トレーサー9GT+が正式発表されました。レーダーが付いてる上級グレードです。
- 2022年11月7日:正式発表されました。過去の情報はこちら。
- 2022年7月7日:レーダーが付いてるTracer9GTのスパイショットが撮られている。
2023年モデルのTRACER9 GT+(トレーサー9GT+)のリリース
公式ページこちら。イギリス。
2023年モデルのTRACER9 GT+(トレーサー9GT+)のカラーラインアップ
パワーグレー
アイコンパフォーマンス
2023年モデルのTRACER9 GT(トレーサー9GT)のカラーラインアップ
ピュアホワイト
ミッドナイトブラック
こちらはトレーサー9GTです。+じゃないよ。カラーの変更のみっぽい。
2023年モデルのTRACER9 GT+(トレーサー9GT+)の画像
トレーサーGTの顔、レーダーと相性がいいですねぇ。レーダー特有のとってつけた感がありません。
サイドパニアのお姿
フルパニアのお姿。サイドパニアは標準装備ですが、トップボックスはオプションすね。見慣れない箱ですね、新規の箱かも。かっちょいいね。
2023年モデルのTRACER9 GT+(トレーサー9GT+)のスペック
全長:2,175mm
全幅:885mm
全高:1,430mm~1,470mm
ホイールベース:1,500mm
シート高:820mm~835mm
重量:223kg
燃料タンク:19L
最低地上高:135mm
エンジン:DOHC水冷3気筒4バルブ
排気量:890cc
ボア×ストローク:78.0mm×62.1mm
圧縮比:11.5
ミッション:6速
馬力:87.5kW(119.0PS)/10,000rpm
トルク:93.0Nm/7,000rpm
排ガス規制:euro5
フロントサスペンション:倒立
フロントトラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:137mm
キャスター:25°
トレール:108mm
フロントブレーキ:298mm
リアブレーキ:267mm
フロントタイヤ:120/70ZR17M/C (58W)
リアタイヤ:180/55ZR17M/C (73W)
2023年モデルのTRACER9 GT+(トレーサー9GT+)の装備
車体
- 新型シート:形状、ウレタンの密度変更。レザー調のシート表皮、エンボス加工、ステッチにより、機能性と高級感を演出。
- KYB製セミアクティブサスペンション:前後フルアジャスタブル
- ブリヂストンS22
- グリップヒーター
- リアパニア
- センタースタンド
シート以外は現行と同じかな?詳しくは下の方で比較するね。
仰る通りに高級感が凄いシート。
電子機器
- 7インチフルカラー液晶メーター:3パターンのメーター表示
- USB Type-A電源:メーター下
- スマートフォン連携:Garmin Navigationによるナビ表示可能
- コーナリングライト
NIKENと同じでかいフルカラー液晶メーターになりました。
ナビ対応です。サブスクリプションサービスですが。
メーターすぐ下にUSB A電源が付いてます。Cじゃないよ。
電子制御
- ACC(アダプティブクルーズコントロール):4モード。前方の車両に合わせて加減速する。
- レーダー連動ユニファイドブレーキシステム:必要に応じてブレーキ操作をアシストし、前走車と車間距離が一定以上近づくと前後のブレーキバイアスを調整する。(ブレーキ補助的な機能で勝手にブレーキはかけないっぽい)
- 第3世代クイックシフター
- ライディングモード:スポーツ/ストリート/レイン/カスタム
アダプティブクルースコントロール採用です。しかもレーダー連動ブレーキもあります。
レーダー連動型のブレーキシステムはバイクだと世界初採用だそうです。へーすげー
ライディングモードも変更されています。
新しい第3世代クイックシフターって記載がありますが、現行のトレーサーGTのクイックシフターとは違うものっぽいです。どのへんが第3世代なのかは謎。ハード的には同じに見えるので、ソフトが変更されているのかも。
第3世代QSSの改良点は「加速中のシフトダウンに対応」ですね。
現行9GTだとQSSでのシフトダウンにはスロットルを戻す必要がありますが(シフトアップは現行でもスロットル戻す必要なし)、その制限がなくなってます。
2022年11月8日のコメントです、ありがとうございます。
なるほど、そういう事なんですね。メディアさんも同様の事を書かれてましたので、メディア向けリリースにはそういう記載があるんだと思う。
2023年モデルのTRACER9 GT+とTRACER9 GTのスペックの比較
GT+/GT
- シート高:820mm~835mm / 810mm~825mm
- 重量:223kg / 220kg
- 燃料タンク:19L / 18L
- リアブレーキ:267mm / 245mm
燃料タンクに関しては同じものに見えますので、19Lは公式ページのミスかもしれません。
2023年モデルのTRACER9 GT+とTRACER9 GTの装備の比較
車体
- リアキャリパー
- 大径リアディスク
- リアマスターシリンダー
- 新型シート
- ブレーキペダル
- ステップ
- ステッププレート
- センタースタンド:長くなってる
- タイヤ:BATTLAX HYPERSPORT S22 / BATTLAX SPORT TOURING T32
電子機器
- メーター:7インチフルカラー / 3.5インチフルカラー×2
- スマートフォン連携:ナビ対応 / ナビ不可
- 電源:メーター下USB A / メーター奥12V
- ハンドルスイッチボックス
電子制御
- ミリ波レーダー:あり / 無し
- ACC:あり / 無し
- レーダー連動ブレーキ:あり / なし
- クイックシフター:第3世代 / 第2世代(?)
- ライディングモード:スポーツ/ストリート/レイン/カスタム / 1/2/3/4(カスタムが無い)
2023年モデルのTRACER9 GT+とTRACER9 GTの見た目の比較
- シート
- リアブレーキ類
- ステップ類
- リアインナーフェンダー
- ミラー:根本が太くなってる
- スクリーン調整機構:見た目が違う
- ヘッドライトの間にミリ波レーダー
- タイヤ
- 左右ハンドルスイッチ
- メーター
テールランプが変更されている様に見えますが…
- 日本現行GT/GT+
- EU新型GT/EU旧型GT
が同じテールランプです。なので日本国内モデルのテールランプが変わることは無いと思います。
大体そんな感じです。
他社は最上級モデルにレーダーをつけてますのでかなり高額になってますが、ヤマハは比較的安価なトレーサー9GTにレーダーつけてますので、他社より安価になりそうですね。商売上手。
かといってトレーサー9GTの電子制御は他社のハイエンドクラスに引けをとりませんし、軽量でハイパワーです。
電子制御とかレーダーは欲しいけど、軽くて安価なやつが良いって方は結構いると思いますので、主戦場のヨーロッパで人気でそうですね。