新型NMAX TURBOが発表されました。YECVTなる電子制御ATが採用されています。YCC-ATみたいな感じです。
- 2024年6月12日18時:記事書いたよ
- 2024年6月12日20時:色々修正&色々追加
- 2024年6月15日:グレードによる装備に関して修正
2025年モデルの新型NMAX TURBO/NMAX NEOのカラーラインアップ
NMAX NEOのカラーラインアップ
【Neo/Neo S】ブラック
【Neo/Neo S】レッド
【Neo/Neo S】ダルブルー
【Neo/Neo S】ホワイト
NMAX TURBOのカラーラインアップ
マグマブラック
エリクサーダークシルバー
NMAX "TURBO" Tech Maxのカラーラインアップ
マグマブラック
NMAX "TURBO" Tech Max Ultimateのカラーラインアップ
マグマブラック
5グレードあります。カラーは合計で6色ですね。
2025年モデルの新型NMAX TURBO/NMAX NEOの画像
今時感ありつつ、東南アジアの方々の好みによった感じでしょうか?シュッとしてるし、サイバー感増しましたね。
NMAXは恐らくはヨーロッパより東南アジアがメイン市場なのかな?あっちにはXMAX125いますしね。
お顔がサイバーです。このカラーだとアジアンチックですが、ホワイトとかの単色だと結構落ち着いてみえる。
2025年モデルの新型NMAX TURBO/NMAX NEOのスペック
全長:1,935mm
全幅:740mm
全高:1,200mm
ホイールベース:1,340mm
シート高:770mm
重量(Tech/Turbo/Neo):135kg/133kg/130kg
燃料タンク:7.1L
最低地上高:135mm
エンジン:SOHC水冷単気筒4バルブ
排気量:155.09cc
ボア×ストローク:58mm×58.7mm
圧縮比:11.6
馬力:11.3kW(15.4PS)/8,000rpm
トルク:14.2Nm/6,500rpm
フロントサスペンション:正立
リアサスペンション:ツインショック
フロントブレーキ:ディスク
リアブレーキ:ディスク
フロントタイヤ:110/70-13 48P
リアタイヤ:130/70-13 63P
排気量は上がってませんし、ハイブリッドのグレードもありません。
しかしながらYECVTのグレードはあります。こちらをハイブリッドと勘違いされたのでしょうね。
なのでIWBさん情報はほぼ的中してます。毎度すごいですね。やっぱIWBですわ。
2025年モデルの新型NMAX TURBO/NMAX NEOの装備
YECVT
電子制御CVT。恐らくはマジェスティに採用されたYCC-ATと同様の物だと思います。
これでターボ感覚の走行を実現するとか。なのでTURBOなんすね。本物のターボじゃないよ。
ターボライディングモード
- Tモード:タウンモード
- Sモード:スポーツツーリングモード
ターボってついてるけど普通にライディングモードですね。
Turbo Y-Shift
加速時やエンジンブレーキが必要な時にYシフトボタンを押すと書いてあるので、YCC-ATのI-Shift Down様な物ですね。
無断変速のCVTですので、擬似的にシフトダウンする的な機能です。
1~3レベルとあるので、恐らくはシフトダウンの程度が設定出来るんだと思います。MT車でいうならギア何段下げるかって感じすかね。
トラクションコントロール
現行の時点で採用してるよ。モードはなさそう。記載がないので。
アイドリングストップ
こちらも現行にある装備。
2chABS
こちらも現行の時点で2chです。
サブタンクサスペンション
インドネシアの現行NMAXにはついてるけど、日本のはついてないよ。
パフォーマンスダンパー
あのパフォーマンスダンパーです。ULTIMATEにのみ標準装備。
日本では純正アクセサリーで用意されるのでは?
