PCXむけっぽいシートの特許が複数あるのですが、どうもフレーム変わりそうな感じあります。
新型PCX向けっぽい着脱可能なシートの特許
”着脱可能なシートクッションであり、クッション性の調整及びクッションと底板の滑りの調整を可能とする車両のシート構造を提供する。”
”クッション80〜82、85と、クッション80〜82、85を覆うカバー50とを備える車両のシート構造において、クッション80〜82、85は、樹脂からなり、カバー50は、クッション80〜82、85に着脱自在に設けられるとともに、クッション80〜82、85は、車両側面視でシート底板60の上部に設けられ、クッション80〜82、85とシート底板60の間にスペーサー90、95を設けたことを特徴とする。”
着脱可能クッション??樹脂??
”本発明に係る車両のシート構造は、クッションと、クッションを覆うカバーとを備え、前記クッションは、樹脂からなり、前記カバーは、前記クッションに着脱自在に設けられるとともに、前記クッションは、車両側面視でシート底板の上部に設けられ、前記クッションと前記シート底板の間にスペーサーを設けた。この構成によれば、スペーサーを設けることでクッション性を調整でき、ライダーの乗り心地をライダーの特性に合わせることができる。”
ちなみに普通のクッションはウレタンです。そういえば通気性がいい樹脂製のシートクッションの特許をホンダが以前に出願してましたね。SSっぽい見た目で。
シートはこんな感じ。着脱可能…?
あ、なるほど。それが着脱可能なのね。
第1のクッション。
第2のクッション。
あ、シート自体の厚さが違いますね。
第3のクッション。めっちゃ分厚い。
そういう感じで、クッション部分の交換が可能なシートの特許です。
コレって簡単にハイシートやローダウンシートに変更可能ですね。
これって買う時はシートユニット丸ごとじゃなくて、クッション部分だけの交換で済むので、簡単かつお値段も安くなりそう。良いね…
どういう車両向けの特許じゃい
”自動二輪車(小型車両)1は、車体フレーム10と、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11と、車体フレーム10の後部に支持されるパワーユニット12と、後輪3と、乗員が跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。”
モロにPCXなんですけど、透けて見えるフレームの形は現行JF81とは違いますね。1つ前ともあまり似てません。
最初期型のPCXのフレームと似てます。車両の図も最初期のPCXに似てますね。
カモフラージュの意味、またはとりあえずで初期型の図を使ってるんでしょうか?
まぁ普通にPCX向けの特許と見ていいと思います。
こちらシート裏の形です。これも現行とは違います。
こちらに関してはどの型とも違いますけど、大まかな形が似てるのは初期型でしょうか。でもほとんど似て無いです。
こういう風にそのまま市販モデルにつくんじゃない?ってレベルで図が細かいって事は、恐らくは新型PCXにこのシートユニットがそのまま採用されるのでは?
そうであるなら、新型PCXの開発は既に結構進んでるって感じですねかね。
新型PCX向けっぽいシートの特許2
”従来技術ではクッションがシート形状に合わせて形成されており、座部としてのクッション性を必要としない部位にもクッション部材を設けることになり、シート重量がかさんでしまうことが課題となっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、シート重量を抑える新たな構成となる車両のシート構造を提供することを目的とする。”
2018年1月出願の特許。
コレ見ればわかる通りに、クッション部分って80と85のみですよね。
その他クッション性必要としない部分は中空ですね。シート表皮は張るので、中空の部分も特には問題なさそう。
新型PCX向けっぽいシートの特許3
”従来技術はシート着座部に設けられた凹部を通じてシート底板に設けられた排水部に水を誘導するものであるが、メッシュシートのように座面上全体から水が浸入する場合には、シート底板の一箇所ないし二箇所にのみ水を誘導する構造では排水のキャパシティが小さい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、座面から浸入した水をより効率的に排出する車両のシート構造を提供することを目的としている。”
”底板60と、底板60に支持されるクッション80、85と、クッション80、85を覆う表面部材50とからなるシート13を備えた車両のシート構造において、クッション80、85は、三次元網状構造を有し、底板60は、表面部材50およびクッション80と当接するリブ71を備え、リブ71は複数からなり、隣り合うリブ71間に空間Aを有し、表面部材50は、クッション80、85に着脱自在に設けられるとともに、三次元網状構造を覆う領域にメッシュ52、53を有する。”
三次元網状構造ですけど…
コレですね。こちらシートの断面です。
”熱可塑性エラストマーからなる樹脂製の繊維(連続線状体とも称する)105を曲がりくねらせてループを形成し、各ループの接触部分を融着などで接合し、三次元網状構造に構成したものである。”
クッション80や85は上記の素材で出来てるよ。
”クッション性及び耐久性に優れ、且つ、ウレタン製のクッションと比べ、格段に通気性に優れたクッション80、85が得られる。”
ですって。へー。でもちょっとお高そうね。
”メッシュ素材100は、合成樹脂などからなる繊維素材を編んで形成された編地からなる三層構造に形成される。つまり、メッシュ素材100は、外部に露出する表面を構成する表層101と、裏面を構成する裏層102と、表層101及び裏層102を連結する連結層103とを備える三次元立体編物で形成される。表層101及び裏層102は、メッシュ状の孔空き組織の編地で形成され、通気性を有する。表層101には、表面の肌触りを良好にし、かつ、保水性の少ない繊維素材(嵩高糸、原糸等)を用いることが好ましい。”
100はメッシュ素材です。シート自体がメッシュ…更にその下は三次元網状構造…大変通気性よさそう。
シート自体が通気性や排水性高いし、クッション部分とシートの土台に空間があるので、排水性ええよって感じですかね。
東南アジアあたりってめっちゃ蒸し暑いし、雨もよく降るってイメージなので、この特許はピッタリですね。
新型PCX、恐らくはフレームも変わるのでは?
シートの形ってメットインの形に左右されますけど、メットインの形はフレームに左右されますよね。
ちなみにJF28、JF28(ESPの奴)とJF56、JF81でフレームが違います。合計3種類あります。
個人的な予想なんですけど、特許の図的に見て、新型PCXはフレームが変更されると思います。
たぶんエンジンも変わると思う
現行モデルのエンジンは旧型からのマイナーチェンジって感じでしたので、そろそろ大きな変更があるのでは?EURO5もありますし。
ちなみにライバルのNAMXはそろそろマイナーチェンジがあるよ。
現行でエンジンが4バルブでVVAを装備してます。
負けず嫌いなホンダチャンですので、新型PCXは4バルブになってVTEC装備しちゃったり?
流石にそこまではやらないですかねぇ…でもホンダですし、PCXって結構な稼ぎ頭ですのでやりかねんよね。
さっきも言いましたけど、EURO5ありますんで結構大幅なアップデートは期待していいと思います。素人の勝手な予想だよ。