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OGKカブトのバイク用ヘルメットのJIS認証が取消。中国生産を日本生産と偽ってた的な

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OGKカブトのバイク用ヘルメットのJIS認証が取消。中国生産を日本生産と偽ってた的な

OGKから詳細の発表がありました。これで情報は大体全部揃いましたかね。
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引用元:弊社東大阪衣摺工場のJIS認証取消における今後の対策について | 重要なお知らせ | Kabuto


11月29日:OGKのリリースその5。更に詳細でたよ。今後についてとか
11月28日:対象となったヘルメットはたぶん3つ
11月28日:OGKのリリースその4。詳細わかりました。
11月28日:OGKのリリースその3。返品返金はしないよ
11月26日その3:OGKリリース2の追記。あとMFJの見解、用品店のリリース。
11月26日:OGKカブトの公式のリリース
11月26日:追記。物として問題はないよ。

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OGKカブトの乗車用ヘルメット2種のJIS認証が取消されました

こちらコメント欄で教えて頂きました、ありがとうございますー

んで、調べてみたのですが…

”車両検は、認証製造業者である株式会社オージーケーカブトに対し、2019年10月25日に臨時の審査を実施したところ、その審査において、長期間にわたり一部工程の管理が適切に行われていないなど、品質管理体制が、鉱工業品及びその加工技術に係る日本産業規格への適合性の認証に関する省令に定める基準を満足しておらず、その内容が重大であると認められたため、2019年11月25日付で、車両検は同社の認証を取消しました。”

引用元:株式会社オージーケーカブトのJIS認証が取消されました (METI/経済産業省)
全文は経済産業省のページでどうぞ。

あらーマジですね…
んで、何がどうなるのかとか、その範囲とかも調べてみました。

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認証取消になったのは乗車用ヘルメット

”認証年月日、認証番号及び取消しの対象となるJIS番号

・認証年月日:2014年11月7日
・認証番号:VI0514001

・JIS番号:JIS T 8133(乗車用ヘルメット)”

引用元:株式会社オージーケーカブトのJIS認証が取消されました (METI/経済産業省)
認証番号については、OGKが認証を受けたときに発行された番号って感じですね。
OGKカブトの乗車用ヘルメットの認証が取消になったって事だと思います。

JIS T8133の乗車用ヘルメットって何?

”日本産業規格の番号:JIS T 8133
 日本産業規格の種類:乗車用ヘルメット 2 種”

引用元:VIA-JS-VI0514001.pdf
JIS規格のT8133が今回取消された番号です。乗車用ヘルメット2種とありますが…

”この規格は,原動機付自転車,自動二輪車(サイドカー付きを含む。),及び一般四輪自動車の運転者及び同乗者のための乗車用ヘルメット(以下,ヘルメットという。)について規定する。”

引用元:JIS T 8133:2015 乗車用ヘルメット
つまりはバイク用と車用のヘルメットって事ですね。ですので自転車は関係なさげです。
2種については排気量無制限って意味です。1種は125cc以下向けって感じ。

そういう感じですんで、OGKカブトのバイク用ヘルメット全般のJIS認証が今回取消されたって事です。

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JIS認証が取消されたらどうなるんすかね

JIS規格の内容

 

”日本国内向け製品で取得しているJIS規格では、衝撃吸収性試験、あごひも試験、ロールオフ(回転離脱性)試験、構造試験、耐貫通性試験などが課せられます。なかでも衝撃吸収性試験において同一個所に2回衝撃を加えるほか、突起物に対する耐貫通性能が試されるなど、比較的高い衝突エネルギーに対するシェル剛性と保護性能が要求されるのが特徴です。”

引用元:Passive Safety|SHOEI品質|ヘルメット SHOEI
バイク用ヘルメットのJIS規格についてはSHOEIのページに詳しく載ってますので、そちらでどうぞ。
SHOEIのページに色々と載ってますけど、OGKカブトはこれらの試験をちゃんとやってなかったって感じでしょうか。

JISマークは任意だよ

”JIS マークの表示は、製品が該当する JIS(日本工業規格)に規定された基準(要求事項)を満たしていることを示すものであり、企業間の取引や公共調達の際の容易な識別・信頼の指標として、また消費者が安心して製品を購入するための指標として用いられてきている。”

