2021年モデルの新型PCXが日本国内正式発表されました。
装備が充実しているのですが値段設定がおかしいです。沢山売れるからどんどん強くなる…
- 2020年12月8日:日本国内正式発表されました。
- 2020年11月28日:発売日修正
- 2020年11月27日:日本国内価格、日本国内発表日、日本国内価格追記、PCX160とPCX eHEVの情報もあるよ
- 2020年11月26日:日本国内価格、日本国内発売日、リアディスク、カラー等の情報追記
- 2020年11月11日:正式発表されました
- 2020年10月8日:日本国内発売日は2021年2月らしい
2021年モデルの新型PCXのリリース
海外公式PV。
Hondaは、スタイリッシュな外観と環境性能に優れたエンジンなどで好評を得ているスクーター「PCX」シリーズをフルモデルチェンジ。新型「PCX」「PCX160」「PCX e:HEV(イーエイチイーブイ)」※1の3モデルを、2021年1月28日(木)に発売します。
Honda | 新型「PCX」「PCX160」「PCX e:HEV」を発売
2021年モデルの新型PCXのカラーラインアップ
PCX
マットディムグレーメタリック
キャンディラスターレッド
ポセイドンブラックメタリック
パールジャスミンホワイト
マットコスモシルバーメタリック
マットコスモシルバーメタリックはヨーロッパに居なかったカラーですね。
PCX160
マットディムグレーメタリック
キャンディラスターレッド
ポセイドンブラックメタリック
パールジャスミンホワイト
125にはマットコスモシルバーメタリックがいますが160にはいません。
PCX e:HEV
パールジャスミンホワイト
2021年モデルの新型PCXの画像(ヨーロッパモデル)
お姿
こちらヨーロッパモデルなのでフロントリフレクターついてたり、リアドラムだったり。
お写真
私はマットカラーには未だに苦手意識(手入れが大変なので)がありますが、マットディムグレーちゃんはいい色ですね。なんとも言えない色というか。派手すぎず地味すぎず。
2021年モデルの新型PCXのスペック
全長:1,935mm
全幅:740mm
全高:1,105mm
ホイールベース:1,315mm
シート高:764mm
重量:132kg
燃料タンク:8.1L
最低地上高:135mm
エンジン:SOHC水冷単気筒4バルブ
排気量:124cc
ボア×ストローク:53.5mm×55.5mm
圧縮比:11.5:1
馬力:9.2kw(12.5PS)/8,750rpm
トルク:12Nm/6,500rpm
燃費:47.4km/L
フロントサスペンション:正立31mm
トラベル:89mm
リアサスペンション:ツインショック
トラベル:95mm
キャスター:26°30'
トレール:80mm
フロントブレーキ:220mm/2POT
リアブレーキ:1pot
ABS:1チャンネル
フロントタイヤ:110/70-14M/C 50P
リアタイヤ:130/70-13M/C 63P
2021年モデルのPCX160のスペック
- 排気量:156cc
- ボア×ストローク:60.0mm×55.5mm
- 圧縮比:12.0:1
- 馬力:12kw(15.8PS)/8,500rpm
- トルク:15Nm/6,500rpm
- 燃費:45.2km/L
125との違いはこの辺だけ。
2021年モデルのPCX e:HEVのスペック
- 重量:136kg
- 馬力(電動機):1.4kw(1.9PS)/3,000rpm
- トルク(電動機):4.3Nm/3,000rpm
- 燃費:51.2km/L
- 電動機定格出力:0.36kw
基本的に125と同じですが、電動機がついてる事と車両重量とかが違う。あと燃費。
電動機(モーター)のスペックは現行と変わりない。
2021年モデルの新型PCXの装備
装備の主な特徴
- 新型LEDヘッドライト
- 新型LEDテールランプ
- 30.4Lのメットイン:2.4L増加(1.6L)
- グローブボックスにUSB Type-C電源(5V3A)
- 燃料キャップ収納スペースあり
- 新デザイン燃料キャップカバー
- スマートキー
- 35Lスマートリアボックス(オプション):ライダーが近くに居るとロック解除。離れるとロックされる。キーのボタン操作でロックもできる。
- 新型ワイドスクリーンセンターコンソール:横に広い新型メーター
- ラバーマウントハンドルホルダー
- ハンドルクランプのゴムの密度が変更
- 新型グラブレール:薄く、310g軽量化
新型LEDヘッドライト
オフ
ウィンカーポジション
ロー
ハイ
ロー
ハイ
新型テールランプ
ウィンカー
テールランプ
ストップランプ
テールランプ
ストップランプ
新型シート
グラブバーの凹みとかはタンデムした時に足下ろす部分でしょうね。グラブバーは310g軽量化。
足元スペース
2.4L容量増加した30.4Lメットイン
メットイン
フルフェイス入ってますね。AraiのRX-7Xかな。
日本公式ページの図。SHOEIのZ-7かな?
