中国ホンダが電動バイクのE-VOを発表しました。スペックや装備的に大型相当の電動バイクかな。
2025年モデルのE-VOの画像
2025年モデルのE-VOのカラーラインアップ
ブラック
ホワイト
2025年モデルのE-VOの画像
中国ホンダが発表した電動バイクです。
ご覧の通りにでかいよ。スペックや装備的にも大型バイク相当の様です。変速は出来ないタイプですね。
2025年モデルのE-VOのスペック
E-VO デュアルバッテリーのスペック
全長:1,996mm
全幅:755mm
全高:1,057mm
ホイールベース:1,380mm
シート高:765mm
重量:143kg
最低地上高:186mm
最大出力:15.3kW
航続距離(WMTC):120km
最高速:110km/h
バッテリー:リチウムイオン
バッテリー電圧:74V
バッテリー容量:56Ah
充電時間(家庭用、20-80%):1.5時間
充電時間(スタンド、20-80%):1時間
フロントサスペンション:倒立
リアサスペンション:モノショック
フロントブレーキ:ディスク
リアブレーキ:ディスク
E-VO トリプルバッテリーのスペック
- 車両重量:156kg
- 最大出力:15.8kW
- バッテリー容量:84Ah
- 航続距離(WMTC):170km
- 最高速:120km/h
- 0-50km/h:2.8秒
おーいい感じのスペックですね。最高速120km/hあって、航続距離170kmあれば十分だと思う。しかも156kgと結構軽量です。
2025年モデルのE-VOの装備
E-VOのモーター
- 高出力ミッドマウントフラットワイヤーモーター
- 最大出力15.8kW、最高回転数10,000rpm
- 独自トルク制御技術のパワーコントロールユニット
- コンチネンタル製ドライブベルト
モーターはスイングアームにあるタイプではなく、車体中央にあるタイプです。
ベルトドライブですね。
15.8kWですので21.5PSぐらいですね。
21.5PSだけ見ますと250ccとかそんぐらいやんって思いますが、電動バイクの馬力はあんまりあてになりませんし。
E-VOのバッテリー
- 三元系リチウムイオンバッテリー:1,500回完全充放電しても最大容量は85%超を維持
- 1800W急速充電:1時間充電で50km走れる
- 3400W自動車用急速充電対応:1時間充電で80km走れる
- 回生ブレーキ
- バッテリーは熱暴走が起こったとしても、発火や爆発はしない
トリプルバッテリーのグレードはバッテリーが3つ付いてます。こんな感じで。
ダブルだとこんな感じすね。
バッテリーの安全性は高いし、車体の耐久性のテストもしっかりしてるようです。
航続距離はトリプルバッテリーで170km、ダブルバッテリーで120kmです。結構長い。
自動車用の急速充電器もつかえるそうで。
E-VOの電子制御
- ライディングモード:エコ/ノーマル/スポーツ
- サンダーボルトモード:ブースト的な機能っぽい
- トラクションコントロール
- 2chABS
- リバースモード
- ヒルホールドコントロール的な機能?
- 押し歩きする時の補助機能?
- クルーズコントロール?
トラコンや2chABSも採用しています。IMUはないタイプですね。
補助機能っぽいのが複数ありますが、中国語よくわからないので詳細はよくわからない。
それから特に記載はありませんが、恐らくはクルーズコントロールがありそうです。ボタンにそういうマークあるので。
E-VOの車体
- アルミ鍛造フレーム
- アルミ鋳造スイングアーム
- 5段階位置調整可能なブレーキレバー
- タンク上携帯電話用コンパートメント:スマホの部屋
- フレーム、サスペンション、その他コアコンポーネントの100万回以上の振動耐久テストしてる
フレームはアルミ鍛造です。すげー
その他部分も大体アルミです。
バイクでいうタンク部分にスマートフォン収納スペースがあります。
その上の部分の左側にNFCのタッチ部分、右にサブモニターがありますね。
E-VOの電子機器1
- LED灯火器類
- LEDヘッドライト:4万5,000CD
- アダプティブヘッドライト?
- 7インチフルカラー液晶メーター&サブのフルカラー液晶メーター
- 全画面ナビゲーション対応
- サイドスタンドインターロック
- 照明付きハンドルスイッチのコントロールノブ
- USB A電源
- USB C電源
丸目ヘッドライトでテールランプはCB1000Rとかと似た感じですが別物です。
オートハイビーム的な機能もあるようです。アダプティブヘッドライト的な。
7インチフルカラー液晶メーターです。全画面ナビも対応です。
E-VOの電子機器2
- TPMS
- 前後ドライブレコーダー:1080P
- リアビューモニタ:ボタン押したり、リバースモード時はメーターにリアカメラの映像が映る
- DJIアクションカム連携機能
- NFCキー、Bluetooth解錠、アプリリモートロック
- アプリで車両の状態確認可能
前後ドライブレコーダー搭載です。
リアビューモニタ的な機能もあります。すごいね。
DJIのアクションカムと連携機能もあります。
NFCキーやスマートフォンでの解錠等もできます。
2025年モデルのE-VOの価格
2025年モデルのE-VOの価格
- デュアルバッテリー:2万9,999元(約60万2,200円)
- トリプルバッテリー:3万6,999元(約74万2,700円)
日本円に換算すると結構現実的な価格です。
とはいえ中国現地価格ですので、日本で売ったとしてもこんなに安くなることはまずないよ。
ついでに他のモデルの価格
- U-GO( em1 e:の中国仕様):7,999元
- PCX160:1万9,999元
- リード125:1万6,800元
あ、E-VOって結構安いのでは?
トリプルバッテリーモデルは大体PCX160とリード125を足したぐらいの価格ですが、日本だと80万3,000円ですね。あーでも関税とかでPCX160やリード125は割高なのかな。
U-GO約4.6個分がトリプルバッテリーモデルの価格ですが、em1 e:が約4.6個だと約148万600円です。U-GOは日本のem1 e:とだいぶ違うので参考にならないかも。
まぁそういう感じでして、現地中国でのE-VOの価格はそんなに高くはないみたい。
日本で売ったとして、150万円ぐらいだとしても結構普通にいい感じな価格な気もする。航続距離長いし、電子機器盛々だし。
日本で売る?売らないと思う
日本とかヨーロッパでリリース出てない
中国では数日前に発表されていますが、現時点ではヨーロッパや日本でリリースなり出てないみたいです。
ですので恐らくは日本で売る気がないモデルだと思う。
中国は独自モデルが多いので
2023年にはHonda Cub e:、Dax e:、ZOOMER e:等発表されてますが、こちらも日本には入ってきませんでした。
中国の法規(EBなるモペット未満)に合わせたモデルですので、まぁそりゃそうって感じですけども。
その他中国ホンダでは電動バイクとか複数出てるのですが、それらは日本に入ってきてません。なので今回のE-VOもそうだと思う。
EV Fun Conceptとかいるし…
コンセプトモデルとしてEV Fun Conceptなるモデルが発表されています。詳しくはこちら。
こちら2025年に市販予定のモデルです。今年じゃん。
EV Fun ConceptとE-VOだと結構キャラ被りしそうなので、グローバル市場向けはEV Fun Conceptの市販モデルになるのでは?
大体そんな感じです。
固定式バッテリーのモデルなら結構いい感じのスペックになるんですね。
航続距離170kmあって、最高速120km/hあれば十分な気がする。車重も軽いし。
EV Fun Conceptもそんな感じのスペックになるんでしょうか?価格次第では結構人気出そうな気もするけどどうなんだろう。