”また、製造工場の品質管理体制が工業標準化法・JIS マーク省令に規定された基準に適合し、かつ当該工場で製造された製品が該当 JIS の要件を満足していることについて登録認証機関の厳格な評価を受け、それらの適合性が確認された事業者のみが JIS マークを表示できる資格を付与されるものであることから、JISマーク表示製品は信頼のおける製造業者の下で製造された確かな製品であることを示すものである。”

引用元:<4D6963726F736F667420576F7264202D204A495394468FD88EE693BE82CC8381838A836283678A6D92E894C55F3133303131312E646F63>
JIS規格を取得してると、決められた基準を合格している、つまりは良い物だぞって感じです。
ちなみにアライやSHOEIはもちろんJIS規格とってます。

んで、JIS規格は任意でして、とってないからってヘルメットを製造、販売してはいけないって規格じゃないです。

PSCマークは義務だよ

”消費生活用製品の中で、消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多い製品については、国の定めた技術上の基準に適合した旨のPSCマークがないと販売できず、マークのない危険な製品が市中に出回った時は、国は製造事業者等に回収等の措置を命ずることができます。”

”第三者機関の検査が義務付けられている特別特定製品があります。”

引用元:製品安全(METI/経済産業省)
JISと違って、PSCマークは義務です。ちなみにバイク用ヘルメットは特別特定製品です。

今回OGKカブトが取消されたのはPSCマークではなく、JIS規格だけです。

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結局どうなるんじゃい

OGKカブトはJIS認証を取消されました。
つまりはJISが定める規格を満たしてないってことです。恐らくはちゃんと試験をやってなかったって感じでしょうか。

JISは任意の規格ですので、別にとってないからって販売しちゃダメとかは無いです。
なのでOGKカブトは今後もバイク用のヘルメットを製造、販売しても何も問題ないよ。

JIS認証取消によるデメリットは、品質や安全性が他より劣るってイメージがついちゃうぐらいですかね。
私もヘルメット買う時はJISとってる物を買えって若い頃にバイク屋の兄ちゃんに言われましたし。

とはいえ、JISで定められた試験してなかっただけで、品質自体はちゃんとしてるって可能性もありますけどね。

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引用元:RT-33 | RT-33シリーズ | Kabuto
ちなみにOGKのヘルメット(こちらレース向けのRT-33)のページにはJIS規格のマーク載ってますけど、恐らくは近日中に削除されるかと思います。JIS認証取消されたのは11月25日の今日です。

恐らくですが、OGKはJIS認証を取得しなおすだろうなーって個人的には思います。
日本のヘルメットメーカーでJIS取ってないって相当イメージ悪いでしょうし。

んで、続報等いろいろありましたので、以下追記してます。

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11月26日:物として問題はないよ

”車両検は、認証製造業者である株式会社オージーケーカブトに対し、2019年10月25日に臨時の審査を実施したところ、長期間にわたり製品の組み立て場所に係る記録が適切に記載されていなかったことを確認しました。このため、品質管理体制が、鉱工業品及びその加工技術に係る日本産業規格への適合性の認証に関する省令に定める基準を満足しておらず、その内容が重大であると認められたため、2019年11月25日付で、車両検は同社の認証を取消しました。”

”車両検が実施した試験では、製品の安全性や品質については、JIS規格を満たしており、問題がないことが確認されています。”

引用元:株式会社オージーケーカブトのJIS認証が取消されました (METI/経済産業省)
情報が追記されてました。こちら※48さんに教えて頂きました、ありがとうございますー

試験をしてなかったのではなく、記録をちゃんとしてなかった点が問題だったようです。

それから安全性や品質はJIS規格を満たしているんですって。
ですんでOGKユーザーは今あるヘルメットに問題があるってわけではないので、安心していいと思います。

ちなみにKAZAMI(システムヘルメット)とKL-mini(子供用?)って製品はそもそもJISなくて、SGだけだよ。

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11月26日:OGKのリリース

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”弊社は、今回の認証取消を真摯に受け止め、今後品質保証部門の独立性の確保や品質コンプライアンス教育を強化するなど、品質管理体制の見直しを図るとともに、再発防止と信頼回復に向けて全力で取り組みます。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。”

”なお、本件については一部工程管理の問題によるものであり、現在流通中の製品において、日本車両検査協会が実施した試験では、製品の安全性や品質については、JIS規格を満たしており、問題がないことをお知らせ申し上げます。”

”(追記) 現在お使いいただいております全ての製品についても、それぞれの規格を満たしており、何ら問題なく安心してご使用いただけます。”

引用元:弊社オートバイヘルメットについてお詫びとお知らせ | 重要なお知らせ | OGK KABUTO
全文はOGKのリリースでどうぞ。

今後の方向性の話はアバウトに載っていますが、今回の問題が具体的にどうだった等の詳しい内容は載ってないよ。
いまいちよくわからないままですね。恐らくは後ほど詳細も発表あるのでは?

