新型DR-Z400SM/DR-Z400S改め、DR-Z4SMとDR-Z4Sが発表されました。馬力もトルクも燃費もいい感じです。
→新旧比較追記しておきました。
→DR-Z4Sの比較も追記しておきました。
→EURO5+適合してるので日本でも販売される可能性が高い。
→装備の謎に関して追記しました。
→正式発表されました。日本国内モデルも出る。発売日追記
2025年モデルのDR-Z4SM/DR-Z4Sのリリース
公式ページこちら。イギリス。
公式ページこちら。イギリス。
2025年モデルの新型DR-Z4SMのカラーラインアップ
スカイグレー
ソリッドスペシャルホワイトNo.2
2025年モデルの新型DR-Z4Sのカラーラインアップ
チャンピオンイエローNo.2/ソリッドスペシャルホワイトNo.2
ソリッドアイアングレー
2025年モデルの新型DR-Z4SM/DR-Z4Sのスペック
DR-Z4SMのスペック
全長:2,195mm
全幅:885mm
全高:1,190mm
ホイールベース:1,465mm
シート高:890mm
重量:154kg
燃料タンク:8.7L
最低地上高:260mm
エンジン:DOHC水冷単気筒4バルブ
排気量:398cc
ボア×ストローク:90.0mm×62.6mm
圧縮比:11.1
ミッション:5速
馬力:28kW(38.1PS)/8,000rpm
トルク:37Nm/6,500rpm
燃費:29.4km/L
排ガス規制:euro5+
フロントサスペンション:倒立
フロントトラベル:260mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:277mm
キャスター:26.5°
トレール:95mm
フロントブレーキ:310mm/2pot
リアブレーキ:240mm/1pot
フロントタイヤ:120/70R17
リアタイヤ:140/70R17
DR-Z4Sのスペック
全長:2,270mm
全幅:885mm
全高:1,235mm
ホイールベース:1,495mm
シート高:920mm
重量:151kg
燃料タンク:8.7L
最低地上高:300mm
エンジン:DOHC水冷単気筒4バルブ
排気量:398cc
ボア×ストローク:90.0mm×62.6mm
圧縮比:11.1
ミッション:5速
馬力:28kW(38.1PS)/8,000rpm
トルク:37Nm/6,500rpm
燃費:28.4km/L(アメリカ) / 28.6km/L(ドイツ)
排ガス規制:euro5+
フロントサスペンション:倒立
フロントトラベル:280mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:296mm
キャスター:27.5°
トレール:109mm
フロントブレーキ:270mm/2pot
リアブレーキ:240mm/1pot
フロントタイヤ:80/100-21
リアタイヤ:120/80-18
馬力もトルクも燃費も予想より良いですね。旧型はEURO4すら適合していないモデルだったのですが、それをEURO5+適合させてこのスペックは凄いと思う。
エンジンほとんど再設計してるらしいですし、スロットルバイワイヤ等のおかげでしょうか。スズキに感謝。
2025年モデルの新型DR-Z4SM/DR-Z4Sの装備
新型DR-Z4SM/DR-Z4Sのエンジン
- 新型シリンダーヘッド:吸気ポート、吸気バルブの境界部分形状、燃焼室の形状最適化
- チタン吸気バルブ
- ナトリウム封入中空排気バルブ
- カムシャフトプロファイル変更:吸気リフト量増加。バルブオーバーラップ最適化。
- バルブスプリングレート増加
- デュアルスパーク:プラグ2本付いてる奴。イリジウムスパークプラグ
- 新型ピストン、新型クランクケース:フリクションロスが最大20%低減。出力と燃費向上
- ドライサンプ:旧型もそう
- インジェクション:42Φ、10穴
- セルのスターターとローター再設計
- ミッション改良:独立したクラッチカバー。旧型もそうだったような。
- アシスト&スリッパークラッチ
- トランスミッションギア、シャフトの殆どを変更:抵抗を減らし、強度向上
- 新型ラジエーター:ファンが大型化
見た感じはマグネシウムのカバー類は使ってなさそう。新型にはそういう記載がない。ピストンに関しても鍛造との記載はないので鋳造かも。
ほぼ全ての部品が再設計されているそうです。
新型DR-Z4SM/DR-Z4Sの吸排気系
- 新型エアクリーナーボックス、インレットパイプ:鋭いスロットルレスポンス、力強い低速トルク。
- PAIRシステム:マフラーに空気を供給するシステム。排ガス対策。旧型からある。
- 新型排気系:ダブルウォールサイレンサー。ライダーを熱から守る。ヒートガードの事かしら?
