならびにシステムコストの低減を図るために、以下の構成が検討されている。すなわち、アクチュエータが上記手動変速機の構成を介さず直接的にシフトドラムを駆動させるシステム(シフトドラムダイレクトドライブシステム)の採用が検討されている。このシステムによれば、より高いスポーツ性能とイージードライブの両立が期待される。
シフトドラムを用いる変速機の変速時には、シフトドラムの駆動によりシフトフォークが軸方向移動し、変速機のシフターギヤ(シフター部材)が軸方向移動して変速段を切り替える。シフトフォークは、シフトドラムの外周に形成されたガイド溝に係合し、ガイド溝のパターンに応じて軸方向移動する。シフターギヤは、移動先にある軸方向移動不能な固定ギヤに対して凹凸嵌合する。シフターギヤおよび固定ギヤの一方は、軸方向に突出する凸部としてのドグを備え、シフターギヤおよび固定ギヤの他方は、ドグを軸方向で挿入および離脱可能な凹部としてのスロットを備えている。
このような変速機に対し、アクチュエータで直接的にシフトドラムを駆動させる上記システムでは、以下の課題が考えられる。すなわち、ドグおよびスロットに相対トルクが作用している場合には、これらのトルク受け面に摩擦力が生じることから、シフターギヤの軸方向移動が終了位置の手前で停止することが考えられる。シフターギヤの軸方向移動が完全に終了しなくても、移動未達分が少量であれば、シフターギヤおよび固定ギヤ間のトルク伝達に必要な嵌合代(かみ合い代)は確保される。しかし、アクチュエータは、シフトドラムの回動角度が目標値に達するまで作動し続けようとするので、その結果、シフトフォークに強い負荷が作用し続けることが考えられる。また、アクチュエータの駆動を制限する制御を行うために専用のセンサや制御を設けると、装置全体の構成が複雑化してしまう。
そこで本発明は、装置全体の構成を簡易にした上で、シフター部材の軸方向移動に引っ掛かりが生じた場合にも、シフトフォークに強い負荷がかかり続けることを抑えることができる、車両の変速装置を提供することを目的とする。
アクチュエーターで直でシフトドラムを駆動させるそうです。私この辺の仕組みがさっぱりなのでよくわかんない…すみません。
パラツインのDCTエンジンっぽい
多気筒エンジン
エンジン1は、クランクシャフト11の回転中心軸線C1を車幅方向(左右方向)に沿わせた複数気筒エンジンである。
見た感じはパラツインエンジンですね。あとなんか見覚えある部分が…
DCT系
ミッションケース20内には、ツインクラッチ式変速機21M及びチェンジ機構22が収容される。ツインクラッチ式変速機21Mは、ツインクラッチ21とトランスミッション26とを組み合わせて構成される。
内外シャフト12a,12bの外周には、変速ギヤ群35における六速分の駆動ギヤ36a~36fが振り分けて配置される。外シャフト12bには、変速ギヤ群35における偶数変速段(二速、四速、六速)に対応する駆動ギヤ36b,36d,36fが、左側から四速用、六速用、二速用の順に支持される。内シャフト12aには、変速ギヤ群35における奇数変速段(一側、三速、五速)に対応する駆動ギヤ36a,36c,36eが、左側から一側用、五速用、三速用の順に支持される。
あ、ツインクラッチって事はDCTって事ですな。それから…
こちら初期のDCTの図です。この辺は今回の特許と似てますで。大体同じに見える。
そういう感じなので、今回の特許はDCTの発展形の特許って感じですかね?
スポーツDCTの噂がある
より高いスポーツ性能とイージードライブの両立が期待される
今回の特許の発明が解決しようとする課題なる部分にこういう記載があります。よりスポーツ向けなDCTって事になるのかな?
んで、ホンダが新型のスポーツDCTを開発しているとの噂があります。
たぶん今回の特許はこの噂のスポーツDCT向けなのかなーって思います。
たぶんHornet向けだと思う
コンセプトモデルが公開されているHornetですが、こちらはオールニューの2気筒です。パラツインね。
今回の特許もパラツインの様ですし、オールニューエンジンなのでこういう新しい技術載せるのにちょうどいいですしね。以前のスポーツDCTの記事でもそういう事書いてますね。
ちなみにHornetだけではなく、アドベンチャーのトランザルプの噂もありますし
スクランブラーモデルの噂もあります。恐らくはこの3車種はMTとDCTの両方がラインアップされると思います。
大体そんな感じです。
Hornetに関しては恐らくは今年中に発表されると思います。なのでこのスポーツDCTも同時に発表されるでしょうね。
ホンダのオールニューモデルなので凄い奴出そうですね…既にNCがいますので、恐らくはスポーツよりなエンジンでしょうし。つよそう。
2022年4月18日23時ぐらい:V4向けっぽい
ご指摘いただいた
位相クランクピンのV4エンジンでは?
4月18日のコメントです。
コンロッドが4本、カムチェーンも
2本ありますね。
VFR1200Fのエンジンでは?
4月18日のコメントです。
お二方、ご指摘ありがとうございます。
確かにV4っぽい
5aがコネクティングロッド(コンロッド)なんですけど、赤丸の部分を見るとわかるのですが、確かにもう1本ありそう。省略してあるっぽいのですが。
18は”クランクシャフト11とカムシャフトとを連結する伝動機構”と記載がありますのでカムチェーンですね。
18と書いてある方はチェーンが図示してあります。青丸の部分見るとわかりますがその右側の所はチェーンはありませんが、チェーン受けっぽいものは書いてありますね。
なので仰る通りにカムチェーンが2本あるって事になりそう。こちらも省略してあるのかな?
同じ日にV4の特許が出願されている
こちら同じに出願されているロッカーアーム関連の特許なんですけど…
図1は、鞍乗型車両の一例として、V型多気筒のエンジンを含むパワーユニット10を搭載した自動二輪車1を示す。
とあります。見た感じV4のスーパースポーツですよね。リアフェンダーとかウィンカーとかタンデムステップついてますのでたぶん市販車向けっぽいです。
それからDOHCですので、どちらかといえばVFR800系でしょうか。または新型エンジン。1200系はSOHCです。
そういう感じですので、どうも今回の特許はV型4気筒向けの特許の可能性の方が高そうです。たぶん当初の私の解釈は間違いです。すみません。
新型V型エンジンの噂はある
新型VFRの噂はあります。
V型3気筒エンジンの噂もあります。
ちなみにずいぶん前に噂のあったVFR1000的なモデルに関しては、実際にやってたらしいですが中止になっています。
ロッカーアーム関連の特許の方の車両の図は見た感じスーパースポーツっぽいので、もしかしたらVFR1000的なモデルが再開してるって可能性はあるのかも。
ただ車両の図はカモフラージュでてきとうな図つかうこともありますので、期待しすぎるのも良くないと思う。