コンフォートシート
Tech Max系はシート表皮とか形状も違う。
メットイン
25Lのメットイン
デュアルプロジェクターLEDヘッドライト
目っぽいのはポジションランプで、ヘッドライトはおでこと口の奴ですね。プロジェクタータイプです。
テールランプもLEDです。
ウィンカーは記載がないのでバルブっぽいですね。
→会場でのスライドではFULL LED LAMPとあるのでウィンカーもLEDっぽいです。光り方もLEDですし。
フルカラー液晶メーター
全画面ナビ対応です。XMAXと同じメーターかな?2画面あるタイプです。ナビはGarmin Street Cross
スマートフォン連携
スマートフォン連携:Y-Connect
こちら通常モデルのメーターです。
電源
電源。リリースType Cとあるので、恐らくはUSB Type-C電源です。
現行は12V電源だよ。
スマートキー
装備とかグレードがめちゃくちゃありますけど、恐らくは日本国内モデルはある程度グレードが減ると思うよ。2グレードとかそんぐらいになると思う。
新型NMAXのグレード
新型NMAXのグレードによる装備の違い
会場のスライドにグレードによる装備の違いが記載されているよ。
YECVTによるTurbo Y-Shift等はターボグレードでのみ採用されています。恐らくはライディングモードもターボグレードのみだと思う。
ABSやフルカラー液晶メーター等はTECHMAXグレードのみです。パフォーマンスダンパーはこの表に載ってないULTIMATEにのみ採用されてる。
日本に入ってくるグレード
根拠のない個人的な予想ですが、日本に入ってくるのはNEO Sグレードと、TURBOグレード相当のみでは?
流石に125ccや155ccでフルカラー液晶メーターとかナビを採用しますと、価格が結構上がりそうですし、XMAXの立場が無いですし…
ただXMAXの場合もそうでしたが、日本に入ってくるのは独自の装備のグレードになると思うよ。そもそもABSないと日本で売れませんしね。
うーん、NEO SにABS装備したグレードと、TECH MAX相当のグレードの2種類が入ってくるととても都合がいいというか、買う側からすればありがたい気もしますが…どうなんでしょうね。
せっかくなら全部盛りのお高級125ccスクーターとか売ってくれても良い気もするけど、日本でそういう需要ってあるんですかね?謎です。
YCC-ATって何
ヤマハ電子制御オートマチック・トランスミッション(Yamaha Chip Controlled Automatic Transmission)のことで、250ccスクーターMajestyYP250に採用される。変速特性の異なる3種類の走行モードがあり、快適でスムーズに低燃費で走れる「DRIVEモード」、パワーバンドを活かしたリニアな走りを楽しめる「ASSIST Iモード」、「ASSIST IIモード」の3つの走行モードがある。
「ASSIST IIモード」は、素早いアクセル操作で大きくシフトダウンさせた後、自動で有段変速的な加速感が得られる「I-Shift UP(インテリジェント・シフト・アップ)」を備えています。走行モードはハンドル右側のMODEスイッチの操作で走行時にも切替えが可能。
YCC-AT - ヤマハ バイク ブログ|ヤマハ発動機株式会社
こちらYCC-ATです。
今回のYECVTですが、恐らくはYCC-ATと同様か、それを簡略化したものだと思われます。
もうひとつの特徴が「I-Sシステム」による「「I-Shift Down(インテリジェント・シフト・ダウン)」機能である。全走行モードにおいて、モーターサイクルのようなシフトダウンによるエンジンブレーキや、力強い加速を得られるもので、ハンドル左のI-Sスイッチ操作により、アクセル開度と車速の情報を認識し、最適レシオへと瞬時に変更する。
YCC-AT - ヤマハ バイク ブログ|ヤマハ発動機株式会社
Turbo Y-Shift機能に関してはこのI-Shift Downと同様でしょうし。
こちらは開度や車速から最適レシオに変更とありますが、Turbo Y-Shiftは手動の3レベル設定ですので、簡略化されてそうですね。
なのでYECVT≒YCC-ATっていう認識で良さそう。
2025年モデルの新型NMAX TURBOの加速性能
会場の様子
インドネシア最有力ブロガーのIWBさんが会場の様子の動画上げてくれてます。