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11月26日:リリース第二弾

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”弊社大阪府東大阪衣摺工場において、 長期間にわたり一部工程の管理が適切に行われていないなど、品質管理体制が鉱工業品及びその加工技術に係る日本産業規格への適合性に関する省令に定める基準を満足しておらず、その内容が重大であると認められたため省令第15条第2項第2号に基づき認証を取り消した。”

引用元:弊社オートバイヘルメットについてお詫びとお知らせ(2) | 重要なお知らせ | Kabuto
全文はリリースでどうぞ。

こういう感じで追加のリリースありましたけど、新規の情報はありませんでした。

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11月26日:MFJのリリース

”11月25日付けで経済産業省より、株式会社オージーケーカブトに対するJIS認証の取り消しが発表されました。但し、製品の安全性や品質に関しては車両検査協会の試験でJIS規格を満たしており問題ないとあり、過去MFJ公認となっている製品(ヘルメット)については、今後もMFJ公認ヘルメットとして競技に使用が可能であることをお知らせ致します。”

引用元:MFJ 株式会社オージーケーカブトのJIS認証の取り消しについて
全文はMFJのリリースでどうぞ。

RT-33はMFJ公認とってましたけど、今後も普通に使えるようです。へーそういうもんなんですね。
そういう感じですんで、OGKのヘルメット使っててレースとかやってた人は特に問題はないよ。

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11月26日:NAPSのリリース

”2019年11月25日、株式会社オージーケーカブトのJIS 認証が取消されたことをうけ、ナップスではWeb ショップを含む全店で、株式会社オージーケーカブトのヘルメットの販売を休止いたします。”

”誠に恐れ入りますが、今後につきましては、状況確認ができ次第改めてご案内申し上げます。”

引用元:OGK Kabuto ヘルメット販売休止のお知らせ | オートバイ用品店ナップス - NAPS
全文はNAPSのリリースでどうぞ。

”2019年11月25日、株式会社オージーケーカブトのJIS認証取消にともない、本日2019年11月26日、ナップスではWeb ショップを含む全店で株式会社オージーケーカブトのヘルメットの販売を休止しておりましたが、現在流通している製品に関しまして安全性には問題ないとの旨、メーカーである株式会社オージーケーカブトより発表があったことを受けて販売を再開することをお知らせいたします。”

引用元:OGK Kabuto ヘルメット販売再開のお知らせ | オートバイ用品店ナップス - NAPS
全文はNAPSのリリースでどうぞ。

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2りんんかんのリリース

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引用元:オージーケーカブト製品について|2りんかん
詳細は2りんかんのページでどうぞ。

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11月28日:OGKのリリースその3

”(ご質問) 製品に不安があるので返品できますか?

(お答え) 経済産業省ニュースリリースでの発表にもあります通り、製品自体の安全性や品質には問題無く、申し訳ございませんが不良品等以外での返品はお受け致しかねます。”

”(ご質問) 販売店なのですが、回収や返品、交換対応は行うのですか?

(お答え) 経済産業省ニュースリリースでの発表にもあります通り、製品自体の安全規格の合致や品質には問題無く、現在流通中の製品についての回収や返品、交換はお受け致しかねます。”

引用元:オートバイヘルメットに関するお問い合わせについて | 重要なお知らせ | OGK KABUTO
全文はOGKのページでどうぞ。

そういう感じでして、返品・返金は受け付けてないです。
販売店さんへも同じ対応です。そのまま販売してねって感じ。へー意外。

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OGKのリリースその4

”これまで弊社JIS表示製品については、ともにJIS認証工場である東大阪衣摺工場と中国青島工場(山東省青島市)との2つの自社工場にて生産しており、東大阪衣摺工場での生産分については、中国青島工場で製造した一部の部品を東大阪衣摺工場へ転送したうえで組み立てを行い、最終完成品として出荷しておりました。”