こちらe:HEV。こちらは24Lです。後ろ部分が違う。
管理人さん細かい様で申し訳ありませんがメットイン容量は28,8Lから30,4Lなので
アップ幅は1,6Lですね
11月11日に頂いたコメントです。ありがとうございます。
海外公式リリースには旧型は28Lで新型は32.4Lなので2.4L拡大と記載がありました。
しかしながら現行PCXのメットインはインドネシア公式だと28.8Lと記載があります。日本やヨーロッパだと28Lって記載だよ。
インドネシア仕様はリアディスクだったり地味に違う点がありますけど、メットインに関しては日本やヨーロッパ仕様と同じだと思われます。
なので旧型は実際は28.8Lで、メットインは1.6L拡大が正しい値かもしれません。ただ公式には2.4L拡大って記載です。
グローブボックス
ここ
USB Type-C電源あり。5V3Aです。ごいす。
給油口
いつもの場所
燃料タンクキャップ外した時は上の丸いところに刺しておいてねって感じ?便利ね。こういうアイディア好き。
スマートキー
現行と同じくスマートキーです。
35Lスマートリアボックス
自動で施錠・解錠してくれるスマートキー対応のリアボックス。
見た目も良いですね。似合う。
Honda二輪純正アクセサリー | PCX / PCX160 / PCX e:HEV | Honda公式サイト
日本だと全部込で税込5万5,000円です。お高いですけど利便性考えると全然あり。もっとでかい容量のやつがあると良いのですが。
新型メーター
わ、たしかに横にめっちゃ広いね。サイバー感すごい。アジア感は減りましたね。
ハイブリッドのメーターはこちら。ベースは同じですね。
ハンドルまわり
PCXってハンドルにプラのカバーついてないから良いよね。色々マウントしやすい。
2021年モデルの新型PCXのエンジン
エンジンの主な特徴
- esp+エンジン(4バルブ)
- 0からの加速や再加速の加速性が向上
- 90km/hで楽に巡航できる
- 最高速98km/h
- 航続距離は約385km
- HSTC:トラクションコントロール。オンオフ可
- 28mmスロットルボディ(2mmでかくなった)
- ピストンオイルジェット機構
- 新型油圧カムチェーンテンショナーリフター
- ACGスターター
- アイドリングストップ
- 新型エンジンカバー
- 新型スイングアーム
- 新型マフラー:内部構造改訂、触媒位置変更
トラクションコントロール
オン、オフ可能なトラコンが付きました。スクーターは雨の日も乗りますので大変ありがたいですね。
ハンドルスイッチ類
右
左
トラコンのスイッチどこかしら。
新型エンジンカバー、新型スイングアーム
esp+系のエンジンカバーになったよ。他と比べてちょっと角ばったデザインね。
新型マフラー
あ、なんだかええ感じのデザインになりました。
2021年モデルの新型PCXの車体
車体の主な特徴
- 新型鋼管ダブルクレードルフレーム
- 13インチリアホイール:旧型は14インチ
- タイヤは前後ワンサイズアップ
- リアストローク:旧型より10mmプラス(正確には11mmっぽいぞ)
- 全モデルフロント1chABS
- リアディスクブレーキ
新型フレーム
新型フレームになりました。
ついでにこちらは旧型のフレームです。
公式ページの解説にもありますが、新型は最適化されたって感じの見た目してる。シンプルになってる。760gの軽量化。
フロントABS
日本でも前モデルフロント1chABSになりました。125もコンビブレーキでは無い。
リアディスクブレーキ
ヨーロッパモデルはリアドラムですが、日本国内モデルは全モデルリアディスクです。HONDA♥LOVE♥
2021年モデルの新型PCXのアクセサリー装着車(ヨーロッパ)
リアボックスとでかいフロントスクリーンがついてます。いいデカさですね!