Review Yamaha New NMAX Turbo 2024 Indonesia !!! SEREM PARAH…Celengan Ambroll !! - YouTube
会場でのスライドによるとこんな感じ。
新旧NMAXの速度
- 0-50m:62km/h / 59km/h
- 0-100m:76km/h / 72km/h
- 0-200m:90km/h / 86km/h
新旧NMAXの到達時間
- 0-50m:4.57秒 / 4.71秒
- 0-100m:7.2秒 / 7.43秒
- 0-200m:11.56秒 / 11.93秒
こんな感じで加速性能が結構良くなってます。YECVTのおかげですね。
馬力は同じで、トルクは0.3Nmしか上がっていませんが、上記のテスト結果的にはいい感じのパワーアップですね。
2025年モデルの新型NMAX TURBO/NMAX NEOの価格
NMAX TURBOの価格
- ULTIMATE:4,525万ルピア(約43万8,900円)
- Tech Max:4,325万ルピア(約41万9,500円)
- TURBO:3,775万ルピア(約36万6,200円)
NMAX NEOの価格
- S:3,370万ルピア(約32万6,900円)
- STD:3,270万ルピア(約31万7,200円)
旧型NMAXの価格
- コネクテッド/ABS:3,630万ルピア(約35万2,100円)
- S:3,317万5,000ルピア(約32万1,800円)
- STD:3,217万5,000ルピア(約31万2,100円)
同一グレードで比較すると、新旧で52万5,000ルピアの値上げです。約5,100円です。ベースグレード自体は大きくは値上げはなさそう。
大雑把な予想価格
大体日本と同じ装備の旧型のコネクテッドABSの約1.24倍がULTIMATEの価格です。
大雑把に最上級グレード(ULTIMATE)の日本国内価格を予想すると、約47万3,100円です。まぁ色々ついてますしね。
とはいえ日本ではどういうグレード展開になるか現状不明ですし、装備に関してもいくつかオミットされると思うよ。パフォーマンスダンパーとかは流石に日本ではアクセサリーでしょ。
素のグレードに関しては値上げはあっても2万とか3万ぐらいだと思うよ。
2025年モデルの新型NMAXと旧型の比較・変更点まとめ
新旧NMAXのスペックの比較
- 全高:1,200mm / 1,160mm
- シート高:770mm / 765mm
- 重量:135kg/133kg/130kg(Tech/Turbo/Neo) / 132kg/130kg(abs/std)
- 最低地上高:135mm / 124mm
- トルク:14.2Nm/6,500rpm / 13.9Nm/6,500rpm
- オイル:1.0L(TURBO系) / 0.9L
スペックは大体同じです。
ターボ系はエンジンオイルが+0.1Lされてます。へー
トルクは0.3Nm上がってますが、YECVTは関係ないと思う。YECVTの無い同系エンジンのLexiが14.2Nm/6,500rpmなので。
リリースによると現行モデルより加速がよくなってるそうで、新型が200mに到達してる時点では、旧型だと190.8mだとか。
新旧NMAXの装備の比較
- ライディングモード:2 / なし
- Turbo Y-Shift:あり / なし
- メーター:フルカラー&モノクロ / モノクロ
- ナビ:対応 / 非対応
- ヘッドライト変更
- テールランプ変更
- 電源:Type C / 12V
- パフォーマンスダンパー:あり(Ultimate) / なし
- ウィンカー:LED / バルブ
電子制御や電子機器が進化してますね。東南アジアの小排気量モデルはすごいね。
車体は基本的にそのままで、エンジンはマイナーチェンジですね。
新旧NMAXのデザインの比較
なんかシュッとしたなーって思ってたのですが、実際全体的に痩せてますね。
お顔とかシュッとしてるし、アンダーカウル類もコンパクトになってる。テールカウルも短くなってますね。
大体そんな感じです。
YECVTなるハイテク装備が採用されました。YCC-AT同様の装備だと思います。
乗ってみないとわからないのですが、楽しそうですし、便利そう。スポーツ走行する人に向いてる装備でもありますので、そういう需要を満たせそう。