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GSX-S1000GX向けのリアビューモニターの特許

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GSX-S1000GX向けのリアビューモニターの特許

そういえば大手メーカーの市販車でリアビューモニターついてる車種ってまだないかな。

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スズキの映像表示システムの特許

スズキの映像表示システムの特許

後続車両との距離感や後続車両のサイズ感を維持したまま、広範囲な領域を含む後方映像を表示することができる、映像システムを提供する。

2022年12月出願の特許です。

モータサイクルの後方を撮像する撮像装置と、ライダーの前方に配置され、前記撮像装置で得られた映像データに基づいて映像を表示する表示装置と、モータサイクルの走行時に、撮像装置による撮像映像の撮像範囲の第1の領域を切り出した第1の映像を表示する第1の画面を表示させた後で、第1の画面から、撮像範囲の第1の領域よりも広い第2の領域を切り出した第2の映像を表示する第2の画面に遷移するように表示装置を制御する制御装置と、を備えた映像表示システムとする。

あ、リアビューモニターですね。しかもカメラの表示領域を切り替え出来る。

スズキの表示制御装置の特許

ライダーの真後ろの死角を低減可能な映像を切り出すことができる、映像システム及び表示制御装置を提供する。

2023年7月出願の特許です。

映像表示システムは、モータサイクルの後方確認用の光学ミラーと、モータサイクルの後方を撮像する撮像装置と、ライダーの前方に配置され、撮像装置で得られた映像データに基づいて映像を表示する表示装置と、モータサイクルの走行時に、撮像装置による撮像映像の撮像範囲の第1の領域に対応する第1の映像を表示する第1の画面から、第1の領域とは異なる第2の領域に対応する第2の映像を表示する第2の画面に遷移するように、表示装置を制御する制御装置と、を備え、第1の領域及び第2の領域の各々は、自車両の真後ろ方向に延在する自車両の車幅に相当する光学ミラーによるライダーの死角領域を含む。

こちらも関連特許です。

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リアビューカメラの特許

テールのカメラで映してモニターに表示

撮像装置12は、車体11の後方を撮像する装置である。撮像装置12は、画角が60度未満のカメラであってもよいし、画角が60度以上の広角レンズを備えたカメラであってもよい。撮像装置12としては、例えば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等のイメージセンサを備えたデジタルビデオカメラを用いることができる。

テールにカメラが付いてます。

表示装置14としては、車体11のインストルメントパネルに備え付けられたディスプレイを使用してもよく、後付けのディスプレイを使用してもよい。例えば、図2に示すように、備え付けのディスプレイを使用する場合、表示装置14は、インストルメントパネルの中央に配置することができる。また、後付けのディスプレイの場合は、メータディスプレイの近くに表示装置14を配置することができる。

その映像をメーターまたは後付のディスプレイに表示します。車両の図とかメーター周りはGSX-S1000GXですね。

18は操作装置でして、メーターの表示を切り替えたり。普通にスイッチですね。

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表示範囲の切り替えが出来る

図6(C)に示す通常映像71は、図6(A)に示すように、撮像映像60の撮像範囲から一部の領域62を切り出して反転させた映像である。通常映像71は、ライダーは後続車両との距離感や後続車両のサイズ感を把握し易いように、表示される像が光学ミラーの鏡像と同様の大きさになる倍率で表示される。また、反転映像を表示するのは、後方確認用の光学ミラーに映る鏡像と同じ向きで表示される方が、ライダーは後方の状況を把握しやすいためである。

通常の映像だとトリミングと拡大処理して、ミラーと同じぐらいの倍率で表示するんですって。真後ろ見えるから助かるね。

図6(E)に示す広範囲映像73は、図6(A)に示すように、撮像映像60の撮像範囲のうち領域62より広い領域64を切り出して反転させた映像である。図6(D)は、車両を上から見た図である。着色領域は、広範囲映像73の切り出し範囲を表している。ライダーは、車線変更や右左折の際に広範囲な領域を確認したい場合がある。このため、表示制御部52は、ライダーの指示に応じて広範囲映像73を表示装置14に表示させる。

なお、領域64は、撮像映像60の撮像範囲のすべての領域を含んでいてもよい。この場合、切り出しは省略することができる。

こちらは広角モードですね。こちらは映したまんま(反転はしてるけど)か多少トリミングするかですね。

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表示範囲の制御が応用利く

ウィンカー出した方が広範囲で見える

図6(E)に示すターン側が広い広範囲映像73は、図6(A)に示すように、撮像映像60の撮像範囲のうちターン側が広くなるように領域64を切り出して反転させた映像である。この例は右折する場合であり、領域64は、車両進行方向に対して右側が広く、図6(A)では左側が広い領域である。領域64は、通常映像として切り出される領域62を含む。広範囲映像73を表示する画面に切り替えることで、ライダーは、右左折時に確認したいターン側の後方映像を見ることができる。

進路変更時には、ライダーは、スライドスイッチを左右にスライドさせて、ターン側のウィンカを作動させる。第3の実施形態では、ターンスイッチ18Aが操作されると、その操作に連動して画面を切り替える。

2つ目の特許の方だと表示の制御の別案が載ってまして、ウィンカー出した方を広めに表示したり。

これ賢いですよね。ウィンカー出してる方が広範囲で見えた方が車線変更の時とか助かるし。

ブライドスポットモニターに連動

前記制御装置は、前記モータサイクルに設置されたブラインドスポットモニタの検知結果に連動して、前記第1の画面から前記第2の画面に遷移するように前記表示装置を制御する。

本開示の第6態様の映像表示システムによれば、ブラインドスポットモニタの検知結果に応じて自動で画面が切り替わるため、ライダーによるスイッチ操作の回数を減らすことができ、ライダーは、自車両の斜め後方からの車両の接近している場合に、他車両が後側方から接近した際に、検知された車両がいる側の映像を見ることができる。

複数の案が載ってまして、こちらはブラインドスポットモニターに連動するパターン。

その他色々操作に関する案だったり、別の実施形態とかあります。気になる方は2024-091245でどうぞ。

大体そんな感じです。

最近はリアにレーダーつけてるバイク等は普通に市販されてますね。ブラインドスポットモニターに関してもそう。

なので将来的にはリアビューモニターが採用されるバイクも出てくると思います。便利ですし。法規的にどうなんだろう?

スズキはレーダーとかその辺の先進安全機能関連は他社と比べて遅れてますので、今回の特許に関してもすぐに採用される系の特許ではなさそう?

現物がある系の特許では無いと思いますが、将来的には市販モデルに採用される可能性は結構高いと思います。他社もこういうの開発中でしょうし。

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