2021年モデルの新型PCXのスペックの変更点
新型/旧型
車体のスペック
- 全長:1,935mm / 1,925mm
- 全幅:740mm / 745mm
- 燃料タンク:8.1L / 8.0L
- 最低地上高:135mm / 137mm
- 車両重量:132kg / 130kg(150:131kg)
足回りのスペック
- リアトラベル:95mm / 84mm
- キャスター:26°30' / 27°
- トレール:80mm / 86mm
- フロントタイヤ:110/70-14M/C / 100/80-14M/C
- リアタイヤ:130/70-13M/C / 120/70-14M/C
リアトラベルは正確には11mm伸びてますね。
エンジンスペック(PCX)
- バルブ:4バルブ / 2バルブ
- ボア×ストローク:53.5mm×55.5mm / 52.4mm×57.9mm
- 圧縮比:11.5 /11
- 馬力:9.2kw(12.5PS)/8,750rpm / 9.0kw(12PS)/8,500rpm
- トルク:12Nm/6,500rpm / 12Nm/5,000rpm
- 燃費:47.4km/L / 50.7km/L
ボア拡大して高回転型になってます。
パワーカーブ。
エンジンスペック(PCX160)
- バルブ:4バルブ / 2バルブ
- 排気量:156cc / 149cc
- ボア×ストローク:60.0mm×55.5mm / 57.3mm×57.9mm
- 圧縮比:12.0 /10.6
- 馬力:12.0kw(15.8PS)/8,500rpm / 11kw(15PS)/8,500rpm
- トルク:15Nm/6,500rpm / 14Nm/6,500rpm
- 燃費:45.2km/L / 46.0km/L
馬力もトルクも発生回転数は同じですが、パワーアップしてるよ。
パワーカーブ。最高じゃん。
2021年モデルの新型PCXの装備の変更点
装備
- エンジン:esp+ / esp
- 新型マフラー
- メットイン:30.4L / 28L(28.8L)
- 燃料タンクキャップ収納スペース:あり / なし
車体
- 新型フレーム
- 新型スイングアーム
- リアホイール:13インチ / 14インチ
- 前後タイヤ:ワンサイズアップ
- リアサスのストローク:11mmアップ
- リアブレーキ:ディスク / ドラム
- フロントブレーキ:ABS / 125と150CBSはコンビブレーキ
電子制御・電装
- トラクションコントロール:あり / なし
- 電源:USB Type-C(5V3A) / 12V電源(12V1A)
- 新型メーター
- スマートリアボックス:オプション / なし
- ハイブリッドのモード:4モード / 3モード
ハイブリッドに関しては旧型はアイドリングモードがDモードだけでしたけど、新型はSモードでもアイドリングモードに出来るようになりました。それ以外は変わってなさそうです。
2021年モデルの新型PCXの見た目の変更点
日本国内仕様で比較した図
ななめ
よこ
以下ヨーロッパ仕様で比較した図
ななめ
みぎ
ひだり
正面
背面
見た感じ変わってる点
- 大体全部
変わってなさそうな部分
- フロントフォーク現行と同じ?
- ミラー同じに見える
- ハンドルスイッチボックス同じ?(トラコンのスイッチはありそうだけど)
- ハンドルバー
- グリップ
- レバー
- フロントキャリパー
メーターの比較図
メーター。サイズ感あってないと思う
新型のハイブリッド
旧型のハイブリッド
2021年モデルの新型PCXの日本国内価格
PCX
- 2020:34万8,700円
- 2021:35万7,500円
税込8,800円の値上げです。えぇ…
新型フレームに新型エンジン、トラコン、リアディスク、フロントABS、その他色々変わってますが、8,800円だけで許されるよ。いいの?
正式発表前に価格の上げ幅からみて恐らくはコンビブレーキのままでしょって書いてましたけど、コメント欄の皆さんのご報告見るとABSってお話でした。
複数の方がABSって仰ってるのでそうなんだろうと思ってましたけど、実際に目にするとやっぱり驚きますね。うーん、やばい。
PCX160
- 2020:40万2,600円
- 2021:40万7,000円
4,400円の値上げです。微々たる差。なんだか笑えてくる。
PCX e:HEV
- 2020:44万円
- 2021:44万8,800円
こちらは8,800円の値上げです。うん。
ついでに販売計画台数
ちなみに新型の販売計画台数は
- PCX:18,000 / 15,000
- PCX160:4,500 / 6,000
- ハイブリッド:1,500 / 2,000
って感じで125は増えて、160とハイブリッドは減ってますね。へぇー
大体そんな感じです。
新型は見た目に関しては2代目PCX(JF56)っぽさあるよね。現行より万人に受けそうなデザインになったなーって思います。アジア感減りましたよね。
もともと125ccスクーターでは確固たる地位を築いていまいたが…新型は更に強くなりましたけど、お値段は上がっても8,800円です。
人気モデルだからこそ出来る価格設定だと思われます。HONDAに感謝。
なんだか新型PCXってケチ付けるポイントがなさすぎて、ちょっと強すぎると思いました。バランスブレイカーな気がする。
他の125ccマキシスクーターは全て駆逐する…って強い意志を感じるスクーターだなと思いました。怖いね!