日本国内モデルの新型YZF-R7が正式発表されました。
- 2021年12月16日:正式発表されました。
- 2021年11月29日:日本国内発売日、発表日の情報追記
- 2021年11月11日:日本国内発売日、日本国内価格等追記
- 2021年8月12日:来年春に延期
- 2021年6月9日:ピストンはMT-07と同じだし、新規でも無い
- 2021年6月5日:MT-07も鍛造ピストンだけど、
YZF-R7は新規のピストン - 2021年5月21日:公式動画とか追加。鍛造ピストンだぞ。
- 2021年5月19日:日本国内発売日が正式発表されました。
- 2021年5月19日:色々追記&修正。ついでにYZF-R1やYZF-R6との比較画像も追加。
- 2021年5月18日:正式に発表されました。過去の情報はこちら。
- 2021年5月15日:日本国内発売日や装備に関する情報追記。記事まとめなおし。過去の情報はこちらでどうぞ。
- 2021年5月13日15時頃:長くなってたのでまとめなおしたよ
- 2021年5月13日13時頃:ラジアルマスターです。たぶん良いサスと良いキャリパー。
- 2021年5月13日5とか6時頃?:ヘッドライトは1灯っぽいです。2灯じゃなさそう。
- 2021年5月13日:ティーザー公開。5月18日に発表。
- 2021年5月5日:ティーザー公開?
- 2021年3月12日:いつものCARBの文書に色々書いてある
- 2020年10月19日:名前に関する噂が複数ある
- 2020年9月15日:とにかく細いらしい
- 2020年8月25日:MT-07ベースでフルカウルらしい。ツアラー説がある。
- 2020年8月3日:YZF-R6は生産終了で、代替モデルがあるらしい。
2022年モデルの新型YZF-R7のリリース
ヤマハ発動機株式会社は、「クロスプレーン・コンセプト」※1に基づき開発した688cm3エンジンを軽量フレームに搭載したスーパースポーツモデルの新製品「YZF-R7 ABS」を2022年2月14日に発売します※2。また、ロードレース世界選手権参戦60周年記念カラーを施した「YZF-R7 ABS WGP 60th Anniversary」を400台限定で、3月14日に発売します。
スーパースポーツモデル「YZF-R7 ABS」新発売 ~幅広いライダーが扱いきれて楽しめる「YZF-R」シリーズの新製品~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機
海外公式PV
2022年モデルの新型YZF-R7のカラーラインアップ
ディープパープリッシュブルーメタリックC
ヤマハブラック
シルキーホワイト
ついでにヨーロッパのカラーラインアップ
アイコンブルー
ヤマハブラック
アニバーサリーホワイト
日本と同じだよ。
2022年モデルの新型YZF-R7の画像
YZF-R7のお姿(海外仕様)
MT-07ベースなのにしっかりとバランス良くYZF-R系の形してますね。すごいぜ。
YZF-R7のお写真
いい感じにMT系が混じってて悪そうなデザイン。YZF-R系で一番悪者っぽい見たい目してるような。良いですねぇ。若者に人気出そう。
ブラックの差し色で入ってる水色がいいですねぇ。R7の文字の水色のラインとフロントの顎の水色のラインは位置合わせしてるのかな。
2022年モデルの新型YZF-R7のスペック
全長:2,070mm
全幅:705mm
全高:1,160mm
ホイールベース:1,395mm
シート高:835mm
重量:188kg
燃料タンク:13.0L
最低地上高:135mm
エンジン:DOHC水冷2気筒4バルブ
排気量:689cc
ボア×ストローク:80.0mm×68.6mm
圧縮比:11.5:1
ミッション:6速
馬力:54.0kw(73.4PS)/8,750rpm
トルク:67.0Nm/6,500rpm
燃費:24.6km/L
排ガス規制:平成32年規制(EURO5)
フロントサスペンション:41mm倒立
トラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
トラベル:130mm
キャスター:23°40'
トレール:90mm
フロントブレーキ:298mm/4POT
リアブレーキ:245mm/1POT
フロントタイヤ:120/70ZR17M/C (58W)
リアタイヤ:180/55ZR17M/C (73W)
ヨーロッパ仕様とスペックは変わりありません。燃費に0.1km/Lの差があるけど誤差みたいなもんですし。
2022年モデルの新型YZF-R7の装備
公式機能解説動画ちゃん。
