スクーター型じゃなくてモーターサイクル型の電動バイクです。そろそろ出そうなタイミングですよね。
ホンダの電動バイク関連の特許
ホンダの電動バイクの特許1
スリム化を図った電動車両を提供する。
2023年11月出願の特許です。
本開示に係る電動車両10は、バッテリ54から供給される電力を用いて駆動される電動車両であって、バッテリが着脱される端子部50と、バッテリが装着される部位よりも下方に位置し、端子部を介してバッテリから出力される電力を用いて動作するモータ52と、を備え、電動車両の側面視において、端子部とモータとがオーバラップする、電動車両である。
電動バイク向けの特許ですね。それからモーターサイクル型ですね。スクーターじゃない。
ホンダの電動バイクの特許2
スリム化を図った電動車両を提供する。
2023年11月出願の特許です。
本開示に係る電動車両10は、操舵軸30が設けられるヘッドパイプ24と、ヘッドパイプから下方に向かって斜め後方に延びるダウンフレーム42と、ダウンフレームの延在方向に沿うように備えられる長尺状のバッテリ54と、バッテリよりも下方に位置し、バッテリから出力される電力を用いて動作するモータ52と、を備え、バッテリの長手方向に沿ったバッテリの中心線LCと、モータに備えられるステータ62またはロータ63とが側面視においてオーバラップする、電動車両である。
同じ車両向けの特許です。
ホンダの電動バイクの特許3
蓄電池の後方に制御装置を配置する鞍乗り型電動車両において、バッテリの保護性を高めつつ制御装置の冷却性を確保する。
2023年11月出願の特許です。
車両駆動用のモータ50へ供給する電力を蓄えるバッテリセット100と、バッテリセット100を収容する収容空間K1を車両前方側から覆う前方カバー部61と、バッテリセット100の後方に配置され、モータ50への電力供給を制御するPCU130と、を備える電動二輪車1において、前方カバー部61は、収容空間K1の一部を車両前方側に露出させる開口部(切り欠き66)を備え、PCU130は、前方カバー部61の前面視において、切り欠き66と少なくとも一部が重なる。
こちらも同じ車両向けの特許のようです。
どんな電動バイクじゃい
車両の図はShine100
こちら3つ目の特許の車両の図です。
モーターサイクル型の電動バイクですね。でもなんか見覚えあるね。
こちらインドホンダのShine100です。あ、コレですね。特許の車両の図はShine100ベースで描かれています。
実際に特許の図で市販することはなく、恐らくはカモフラージュというか、とりあえずでShine100が使われてるだけだと思います。
特に意味はないけど、恐らくは125ccクラスのモデルで、インド向けがメインって事からShine100が使われているんだと思う。実際最近の電動バイクってインド向け125ccクラスが多いし。
モバイルパワーパック横並べ
こちら正面から見た図です。
541は第1バッテリー、542は第2バッテリーです。
こちらモバイルパワーパックですね。ホンダの脱着式バッリーの電動バイクに採用されてる共通バッテリー。
こちらも正面から見た図。フロントフォークとかホイールが書いてない図。
42のカバー類が付いてますね。
カバー類を外してる図。
こんな感じでバッテリーが横に2つ搭載されてます。
ちな下から見た図。意外とスリムですかね。その辺配置を工夫してるそうですので。
チェーンドライブ
ロアカバーの左後方には、チェーン式伝動機構34のフロントスプロケット周辺を覆うスプロケットカバー47が備えられている。スプロケットカバー47の後方には、チェーン式伝動機構34のドライブチェーンを収容するチェーンケース48が配置されている。チェーンケース48の前端部は、スプロケットカバー47の後部に後方から差し込まれるように配置されている。これにより、チェーンケース48の前端開口部がスプロケットカバー47に覆われ、チェーン式伝動機構34の駆動による騒音が抑えられている。
チェーンドライブです。
市販関係あるの?あると思う
ツインショックだけど?
流石にツインショックの電動バイクは出ないと思いますけど…
実施形態では、左右一対のリヤクッション32がスイングアーム30とシートレール24との間に設けられる構成を例示するが、この構成に限らない。例えば、リヤクッション32が車幅方向内側に単一に設けられたり、スイングアーム又は車体フレーム5にリンク機構を介して連結されたりする等、他の構成であってもよい。
お約束の文言とも言えますけど、ツインショックじゃなくていいよって書いてます。
市販モデルが出るとしても、恐らくはモノショックとかになると思います。
冷却とか保護とかの特許なので
蓄電池の後方に制御装置を配置する鞍乗り型電動車両において、バッテリの保護性を高めつつ制御装置の冷却性を確保する。
今回の特許の課題が上記の通りです。
モーターサイクル型の電動バイクにおけるバッテリーの保護とか冷却とかの特許ですんで、モーターサイクル型の電動バイクを検討しると見ていいと思う。
上記の通りに部品の配置とかもしっかりと考えてあるようですし。とはいえまんま上記の形にはならないと思いますが。
恐らくは多少未来っぽいいわゆる電動バイクっぽいデザインになるでしょうし、モノショックにもなると思う。
どんなクラス?
さっきも言いましたけど、車両の図がShine100です。
そのため100cc(125cc)クラスの車両で、インド向けがメインだと思われます。
ちなみにCUV e:は110ccクラスとホンダが言ってます。
なので今回の特許のモデルも100ccとか110ccクラスなのかもしれませんね。
大体そんな感じです。
ホンダはインド向けでACTIVA e:なるモデルを発表しています。詳しくはこちら。インド専用モデルです。
日本ではCUV e:が販売されますね。詳しくはこちら。
そういう感じで125ccクラス(110ccクラス)の電動バイクをホンダは市販してきてます。
中国向けにはE-VOなるモーターサイクル型の電動バイクも発表しています。詳しくはこちら。こちら固定式バッテリーですね。出力的に250ccクラスでしょうか?装備的には大型相当ですが。中国専用モデルです。
今のところ125ccクラスですとスクーターのみですので、そろそろモーターサイクル型に関しても市販するのでは?ホンダは電動バイクいっぱい出すって言ってますし、カワサキはすでに出してますし。