謎のティーザーのモデルが正式に発表されました。
S1000RRベースのM1000RRです。上級グレードって感じです。Mパッケージの更に上って感じでしょうか。
日本国内発売予定だよ。
- 9月23日13時頃:キャリパーの詳細追記。価格の情報追記
2021年モデルのM1000RRが正式発表
日本語公式ページこちら。価格未定。発売時期未定。海外では価格出てるよ。
ちなみにライブ配信もある。今日。
2021年モデルのM1000RRの画像
基本的にS1000RRベースって感じですが、エンジン等も改良されています。
左がM1000RRで、右がSBKのS1000RRだよ。
緑の車がBMWのM3、黄色い車はM4です。BMWのMシリーズです。
BMWのバイクで車種名にMを使ったのってなにげに初でしたっけ?
2021年モデルのM1000RRのスペック
全長:2,073mm
全幅(ミラー除く):848mm
全高(ミラー除く):1,197mm
ホイールベース:1,457mm
シート高:832mm
重量:192kg
燃料タンク:16.5L
エンジン:DOHC水冷4気筒4バルブBMWシフトカム
排気量:999cc
ボア×ストローク:80mm×49.7mm
圧縮比:13.5:1
ギア:6速
馬力:156kw(212PS)/1,4500rpm
トルク:113Nm/11,000rpm
燃費:約15.4km/L
フロントサスペンション:45mm倒立(フルジャやスタブル)
トラベル:120mm
リアサスペンション:モノショック(フルアジャスタブル)
トラベル:118mm(日本公式だと117mm)
トレール:99.8mm
フロントブレーキ:320mm/4pot
リアブレーキ:220mm/2pot
フロントタイヤ:120/70 ZR17
リアタイヤ:200/55 ZR17
2021年モデルのM1000RRの主な装備(主な変更点)
S1000RRベースのM1000RR用エンジン
- 馬力は156kw(212HP)/14,500rpm
- トルクは113Nm/11,000rpm
- 0-100km/hは3.1秒
- 12g軽量化された2本リングの鍛造ピストン。圧縮率が13.5に増加。
- よりスリムにまた6%軽量化されたロッカーアームと最適化されたカムシャフト
- 新しいインテークダクト
- 排気バルブ側の新しいスプリングアッセンブリ
- より長く、85g軽量化されたPankl社製のコネクティングロッド
- 最適なローンチコントロールのためにセルフサーボ効果を排除したアンチホッピングクラッチ
- 高速回転時の最適化のためにインテークファンネルが短縮
フルチタンの排気系
3,657g軽量化された排気系
ダウンフォースを生み出すMウィングレット
- 50km/h:フロント0.4kg、リア0.1kg、合計0.5kg
- 100km/h:フロント1.5kg、リア0.3kg、合計1.8kg
- 150km/h:フロント3.3kg、リア0.7kg、合計4.1kg
- 200km/h:フロント5.9kg、リア1.3kg、合計7.2kg
- 250km/h:フロント9.3kg、リア2kg、合計11.3kg
- 300km/h:フロント13.4kg、リア2.9kg、合計16.3kg
改定された前後サス
最適化されたフロントフォーク、改定されたセンタースプリングストラット(リアのことね)
BMWモトラッドで初採用のMブレーキ
こちらブレンボのstylemaに多少似てますが、同じキャリパーではないです。ブレンボ製じゃなさそう。
BMWってhayes製が多いので、こちらもhayes製ですかね?S1000RRもそうだし。
リアはクイックリリースのやつです。レーシー。
MブレーキはNISSINのキャリパーです
スーパースポーツ車向け
新型 対向4POTキャリパー
こちらNISSINの新型キャリパーです。M1000RRのフロントキャリパーはNISSINのコレですね。すっきりした。満足。
Mブレーキ(キャリパー)はこのNISSINキャリパーをベースにM1000RR用に改訂されているそうで。へー
フロントキャリパーはRR-R無印のニッシンのOEMぽく見えますね
こちら9月23日のコメントです。ありがとうございます。
シャシー | 走行性能 | CBR1000RR-R | Honda
こちらCBR1000RR-Rの通常グレードのキャリパーです。あ、これもベースが同じですね。全然気づかなかった…
サーキット用に変更されたジオメトリ
- 最適化されたホイールの荷重分布。カーボンホイールです。
- 調整幅が広がったスイングアームピボット
メーター
オープニングでメーターにMマーク
Mコンペティションパッケージ
公式ページ見てほしいのですが、この辺のカーボンパーツはMコンペティションパッケージ用の装備です。
ええ感じのステップ類とかもMコンペティションパッケージ内の装備です。
その他装備や詳細は公式ページを見てね。
2021年モデルのM1000RRの価格
イギリスだと30,935ポンドからです。約413万5,900円です。
本国ドイツだと32,168ユーロです。約394万5,600円です。
ただ、こちらベースグレードの価格だと思われます。Mコンペティションパッケージ(カーボンパーツやM系のレバーやステップ、GPSラップタイマーとか付いてるグレード)の価格では無いです。
日本でもベースグレードは400万円前後って感じになりそう。400万円は超えるでしょうねぇ。
ただ、BMWってパッケージの内容が国によって違いますので、その辺によって価格も変わってくると思うよ。
S1000RRとちょっと比較
主な変更点はエンジン、排気系、ブレーキ系強化、ウイングレット装備って感じでしょうか?その他沢山変更ありますけど。タイヤとかも違うし。
- 馬力:156kw(212PS)/1,4500rpm / 152kw(207PS)/13,500rpm
- トルク:113Nm/11,000rpm / 113Nm/11,000rpm
- 車両重量:192kg / 197kg(Mパケ193.5kg)
- (車両重量をヨーロッパの値に変更しました)
主な部分比較するとこんな感じ。トルクは値は同じですがカーブは結構違います。上の方にパワーカーブ貼ってるよ。
変更点的に見るとZX-10Rに対するZX-10RRって感じかな?M1000RRの方が変更点は多いですが。
HP4的なモデルではなく、Mパッケージの更に上って感じでしょうか。
こちら日本国内でも発売予定ですので、気になる方はお近くのBMWディーラーでどうぞ。