アシスト&スリッパークラッチ
MT-07系エンジンですが、アシスト&スリッパークラッチが採用されています。へぇー
スプロケット変更
2次レシオを「MT-07」の43/16=2.687から42/16=2.625へと最適化し、高揚感ある走り、スポーティな乗り味をもたらしています。
スーパースポーツモデル「YZF-R7」を欧米で発売 ~プラットフォーム戦略に沿った「YZF-R」シリーズの新製品~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機
スプロケット変わってますね。最高速にふってる。
スロットルプーリーの変更
スロットルプーリーのハイスロットル化
特長紹介:YZF-R7 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機
エンジン側のあの丸いやつ。
新規ピストン→ではない
鍛造ピストンです。新規部品ってコメント等頂いたのですが…
パーツカタログ確認しましたが、ピストンは共通品でした。ただ規制対応以外の変更(改良?)がある部品もありました。これは2021年式の07も同様ですけど。
こちらは6月9日のコメントです。ありがとうございます。
- YZF-R7(2022):1WS-11631-00
- MT-07(2021、新型):1WS-11631-00
- MT-07(2020、旧型):1WS-11631-00
上記の通りにピストンの品番が同じです。つまりは旧型MT-07と新型MT-07、YZF-R7のピストンは同じものです。
色々と間違ってましたね。失礼しました。
KYB製倒立フォーク
KYB製41mm倒立フォーク。プリロード/伸/圧調整可能です。フルアジャスタブルですね。
鍛造アルミ製ロアークランプ
鍛造アルミ製ロアートリプルクランプ。画像はトップブリッジだけど。トップブリッジは鋳造アルミかな?→そうだよ。
アジャスタブルリアサスペンション
YZF-R7用設計のリンク式リアサスペンション。プリロードと伸側が調整可能です。新型MT-07もそう。
アルミニウム製センターブレース
アルミニウム製センターブレース。フレームカバーの事です。真ん中の奴。
MT-07はプラの化粧カバーですが、YZF-R7ではセンターブレース的な機能部品です。
ADVICSラジアルマウントキャリパー
298mmフロントディスク、ラジアルマウント4POTキャリパー。お馴染みADVICSキャリパー。
ブレンボラジアルマスター
ブレンボラジアルマスターです。ゴージャス。MT-09はNISSINだった様な。
NISSINリアキャリパー
リア1POTキャリパー
スイングアームはMT-07と同じ様です。
クイックシフター(アクセサリー)
こちらは普通のお姿。
こちらはクイックシフターがついたお姿。アップのみです。
こちら純正アクセサリー扱いで、税込1万8,700円。やすぅーい。
LEDヘッドライト
LEDヘッドライト。MT-07やMT-09で使われているものですね。
LEDウィンカー
LEDウィンカー。MT系のものですね。
LEDポジションランプ
LEDポジションランプ。新規ですね。
新規メーター
液晶メーター。フルカラー(TFT)じゃないよ。新型MT-25と同じかな。
new full-LCD instrument panel
と公式ページにあるので新規メーターですね。
LEDテールランプ
YZF-R1と同じテールランプ。
BATTLAX HYPERSPORT S22
フロント120/70ZR17、リア180/55ZR17タイヤ。ブリヂストンのBATTLAX HYPERSPORT S22です。
噂通り細い
スリムって噂がありましたし、実際の印象もそうでしたが、ヤマハが公式に比較画像上げてくれてるよ。
YZF-R7 ABS WGP 60th Anniversary
こちらは海外の公式PV
このカラーはYZF-R1、R3、R125にもありますが、YZF-R7が一番似合っているような。
ヘッドライトがセンターにあるので、おでこのイエローと相性が良いのかな?単純におでこの形が合うのかな。
立体エンブレムです。
- 車体色:シルキーホワイト
- タンクエンブレム:シルバー→ゴールド
- ホイール:ゴールド
- フロントフォーク:ブラック→ゴールド
- レバー:シルバー→ブラック
- アンダーカウル:バフ研磨
- タンク上のWGP参戦60周年記念エンブレム
- デカール
装備は通常モデルと同じです。カラー違いだよ。
2022年モデルの新型YZF-R7の価格
税込99万9,900円です。
アニバーサリーの方は税込105万4,900円です。
