日本国内モデルのMT-09 Y-AMTが発表されましたので、普通もMT-09と比較したり。
2025年モデルのMT-09 Y-AMTのリリース
ヤマハ発動機販売株式会社は、ロードスポーツ「MT-09 ABS」をベースに、二輪車の発進・変速操作等を高度な制御で自動化する新たな機構「Y-AMT(Yamaha Automated Transmission)」を採用した「MT-09 Y-AMT(エムティーゼロナイン ワイ・エーエムティ)」を9月30日に発売します。
「MT-09 Y-AMT」は、クラッチレバーとシフトペダルを備えず、代わりにシフトアップ&ダウン操作をハンドシフトに集約した「MTモード」と、変速を自動化する「ATモード」を搭載。クラッチレバーおよびシフトペダルの操作を必要とせず、ライディングにより集中できるスポーツ性と快適性を提供します。
クラッチ操作不要のロードスポーツ「MT-09 Y-AMT」新発売~軽量・コンパクトで上質な変速を可能にする新電子制御シフト機構「Y-AMT」搭載~ - ニュースリリース | ヤマハ発動機株式会社
MT-09のカラーラインアップ
2024年モデルのMT-09のカラーラインアップ
ダークブルーイッシュグレーメタリック8
ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットダークグレーメタリック6
2025年モデルのMT-09 Y-AMTのカラーラインアップ
ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットダークグレーメタリック6
ついでにヨーロッパのMT-09 Y-AMT
テックブラック
ミッドナイトシアン
アイコンブルー
日本ではダークブルーイッシュグレーメタリック8(ミッドナイトシアン)が無くなってます。へーなんでだろうね。数が出ないからでしょうか。
2025年モデルのMT-09 Y-AMTのスペック
全長:2,090mm
全幅:820mm
全高:1,145mm
ホイールベース:1,430mm
シート高:825mm
重量:196kg
燃料タンク:14L
最低地上高:140mm
エンジン:DOHC水冷3気筒4バルブ
排気量:890cc
ボア×ストローク:78.0mm×62.1mm
圧縮比:11.5
ミッション:6速
馬力:88kW(120PS)/10,000rpm
トルク:93Nm/7,000rpm
燃費:20.8km/L
フロントサスペンション:41mm倒立
フロントトラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:117mm
キャスター:24°40'
トレール:108mm
フロントブレーキ:298mm/4pot
リアブレーキ:245mm/1pot
フロントタイヤ:120/70ZR17M/C (58W)
リアタイヤ:180/55ZR17M/C (73W)
一部スペック変更されていますが、基本的に同じです。
2025年モデルのMT-09 Y-AMTの装備
Y-AMT
Y-AMTが採用されました。
MTモードでは左ハンドルスイッチボックスのシーソーレバーで変速出来ます。人差し指のみ、または人差し指と親指で操作出来るよ。
上記の通りにクラッチレバーはありません。シフトペダルもないよ。
MTモードとATモードがあります。
MTモードはスポーツ/ストリート/レイン/カスタム1/カスタム2の5モード。
ATモードにはDモードとD+モードがあります。
D+モードはスポーティーなモード(結構上まで引っ張る)で、Dモードは市街地走行や長距離走行に向いてるモード。
ATモードとMTモードは右ハンドルスイッチボックスのトリガーボタンで変更出来ます。直感的でいいね。
5インチフルカラー液晶メーターです。この辺はノーマルと変更ない。
ギアポジションの右にATかMTか、右端にDかD+かが載ってますね。
Y-AMTはライディングモード連動です。ATモードでもそう。
AMTとスロットルバイワイヤは相性よさそう。
スマートキー
MT-09SPと同じくスマートキーが採用されています。
無印MT-09には採用されていません。
FIセッティング変更
エンジンスペックは変更ありませんが、FIのセッティングが変更されているそうです。
2025年モデルのMT-09 Y-AMTの価格
2025年モデルのMT-09 Y-AMTの価格
- MT-09:125万4,000円
- MT-09 Y-AMT:136万4,000円
税込11万円増しです。ヨーロッパ価格から予想した値と全然違いますね。すみません。
ちなみにヨーロッパでの無印との差額は10万5,000円なんですけど、ヨーロッパではそもそも無印のMT-09が192万9,000円で、Y-AMTは203万4,000円です。えらく高いよ。
ヨーロッパの無印とY-AMTの価格差は、日本での感覚だと4万4,000円~6万6,000円増しぐらいなんですよね。
なのでその辺考えますとヨーロッパではY-AMTモデルは数が出ると見て、結構安価に価格設定されてるのかもしれません。日本のMT-09 Y-AMTは結構割高というか、高めの価格設定だと思います。
2025年モデルのMT-09 Y-AMTの販売計画台数
- MT-09:500台
- MT-09 SP:1,200台
- MT-09 Y-AMT:300台
販売計画台数は300台です。シリーズでは一番少ないよ。
300台はそんなに多くないかな?とはいえシリーズ合計だと2,000台なのでそれなりの数です。
MT-09 Y-AMTとMT-09の比較・変更点まとめ
MT-09 Y-AMTとMT-09のスペックの比較
- 重量:196kg / 193kg
- 燃費:20.8km/L / 21.1km/L
MT-09 Y-AMTとMT-09の装備の比較
- Y-AMT:あり / なし
- シフトペダル:なし / あり
- クラッチレバー:なし / あり
- 鍵:スマートキー / 普通の鍵
- ハンドルスイッチボックス変更
- FIセッティング変更
MT-09 Y-AMTとMT-09のデザインの比較
こちら海外仕様の画像ですが、物は同じなので。
ついでに青。ハンドルスイッチボックスが変わってたり、クラッチレバーがなくなってたり。グレーだとシフトペダル消えてませんでしたが、ブルーだと消えてますね。
それとエンジン周辺に何かしらがついてますね。あんまりでっぱってないよ。
エンジン上に隙間がありますので、そこにいい感じにY-AMTの機構が収まってますね。いいね。
左側もいい感じに収まってます。すごいね。流石ヤマハって感じですね。違和感ない。
あ、フレームに小さい箱ついてますね。これは結構そのままついてる。でも場所的にあんまり目立たないね。
日本国内仕様での比較
ついでに日本国内仕様の比較画像。当たり前の話ですがヨーロッパ仕様と同じです。
大体そんな感じです。
ホンダのE-CLUTCHが登場して、ヤマハもY-AMTが登場しました。
ホンダは結構普通のMTよりで、ヤマハはATよりです。各社違いがあって面白いね。
ホンダは+5万5,000円、ヤマハは+11万円ですので、ホンダの方がとっつきやすくはありますね。機構的にもMTに近いですし。
どっちも試してみたいのですがどっちも100万円前後のモデルですので、気軽には試せませんね。後ほど小排気量にも降りてくるのかな?