”その一部部品であるFRP帽体の成形工程において、「東大阪衣摺工場で20%、中国青島工場で80%の比率で生産を行う」という取り決めに基づいてJIS認証を取得しておりましたが、その後長期にわたり、実際には東大阪衣摺工場でのFRP帽体成形の生産比率が20%を満たしていないことを正しく報告できておりませんでした。”

引用元:弊社東大阪衣摺工場 JIS認証取消理由の経緯と詳細について | 重要なお知らせ | Kabuto
全文はOGKのリリースでどうぞ。

なるほど。牛でいう国産牛とかあの辺みたいな感じすか。決められた比率守れば日本生産って書いていいんですね。

中国で作った帽体を日本に輸入して加工してるので日本生産って感じなんだけど、その日本での加工の比率が決めた値より低いのでダメだったって感じ。

めっちゃ簡単に言うと、ほぼ(80%以上)中国生産だけど、日本生産って偽ってましたって感じかな?産地偽装的な。

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11月29日:OGKのリリースその5。今後どうするとか。

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”◆弊社社長直轄による社内監査組織の設置
弊社代表取締役社長 木村秀仁直轄による社内監査組織を早期に設置し、品質・生産管理の体制強化を図ります。”

”◆弊社中国青島工場でのJIS認証ヘルメット生産の継続
これまで東大阪衣摺工場で生産していた製品については、JIS認証工場である中国青島工場に生産を切り替える準備を行います。”

”◆東大阪衣摺工場でのJIS認証再取得の努力の継続
認証取消をうけた東大阪衣摺工場の認証について早期の再取得を目指し、信頼回復に努めます。”

引用元:弊社東大阪衣摺工場のJIS認証取消における今後の対策について | 重要なお知らせ | Kabuto
全文はOGKのリリースでどうぞ。

内部監査っすね。こういう時によくある社外の方じゃないよ。
JISはやっぱり再取得するそうです。イメージ回復のためにも必要ですよね。

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今回対象となったヘルメット

RT-33

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引用元:RT-33 | RT-33シリーズ | Kabuto
商品ページこちら

AEROBLADE-5

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引用元:AEROBLADE-5 | AEROBLADE-5シリーズ | Kabuto
公式ページこちら

IBUKI

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引用元:IBUKI | IBUKIシリーズ | Kabuto
公式ページこちら

上記3点はJIS規格とってましたけど、公式ページからJIS規格の表示が消えてます。
なので上記3点が日本生産と謳われていたモデルで、今回の問題の対象のヘルメットって感じですかね。
公式にアナウンスは無いけど。→公式にありました。上記3点で間違いないです。

それ以外のヘルメットは今回は関係ないよ。
そもそも中国生産モデルなので、JISのマークも公式ページに載ったままです。

11月29日:上記3点も中国生産になるよ

追加のアナウンスありましたが、上記3点も中国生産になるみたいです。

とはいえ現状でも帽体の少なくとも80%以上の工程は中国ですので、物はほぼ変わらないでしょうね。価格も変わらないと思います。

または全く変わらないのかもしれません。(実際の日本での生産工程のパーセンテージが発表されてないのでその辺が全く謎ですし。)

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長くなったのでまとめるぞ

  • OGKの大阪府東大阪衣摺工場のJIS認証が取消になった(中国工場は取消になってない)
  • 問題点は日本でのFRP帽体の生産比率がJISに申請した値より低かった
  • 認証取消なのは日本生産のバイク用ヘルメット。自転車は関係ない
  • 商品自体はJIS規格を満たしているので、品質や安全性に問題はない
  • JIS規格は任意なので販売禁止にはならない。今後も普通に販売してOK
  • 用品店では普通に継続販売するみたい
  • 品質は問題ないので、OGKユーザーはそのまま使ってねって公式見解
  • 顧客、販売店にも払い戻し等はしない
  • MFJの公認は取消にならなかった
  • 内部監査置くよ
  • 日本生産のモデルは中国生産になるよ
  • JISはとりなおすよ

返品・返金等やらないってアナウンスありましたので、大体コレで情報全部出ましたかね。

それからデフォルトネームや注意書きの通りです。
差別的な発言等されている方がいますけど、あんまりな場合はコメント禁止にしますので、そういうコメントやめてね。

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