ホンダのリアの荷物搭載構造に関する特許
”リアカウル周辺でより容易に荷物を着脱可能とし、かつ外観も良好にした、鞍乗り型車両の荷物搭載構造を提供する。”
”運転者が着座するシート19と、シート19の後方に設けられ、シート19側に開放する前端開口K1aと車両後方側へ開放する後端開口とを連通するカウル内空間K1を形成するリアカウル20と、カウル内空間K1に挿脱可能に設けられる物品収納バッグ30と、を備えている。リアカウル20は、カウル内空間K1を縦断するピラー部25を備えている。物品収納バッグ30は、ピラー部25に嵌合する溝部34を備えている。”
リアのウイングみたいな奴というかカウルの清流のための穴があるのですが、そこに着脱可能なリアバッグつけちゃおうって感じの特許です。
荷物の着脱はこんな感じ
ついでにこちらYZF-R1のテールです。
パニガーレとかもこういう整流のための空洞があるテール使ってますよね。これって一応ウイングっていうんすかね?
んで、その空洞に物品収納バッグ30をつけるって感じです。
こちらのバッグはウエストバッグとしてライダーの身体に装着するタイプですけど…
”ウエストバッグ等をライダーの身体に装着した状態での走行は、ライダーのライディングの自由度を阻害することがある。このため、物品収納バッグ30は、ライダーの身体から外して車体に固定(搭載)可能としている。”
”物品収納バッグ30は、カウル内空間K1の前端開口K1aよりリアカウル20内へ規定の向きで挿入することで、車体への搭載を完了させる。”
これにより、ライダーのライディングへの影響を抑えるとともに
、荷物をシート19後方若しくはリアカウル20上面にゴムロープ若しくはゴムネット等の緊縛具を用いて搭載する場合に比べて、車体の損傷や外観への影響を抑え、かつ荷物の搭載および荷下ろし作業が容易である。”
車体にも固定可能だそうで。へー凄く便利ですねぇ。
ちなみにリアカウル内に入った状態の図。
見事に収まってる。私は積載大好き野郎ですが、なるべくは身体にものを付けずに乗りたいので、こういうの凄く良いと思う。
んで、このバイクの図、色々と疑問点がありますけど…
君、色々と個性的すぎない?
一人乗りだぞ
こちらテール周辺の図。
明らかに一人乗りですよね。
構造的にもスペース的にも二人は乗れない。
あとシートがかなりレーシーなタイプに見える。真ん中スジ入ってるし。
センターアップマフラーじゃん
横から見た図…13bは排気マフラーです。アップマフラーじゃん。
”シートフレーム9には、エンジン13から延びる排気管13aを接続する左右一対の排気マフラー13bが支持されている。排気マフラー13bは、側面視で後輪12とオーバーラップすることなく、大部分が後輪12の上端高さH1よりも上方に配置されたアップタイプマフラーである。”
センターアップマフラーです。わーお、久しぶり!最近見ないじゃん。
ちなみにちゃんとナンバープレートとかウィンカーついてますね。ウィンカーはLEDの共通のやつ。
車両の図はCB1000Rだぞ
車両の図は旧型のCB1000Rですね。
テール周辺だけが違う。
そうなるとCB1000R()系か、CBR1000RR-R系に使われる特許かなーって思いますけど、ホンダは結構特許の図でカモフラージュ使う傾向にあるよ。
一部CBR250RRの排気系の図で、実際はCBR1000RR-R向けの特許とかも最近ありましたし。
なのでこちら、恐らくは…
- CB1000R(旧CBR1000RR系)系
- CBR1000RR-R系
- CBR600RR系
系に使われる特許だと個人的には思います。
センターアップの2本出しですので、恐らくは4気筒かなと思います。
あとかなりレーシーなテールですので、CBR650R系は微妙だと思います。
恐らくは新型CBR600RR系では?
CBR1000RR-R SP2説もありえるけど、たぶんない
CBR1000RR-RのSP2相当のモデルの噂もあります。ちなみにSPは二人乗りです。旧SP2は一人乗りでしたね。
でもCBR1000RR-RのSP2であれば、荷物載せることとか気にしますかね?
今のホンダちゃんがSP2だすなら、レースのタイムの事しか考えないモデルになりそうな気もします。
あとセンターアップって最近のCBR1000RR系は採用してないし、センターアップってかっこいいから採用されてたんですよね?だったらないかなーって。
新型CBR600RRだと個人的には思うけど
こちら2019年あたりから噂があるのですが、新型CBR600RRが出るみたいです。
んで、こちらの新型CBR600RRですけど、レースとかその辺向けがメインのモデルらしいです。
それから日本ではレーサーのみの発売になる可能性もあるってお話だよ。
日本でレーサーのみって事は、EURO5適合してないんでしょうか?その辺謎です。情報が無い。
レース向けメインでEURO5適合してないとなると、恐らくはタイとかインドネシアとか、あの辺向けのモデルって感じでしょうか?
引用元:2018 フォトギャラリー | アジアロードレース選手権(ARRC) | Honda
CBR600RRってARRCの車両ですので、あちらではスーパー憧れのレーサーってイメージだと思われます。
なのでわかりやすいレーシーな見た目と装備で売るってのも納得です。あちらって派手好きですし。
ちなみにこちら最終型のCBR600RRです。センターアップマフラーだよ。
頂いた情報によると、新型は軽量化やパワーアップ、外装の変更もあるそうで。
今ある情報的には2021年モデルでビッグマイナーチェンジっぽいです。FMCじゃないよ。
長くなったのでまとめ
- 恐らくは新型CBR600RR向けの特許
- 新型CBR600RRの公道モデルは一人乗りor一人乗り仕様のSPモデルがあるかも
- 新型CBR600RRはセンターアップマフラーかも
- 市販モデルに全く関係ない特許の可能性も十分あるよ
大体そんな感じですかね。
特許出願されてるからって全てが市販モデルに使われるってわけじゃないので、新型CBR600RRと全く関係ないって可能性もあるよ。その辺気をつけてね。
特許の図ではしっかりと描かれているパターンですし、現実的かつ実用的な内容ですので、個人的には市販モデルに関係ある特許の可能性が高いとは思いますが。
新型CBR600RRですけど、現状2021年モデルってお話ですので今年中に何かしら発表あると思うよ。
なので気になる方はもう少し待っててね。