新型Z900RSが発表されましたので、CB1000Fとスペックや装備の比較をしました。
デザイン・価格
CB1000F
CB750F/CB900Fオマージュデザインですね。それでいて結構ネオよりな雰囲気です。現代風丸目ネイキッドですよね。
今時のモデルらしく、シンプルで洗練された印象でした。派手さはありませんが、綺麗にまとまってて、現物はかなり良かったです。
Z900RS
こちらは海外仕様の無印のZ900RSです。シートとハンドルが日本国内仕様とは違います。
こちら日本国内仕様のBlack Ball Editionです。無印相当ですかね。日本は無印がなさげです。
Z900RSはZ1/Z2とかゼファー系のオマージュって感じでしょうか。結構レトロに寄せてると個人的には感じました。
質感が高く、細部のこだわりを感じますし、ゴージャスな雰囲気です。昔のバイクっぽさがありますね。
ゼファー750とZ2とZ900RSが並んで展示されていたので観察したのですが、Z900RSはよく出来てるなーって思いました。
オマージュ系だけど、これはZ900RSという本物って感じでしょうか。うまく言えないのですが、これはこれで本物だから納得して買えるって方が多いのかなと思いました。
日本での価格
- CB1000F:139万7,000円
- Z900RS Black Ball Edition:152万9,000円
Z900RSはカワサキケア込の価格です。3年間の点検費用とオイル交換込です。メンテナンスパック的な。
なので単純には比較できませんが、価格差は13万2,000円もあります。結構な差です。
灯火器類・メーター
CB1000F
新規のLEDヘッドライトです。イカリング付です。今のところ専用装備ですね。
ウィンカーはいつもの共通の奴です。
テールランプも恐らくは新規の専用の物です。
5インチフルカラー液晶メーターです。ホンダの多くの車種で使われている物です。
スマートフォン連携に対応していて、簡易ナビもあります。
Z900RS
Z900RSは画像の都合で旧型の画像も載せていますが、基本的にものは同じなので。
でかい(170Φ)LEDヘッドライトです。W800もこのヘッドライトですね。レトロな雰囲気もあっていいですよね。
ウィンカーはカワサキの共通の奴。
テールランプは専用でしたっけ。電球に見えますけどLEDだったと思います。
こちらもレトロ感が強いですね。
新型になっても2眼メーターです。アナログスピード、アナログタコ、デジタルインフォメーションです。
私は昔ながらの丸目ネイキッドのバイクが好きなタイプの人間ですので、やっぱりこのメーターは好きですね。
旧型のメーターと比べて、文字盤にクルーズコントロールの表示が追加されていたりします。あとレッドゾーンが1,000rpm上がってますね。
車体サイズ
全長×全幅×全高
- CB1000F:2,135mm×835mm×1,125mm
- Z900RS:2,100mm×865mm×1,150mm
あ、CB1000Fって結構でかいですね。そういえば結構テールが長いですね。
Z900RSに関してはヨーロッパ仕様のスペックです。日本国内仕様は全高がヨーロッパ仕様と違うと思います。ハンドル違うので。
ホイールベース
- CB1000F:1,455mm
- Z900RS:1,465mm
CB1000Fは全長は長いけどホイールベースはそうでもないですね。やっぱりテールが長いんすね。
シート高
- CB1000F:795mm
- Z900RS:835mm(810mm)
シート形状で結構足つきって変わってきますので、実際に跨って確認したほうが良いと思います。
CB1000Fはこんな感じ。
タックロール部分にウレタンを盛り込んだことでクッション性を向上。その代わりローシート(日本仕様)で従来のシート高800mmから新型では810mmになっているが、クッションストロークが大きめに取ってあることから足着き性に大きな変化はないという(ジャパンモビリティショーの現場で説明スタッフが言及)。
ヤングマシンさんにメディア向けっぽい公式画像が載っているのですが、それによると日本国内仕様のZ900RSのシート高は810mmです。
車両重量
- CB1000F:214kg
- Z900RS:216kg
リッター前後の4気筒モデルなのでこんなもんでしょうね。
とはいえどちらもストリートファイターベースなので軽い方だと思います。
エンジン
CB1000F
- エンジン:DOHC水冷4気筒4バルブ
- 排気量:999cc
- ボア×ストローク:76.0mm×55.1mm
- 圧縮比:11.7
- ガソリン:ハイオク
- アシスト&スリッパークラッチ
CBR1000RR(SC77)系のエンジンです。SC77は2017年モデルです。最後のCBR1000RRですね。
SC77はSC59(2008)がベースの様ですので、元々は2008年生まれのエンジンって感じでしょうか。
CB1000 HORNETと同系エンジンですが、カムシャフト、吸排気系、ギア比が変更されています。
排気系が今どき珍しい銀ピカの筒です。いい感じの太さと長さです。
Z900RS
- エンジン:DOHC水冷4気筒4バルブ
- 排気量:948cc
- ボア×ストローク:73.4×56.0mm
- 圧縮比:11.8
- ガソリン:ハイオク
- アシスト&スリッパークラッチ
Z1000系がベースのエンジンです。
Z1000系は2010年モデルから新規の専用設計エンジンになりまして、そこから派生したエンジンですね。
Z900とはエンジン外観やセッティング等も異なりましたが、2026年モデルの新型からは大体同じエンジンですね。ギア比等も同じですし。
Z900RSは新型になってマフラーが長くなりました。
Black Ball Editionは排気系の一部が耐熱ブラックです。他は銀ピカ。
エンジンスペック
馬力
- CB1000F:91kW(124PS)/9,000rpm
- Z900RS:85kW(116PS)/9,300rpm
CB1000FとZ900RSは8PSの差がありますが、このクラスでの8PSって乗っててそんなに差を感じないと思う。
それにこういうバイク乗る人って馬力の高さとかそこまで気にしてなさそうですし。
でもやっぱり数字がでかいと嬉しいよね…
トルク
- CB1000F:103Nm/8,000rpm
- Z900RS:98Nm/7,700rpm
CB1000Fは排気量が大きい分、馬力もトルクも大きめです。とはいえそこまで大きな差では無いですね。
パワーウェイトレシオ(重量/馬力)
- CB1000F:1.73
- Z900RS:1.86
値が小さい方が優れているよ。
CB1000Fの方が軽くて馬力もありますので、パワーウェイトレシオが優れています。
燃料タンク容量
- CB1000F:16L
- Z900RS:17L
日本は小数点以下は切り捨て表記なんですが、ヨーロッパも同じ数字なので、大体この通りの容量だと思われます。
燃費
- CB1000F:17.9km/L
- Z900RS:20km/L
Z900RSは新型になって燃費が良くなりました。とはいえ日本国内仕様とヨーロッパ仕様だと同じWMTC燃費でも結構値が違う事があるので、現状なんともって感じです。
CB1000Fは燃費があんまりよろしくないです。ホンダでは珍しいですね。
航続距離(燃費×タンク容量)
- CB1000F:286.4km
- Z900RS:340km
CB1000FとZ900RSは53.6kmも航続距離に差があります。
乗り方で結構燃費って変わってきますけど、53.6kmの差はかなりの差だと思います。
とはいえCB1000Fも300km近くありますので、そこまでは困らないと思います。300km近くあると基本的に困らないよね。200km近くだと結構困る。
長くなりましたので、次のページに続きます。2分割してます。




















