バッテリー2つついてる特許が2パターン出願されています。メットインにもバッテリー入ってる。
スズキのe-choinoriの特許その1
バッテリの着脱性を向上すると共にシート下方のスペースを十分に確保する。
2023年8月出願の特許です。
鞍乗型車両は、メインバッテリ(54)及びサブバッテリ(55)の電力で走行する。鞍乗型車両には、シート(41)前方で車体フレームに設置された低床のフロアボード(45)と、メインバッテリを着脱可能に保持するメインホルダ(51)と、サブバッテリを着脱可能に保持するサブホルダ(52)と、が設けられている。フロアボード上にはメインホルダとサブホルダが車幅方向に並んで設置されている。
e-choinoriはバッテリー1つでしたが、こちらの特許だとバッテリーが2つ付いてるよ。へー
スズキのe-choinoriの特許その2
収容ボックス内に収容スペースを残しつつメインバッテリ及びサブバッテリを設置する。
2023年8月出願の特許です。
鞍乗型車両は、メインバッテリ(54)及びサブバッテリ(55)の電力で走行する。鞍乗型車両には、シート(41)下方に設置された収容ボックス(29)と、メインバッテリを保持するメインホルダ(51)と、サブバッテリを保持するサブホルダ(52)と、が設けられている。メインホルダが収容ボックス外に設置され、サブホルダが収容ボックス内に設置されている。
こちらもバッテリー2つある特許ですが、収容ボックス内とあります。おーなるほど。
バッテリーが2つついてるe-choinori
足元スペースに2つ
こちらジャパンモビリティショー2023で展示されたe-choinoriのバッテリー部分です。パナソニックの電動自転車のバッテリーが1つ付いてるよ。
こちら1つ目の特許の図です。あ、足元スペースと言うか、シート下というかシート前というか。フロアボードですね。そこにバッテリーが2つついてます。横並びに。
見た感じは横に並べるスペースありそう?はみ出たとしてもちょっとぐらいですみそうですかね。
見た目のおさまりはあんまりよくないかな?どうだろう。
足元とメットインに1つずつ
2つ目の特許は展示されたモデルと同じ部分と、メットインにもバッテリーが入ってます。それなりにメットインのスペースが減りそうですね。
まぁバッテリー入れなければそこまで場所取らないでしょうから、普通にメリットの方が大きそう。
本発明の一態様の鞍乗型車両によれば、収容ボックス内にはメインバッテリが設置されないため、サブバッテリの収容スペースの他に物品の収容スペースが確保される。メインバッテリとサブバッテリによって走行距離を確保しつつ、収容ボックス内の収容スペースも確保することができる。また、サブバッテリを取り外すことで収容ボックスの収容スペースを広く利用することもできる。
説明にも同様の事が記載されてた。
ヘルメット76が装着口77を下方に向けた状態で収容ボックス29に収容されると、収容ボックス29内のサブバッテリ55がヘルメット76の装着口77から内側に進入してヘルメット76の内側に位置付けられる。ヘルメット76の装着口77にサブバッテリ55が入り込むように、サブバッテリ55がサブホルダ52に保持されている。ヘルメット76の中空部分にサブバッテリ55が入り込むことで、収容ボックス29内でサブバッテリ55とヘルメット76がコンパクトに収容されている。収容ボックス29が無駄に大きくならないため、車両後部のボリュームを抑えることができる。
こんな感じで、メットイン内にバッテリーをつけた状態でも、半キャップのヘルメット(76)なら入るように設計されています。へーすごい。
私半キャップの経験がないのですが、こういう乗り物だと半キャップで乗る方は多そう。なのでこれはかなりありがたいですね。
ひっかけるタイプのメットホルダーとかもついてるとありがたいですね。フルフェイスとかジェット派もいるでしょうから。
大体そんな感じです。
e-choinoriはバッテリー1個でもそれなりの航続距離があるようですが、もう一つバッテリーつけられるならそれがいいよね。
付けられる様になってのデメリットって多少のコストアップと、バッテリーホルダーによる多少のメットインスペースの減少ぐらいでしょうし。荷物いっぱい入れたいならバッテリー1つで運用すればいいだけですし。
市販モデルはどうなるんでしょうね?e-poとより差別化するためにもバッテリー2つつくと嬉しいけども。
e-choinoriの写真とかはこちらでどうぞ。
聞いてた話とか記事にしたいと思ってたのですが、メディアさんの記事である程度同様の事が載ってるだろうから、別に書かなくても良いのかなとか思えてきた。