azuさんに教えて頂いた通りですね。ありがとうございました。
ちなみに恐らくはメイン市場のアメリカ現地価格は8,999ドルで、約98万300円です。
この辺から見るに、日本国内価格は頑張ってくれたんでしょうね。ヤマハに感謝…
エクスクルーシブモデルだよ
本モデルは、YSPおよびアドバンスディーラーのみで販売する「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」です。
ご購入につきましては取扱店にお問い合わせください。
あ、販路が限定されてるモデルです。
- MT-07:普通
- Tenere700:限定
- YZF-R7:限定
- XSR700:現行は普通
- MT-09:普通
- トレーサー900:普通
- XSR900:現行は普通
- NIKEN:普通
ちなみにMT-07、MT-09系はこんな感じ。法則性がいまいちわからないですね。
新型XSR系はどうなるんだろう。
新型YZF-R7とMT-07のスペックの比較
YZF-R7/MT-07
車体スペック
- 全長:2,070mm / 2,085mm
- 全幅:705mm / 780mm
- 全高:1,160mm / 1,105mm
- ホイールベース:1,395mm / 1,400mm
- シート高:835mm / 805mm
- 重量:188kg / 184kg
- 燃料タンク:13.0L / 13L(UKだと14L)
- 最低地上高:135mm / 140mm
- キャスター:23°40' / 24°50’
スペックは結構似た感じです。4kg重いよ。
馬力とかトルクとか燃費はMT-07と同じです。
新型YZF-R7とMT-07の装備の比較
- アシスト&スリッパークラッチ:有 / 無
- スロットルプーリー:ハイスロ / 普通
- スプロケット:42/16 / 43/16
- クイックシフター:アクセサリー / 無
- フロントフォーク:倒立41mm(プリロード/伸/圧) / 正立41mm(無)
- リアサスペンション:専用セッティング
- フロントブレーキ:ラジアルマウント / アキシャルマウント
- マスターシリンダー:ラジアル(ブレンボ) / ふつう(ブレンボ)
- メーター:新規 / MT-07系
- フレームのサイドカバー:アルミセンターブレース / プラの化粧カバー
- トリプルクランプ:別物
- タイヤ:BATTLAX HYPERSPORT S22 / ROAD 5
足回りが思った以上に良いですし、アシスト&スリッパークラッチ採用、クイックシフターもアクセサリーで用意されています。
豪華なので結構値上がりしそうかなと思ったのですが、価格差は税込18万5,900円です。いい。
トラコンはないよ。
新型YZF-R7とMT-07の見た目の比較
同じ部分
- ホイール
- フレーム(センターブレースは違う)
- 排気系(ヒートガードは違う)
- ウィンカー
- リアフェンダー
- ディスク
- リアキャリパー
多分同じ
- スイングアーム
- リアフレーム
ついでのYZF-F1とYZF-R6との見た目の比較
YZF-R7とYZF-R6の比較
- ハンドルはYZF-R7の方が高く、手前(車体後方)
- シートはYZF-R7の方が低く、厚い。
- シート高はYZF-R7は835mmでYZF-R6は850mm
- ステップはYZF-R7の方が低い
YZF-R7とYZF-R1の比較
- ハンドルの高さはあまり変わらないように見えるが、YZF-R1の方が遠い
- シートはYZF-R7の方が低く、厚い
- YZF-R1のシート高は855mm
- ステップはYZF-R7の方が低くて遠い(車体前方)
YZF-R7はなかなかレーシーなポジションしてるなーって思ったのですが、ガチガチSSのYZF-R1やYZF-R6と比べるとまだマシですね。ただまぁハンドルはかなり低い方ですが。
公式PVのポジション比較図。お尻で位置合わせしてくれてるので正しいです。
大体そんな感じです。
年間販売計画台数は1,100台です。シルキー含めると1,500台。足りる?
ちなみにMT-07は700台です。ついでにMT-09はSP含めて1,400台。
見た目いい、価格はお買い得に感じる、足回りしっかり、パワーほどほど、軽量、電子制御はABSぐらいです。
なんだか潔さを感じる玄人好みしそうなパッケージですが、250ccフルカウルからの乗り換えユーザーにもちょうど良さそうですよね。ライディングポジション以外は。
欧米がメインでしょうけど、日本人にも合うと思う。売れそー
何よりかっこいいし。かっこよければ大体の事がOKになる。