グロムと旧NC750Xを足して割ったような見た目の電動バイクちゃんです。コンセプトモデルかな?
ホンダのリアビューカメラ周辺の特許
周辺表示部の損傷を抑制することができる鞍乗り型車両を提供する。
2019年9月出願の特許です。
ハンドル94に設けられるグリップ160と、グリップ160よりも前に配置されグリップ160と離隔するナックルガード164と、を有する鞍乗り型車両10であって、ハンドル94よりも後側の車両10の周辺環境を撮像するカメラ168と、カメラ168により撮像される周辺環境の映像を画面173に表示する周辺表示部166と、を更に有し、周辺表示部166は、ナックルガード164よりも後の位置であり、かつ、グリップ160よりも前の位置に配置され、正面視で、ナックルガード164と周辺表示部166とが重なる。
バーエンドにカメラついてて、ナックルガード裏に液晶画面付いてる。
上から見た図。
上記画像のXIV部分の断面図。
ナックルガードの正面。ウィンカーはついてないね。
ホンダのタンデムステップ関連の特許
ピリオンステップと障害物との接触を防止し、外観を良くすることができる鞍乗り型車両を提供する。
2019年9月出願の特許です。
車体フレーム16の一部を構成し、シート(シート構造体26)を支持するシートフレーム34と、左右に設けられる一対のピリオンステップ136と、を有する鞍乗り型車両10であって、シートフレーム34の上部よりも下の位置でピリオンステップ136を支持するステップ支持部130を有し、ピリオンステップ136は、シートフレーム34の車幅方向外側の両端よりも車幅方向内側に格納される格納状態と、シートフレーム34の車幅方向外側の両端よりも車幅方向外側に展開される展開状態と、に状態変化する。
どういうこっちゃねんって感じですけど、図を見ればわかる。
こちらタンデムステップを格納してる図。おーかっちょいい。2段変形って感じ。
ホンダのシート関連の特許
シートを中心とする構造物が軽い鞍乗り型車両を提供する。
2019年9月出願の特許です。
シート底板116と、表皮部材120と、強度部材118と、を含んで構成されるシート構造体26と、シートフレーム34と、を有する鞍乗り型車両10であって、シート構造体26は、左部および右部に位置する一組の側面部112と、上部に位置して着座面を形成する上面部114と、を含んで構成され、シート底板116は、一組の側面部112と上面部114に含まれており、更に、一組の側面部112と上面部114に囲まれる中空部124を縦断し、上面部114に位置するシート底板116とシートフレーム34とを連結するシート連結部60を有する。
中空シートです。
座面の断面図。
シート底材116は樹脂、強度部材118は例えばCFRP、表皮部材120は例えばシリコーンゴムですって。普通のシートはビニールの表皮とウレタンのスポンジですかね。
そういえば同じではありませんが、シートの中身工夫してる特許は以前も出願してましたね。
カウルの表面にシートついてるけど、そのシート部分を支えているのがシート連結部60ですね。
シートカウルというかサイドカウルが中空なのでそのカウルにそのままシートつけちゃったら強度的に無理ですもんね。
この特許が使われている車両…謎の電動バイクちゃん
電動バイクだよ
上記の3つの特許の車両の図はこちらです。
サイズはグロム等と同じに見える。12インチかな?
図1~図3に示される鞍乗り型車両10(以下、車両10という。)は、電動式の自動二輪車である。車両10は、車両10の骨格としての車体フレーム16と、駆動源としての駆動モータ18と、前輪12を懸架するフロントサスペンション機構20と、操舵部22と、後輪14を懸架するリヤサスペンション機構24と、シート構造体26(図1)と、有する。
電動バイクちゃんです。
28はバッテリーケース、36はバッテリー(この図には載ってない)、18がモーターです。
駆動モータ18と後輪14は、ベルトやギヤ等の動力伝達機構(不図示)で連結される。スイングアーム102は、動力伝達機構を収容するケースとしても使用される。
ちなみにインホイールじゃないよ。
バッテリケース28は、メインフレームとして機能する。
確かに。バッテリーケースにフロントフォーク、スイングアーム、シートフレームが付いてるようなデザインですね。ちなみに特許見た感じはバッテリー交換式ではなさそうです。
パニガーレV4のフロントフレームはエンジンにフレームつけちゃおってタイプですよね。これと似た考え方なのかな。
デザインは旧型NC750Xに寄せてる
顔やその周辺は旧NC750Xに似てる。明らかに寄せてますね。
サスペンションが変なタイプ
なにこれってタイプのフロントサスペンションです。
あ、見たことあるじゃん。
図5に示されるように、フロントサスペンション機構20は、フロントフォーク66と、ヘッドパイプ68と、揺動アーム70と、フロントサスペンション72と、を含んで構成される。
これゴールドウイングと同じタイプですよね。
Honda独自の二輪車用ダブルウイッシュボーンフロントサスペンション
シャシー | 走行性能 | Gold Wing | Honda
うん、これですね。見た感じ同じ機構です。
バッテリーがでかくて思いからこういうサスの方が向いてるって事なのかな。
これ何?たぶん電動バイクのコンセプトモデルでは?
デザインに関してはモロに旧NC750Xですし、ウィンカーやナンバープレートホルダーがありません。ホイールの図に関してはとりあえ図ですよね。てきとう感を感じる。
ですがバッテリーケースやモーター周辺は結構それっぽい見た目してますので、この辺に関してはちゃんと描いてるんだと思う。恐らくは実物があるのでは。
装備に関してはリアビューカメラにナックルガード裏の液晶、ゴールドウイングと同タイプのフロントフォークって感じで、かなりコストかかってますよね。市販モデルっぽさがない。
となるとこちら市販モデルではなく、恐らくは電動バイクのコンセプトモデルとしてモーターショーなりで発表予定だったのでは?
ちなみにホンダは以前にグロムサイズの燃料電池車の特許も出願してました。こちらは2016年出願の特許ですが、今の所モーターショーなりで発表はされていません。日の目見てない。
そういう感じで今回の特許のモデルも同じくお蔵入りになったコンセプトモデルって可能性もありそう。または今年とか来年あたりのモーターショーでコンセプトモデルとして発表とかですかね?
ホンダもスクーター以外に電動バイクやってるそうですので、何かしらのコンセプトモデルは2021年や2022年には発表されるとは個人的には思います。