デイタイムランニングライトが日本でも解禁されることになりました。
それとポジションとリフレクターは義務化になります。こちらは猶予があるよ。
以前にお伝えした灯火機類の基準の統一の一貫ですね。
中間走行灯(デイタイムランニングライト)が日本でも解禁
他の交通からの被視認性の向上のため、二輪自動車には、「二輪自動車等の灯火器等の取り付けに係る協定規則(UN-R53)」の要件に適合する昼間走行灯(DRL)を備えることができることとし、また車幅灯及び側方反射器を備えなければならないこととします。
改正時期(予定)
令和2年9月下旬
全文は国土交通省のPDFでどうぞ。
そういう感じでして、ヨーロッパでは既に採用されていたデイタイムランニングライトが日本でも解禁されるようです。
灯火機類の世界的な基準の統一があるってお話でしたけど、それの一貫でしょうね。ヨーロッパに合わせる形なんだと思います。
んで、この辺もその一環なんでしょうけど、車幅灯と側方反射器が義務化されます。ポジションとリフレクターですね。
車幅灯と側方反射器が義務化
ありがたい事に、お国がわかりやすいスライドを準備してくれてるよ。ちなみにすれ違い用前照灯はロービームね。
驚いた事があるんですが…
前照灯とDRLは同時には点灯しないこと。
だそうです。えぇ…なんかあんまり意味ないような。省電力化ぐらいですかね。またはかっこよさぐらいかしら。
上記の状態はポジションランプ(わっか)とヘッドライト(目の中)が光ってる状態ですけど、このわっかがDRLであるなら上記の状態はダメになります。
アフリカツインのわっかがDRLになるのであれば、わっかと目の両方が光るとダメです。どっちか。
ちなみにポジションランプとDRLの大きな違いは明るさですかね。日本だとポジションランプの明るさは基準値以下じゃないとダメです。DRLはそれより明るい。
車幅灯はポジションランプの事です。上記はホンダ車でよくあるウィンカー兼用タイプ。ウィンカーが点滅してるんじゃなくて左右常時点灯してるやつ。いいよね、コレ。
ちなみに最新モデル?なCT125は前後にリフレクターついてますね。灯火機類全部が新基準を満たしてるのかな?
んでこれらですけど…
- 原付一種:令和7年(2025年)6月以降の新型車
- 原付二種以上:令和5年(2023年)9月以降の新型車
から適用予定だそうです。結構猶予期間ありますね。
大体そんな感じです。
基本的にユーザーが困ったり、車両価格に大きな影響があったりとか、そういうのは無さそう。
灯火機類の光り方が工夫出来るようになるので、かっこよくなるぐらいですかね?
ちなみにサイドカーは除く
※側車付二輪自動車は除く。
とあります。ウラル及び、その他のサイドカーは気にしないでOK
恐らくはウィンカーとポジション兼用じゃなくても大丈夫そう→大丈夫みたい
この図を見ると
”車幅灯(方向指示器と兼用)”
と記載がありますので、ウィンカーとポジションは兼用であるべき、に見えますよね。
今回の法改正ですが、恐らくはヨーロッパの現行規制に日本が合わせた形だと思われます。
そのヨーロッパでは現状はウィンカーポジションの義務化はされていませんので、恐らくは日本でもウィンカーとポジションランプは別でも大丈夫だと思われます。
ちょっとこの辺は情報が無いので判断が難しいですが…すみません。
→UN-R53を確認したのですが、ウィンカーとポジションランプが一緒じゃないとダメとは記載はありません。「その他の要件 ウィンカーとポジションランプが兼用の場合は、片方がウィンカーとして点滅してる時はもう片方はオフにしてね」的な事が書いてありましたので、兼用でも別でもOKみたいです。どっちも可。