そうなの?そうってヨーロッパの大手メディアさんが書いてるので…→修正されてる。準拠してない。
- 2024年8月29日:記事書いたよ
- 2024年8月31日:修正されてる
2025年モデルのSV650
2025年モデルのSV650は既に発表されていまして、ニューカラーです。詳しくはこちら。
【新色】パールビガーブルー/メタリックマットブラックNo.2
【新色】パールマットシャドーグリーン/メタリックマットブラックNo.2
【新色】メタリックマットブラックNo.2
こんな感じでカラーの変更のみって印象だったんですけど、海外大手メディアさんがEURO5+準拠してるって記事書いてる…
2025年モデルのSV650はEURO5+に準拠してる
8月29日時点
- 2025年モデルのSV650がEURO5+に準拠した
- スペックは変更されていない
- 価格は100ユーロ上がった
Suzuki SV 650 ab 2025 mit Euro 5+ und neuen Farben | MOTORRADonline.de
全文、原文はMOTORRADさんでどうぞ。
私の訳は意訳ですし、はしょっています。また、間違っている可能性がありますので、情報元で確認してください。
追記:8月31日時点
- EURO5+に準拠していない
Suzuki SV 650 ab 2025 mit Euro 5+ und neuen Farben | MOTORRADonline.de
全文、原文はMOTORRADさんでどうぞ。
私の訳は意訳ですし、はしょっています。また、間違っている可能性がありますので、情報元で確認してください。
EURO5+に準拠してるの?わからない…
MOTORRADさん曰くそう
MOTORRADさんはドイツの大手メディアさんだよ。
そのMOTORRADさんが2025年モデルのSV650はEURO5+に準拠していると仰ってます。記事中で何度も書いてる。
となると実際そうなんでしょうか?そうなの?
公式ページにそういう記載はない
ドイツのSV650の公式ページにEURO5+に適合とかそういう記載はありません。スペックにも載ってない。
ドイツの公式のフェイスブックの2025年モデルの告知投稿にもそういう記載はない。
globalスズキのページ
645cm³ DOHC V-twin engine produces strong, torque-rich horsepower while complying with the latest emission standards.
SV650 | PRODUCTS | SUZUKI MOTORCYCLE GLOBAL SALON | MOTORCYCLE | Global Suzuki
グローバルなスズキのページには最新の排ガス規制に準拠とあります。
Its remarkably light ready-to-ride weight of just 200kg* makes the Euro 5-compliant SV650 ABS's nimble handling and maneuverability a sheer delight for the rider.
SV650 | PRODUCTS | SUZUKI MOTORCYCLE GLOBAL SALON | MOTORCYCLE | Global Suzuki
しかしながらグローバルなスズキのページにはEURO5との記載があるよ。
2024年モデルのままでEURO5とスペックに記載のあるイタリアの公式ページにも最新の排ガス規制に準拠とありますので、この最新の排ガス規制はEURO5+の事ではなく、EURO5の事でしょうね。
そもそもメーカー側がEURO5とEURO5+を区別してないのでは?って思いますが、メーカーによっては既にEURO5+って単語使ってます。例えばホンダとかカワサキとかヤマハとかも。
EURO5+に準拠してるモデルは他社だとそれなりにあります。スズキは現状準拠してるモデルはないかな?特に聞かないよね。
現状EURO5+準拠の根拠が見つからない
EURO5+とは明記されてない
そういう感じで現状EURO5+と明確に記載がある所はありません。
MOTORRADさんぐらいですかね、EURO5+準拠と記載してるのは。他は特に無いと思う。少なくとも公式ページにはそういう記載はありませんね。
MOTORRADさんはどういう根拠があってEURO5+準拠って記載してるんでしょうね。メディアさん向けのリリースには記載があるんですかね?でもそうなら他のメディアもEURO5+準拠って書くだろうし…
謎です。
EURO5+は機械的変更が必要
OBDⅡの監視要件は、排出ガス発散防止装置が故障又は劣化したときに WMTCモードにより測定した排出ガス値が異常レベル(OBD 閾値)を超える可能性があるものについて監視・検知できることを規定します。これには、失火や触媒劣化の監視・検知を含みます。
EURO5+に準拠するには色々必要でして、上記の文言を読めばわかる通りに機械的な変更も必要ですよね。センサー類が追加で必要になりそう。
SV650は見た目変わってないし…
こちらは新旧MT-09です。新型はEURO5+に準拠しています。
排気系にセンサー類が追加されてますね。追加なのか、位置やセンサーの変更かはわかりませんが。位置的に触媒劣化の監視のためのセンサーかな?
こちら2024年モデルと2025年モデルのSV650です。
上記の通りに排気系に何も変更がありません。カラーの変更だけですね。
そういう感じなので、やっぱりEURO5+に準拠してないんじゃない?個人的にはそう思うけども…
2025年1月からはEURO5+に準拠してないとヨーロッパでは販売できなくなるんでしたっけ。それまでの命って事なのかな?よくわからん。
日本ではEURO5+相当の排ガス規制は2026年11月からですので、2年ぐらい猶予はあるよ。ただメイン市場のヨーロッパで終売したら、日本でも同じぐらいのタイミングで終売って可能性は全然あると思う。
2024年8月31日:EURO5+準拠してない
MOTORRADさんの記事が修正されていました。
んで修正前には記事中にEURO5+に準拠したとかそういう記載があったのですが、現在はEURO5+には準拠していないとかそういう記載になってる。
つまりはMOTORRADさんの間違いだったって事です。ざんねん。
そもそもSV650系はEURO5に準拠させる予定では無かったそうです。中の人に聞いたよ。それを準拠して今も売ってくれてるのでそこは感謝しなきゃですね。
そういう感じでそもそもSV650系は生産終了になりそうだったモデルです。なのでEURO5+に準拠する可能性は低いと思います。
代替モデルはGSX-8Sが居ますしねぇ。V-STROM800もいるし。パラツインではありますが。
ヨーロッパではEURO5+準拠してないモデルは2025年1月から販売出来ませんので、ヨーロッパでは2025年モデルで生産終了でしょうね。
日本では上記の通りにEURO5+相当の排ガス規制は2026年11月からですので、ヨーロッパより多少猶予があります。とはいえこういうのって規制の結構前に生産終了するパターンが多いです。
そのため日本もヨーロッパに合わせて2025年モデルで生産終了する可能性は普通にあります。SV650やV-STROM650が気になってるって方は気をつけてね。