- EURO5+適合
EURO5+適合です。やったぜ。ほんま嬉しい。
新型DR-Z4SM/DR-Z4Sの電子制御
- スロットルバイワイヤ
- ライディングモード:3モード
- トラクションコントロール:3モード/オフ
- ABS
新型DR-Z4SM/DR-Z4Sの車体
- 新型フレーム:鋼管ツインスパーフレーム。リアフレームはアルミ。
- KYB倒立フォーク:カートリッジ式。伸/圧
- KYBリアサスペンション:伸/圧/プリロード
- 新型アルミスイングアーム
- 新型テーパーアルミハンドル:20mm高くなった
- 新型のワイドなステップ:18mm後方になった。ゴムは取り外し可能
- アルミアンダーガード
- クイックリリースファスナー:エアフィルターに簡単にアクセス出来る
- 新型シート
新型シートは大丈夫なのかな?旧型はなかなかにきついです。
鋼管ツインスパーフレーム。リアフレームとスイングアームはアルミです。
Sの方
SM。基本的に車体は同じですね。サスとホイールは違うけど。
新型DR-Z4SM/DR-Z4Sの電子機器
- 新型液晶メーター:燃料計もある
- LEDヘッドライト:プロジェクタータイプ
- LEDテールランプ
- LEDウィンカー
- スズキイージースタート
これで車検通るわね。
メーターはGSX-R125等と同じタイプですね。表示は違いますが。
新型DR-Z4SM/DR-Z4Sの純正アクセサリー
アルミスキッドプレート
ナックルカバー
リアキャリア
ブレーキディスクカバー
ローシート。これクッション性大丈夫かな…
12V電源
新型DR-Z4SM/DR-Z4Sの装備のまとめ
共通装備
- 新型フレーム
- 新型エンジン:現行ベース
- アシスト&スリッパークラッチ
- インジェクション:旧型はキャブ
- スロットルバイワイヤ
- ライディングモード
- トラクションコントロール
- LED灯火器類
DR-Z4SMの装備
- ダンロップスポーツマックスQ5A:チューブタイヤ
- リアABSオフ可能
DR-Z4Sの装備
- IRC GP-410:専用設計、チューブタイヤ
- 前後ABSオフ可能、リアABSオフ可能
2025年モデルの新型DR-Z4SM/DR-Z4Sの比較
- 前後サスペンション
- フロントディスク
- 前後ホイール
- タイヤ
- ABS:リアオフ可能 / 前後オフ可能
基本的に大きな違いはなさそう。Sも倒立になりましたね。
新型DR-Z4SMと旧型DR-Z400SMの比較・変更点まとめ
DR-Z4SMとDR-Z400SMのスペックの比較
- 全長:2,195mm / 2,225mm
- 全幅:885mm / 855mm
- 全高:1,190mm / 1,200mm
- ホイールベース:1,465mm / 1,460mm
- シート高:890mm / 870mm(?)
- 重量:154kg / 146kg
- 燃料タンク:8.7L / 10.0L
- 圧縮比:11.1 / 11.3
- フロントディスク:310mm/2pot / 300mm/2pot
- 馬力:38PS / 40PS
- トルク:37Nm / 39Nm
馬力もトルクもほぼかわりません。旧型はEURO4すら適合してなかったのに。すごいですね。スズキに感謝。
重量増はしょうがないと思う。排ガス規制、ABS義務化等ありますので。
燃料タンクは減ってますけど、燃費が良いので航続距離は255.78kmあります。十分では?
DR-Z4SMとDR-Z400SMのエンジンの比較
- シリンダーヘッド変更
- 吸気バルブ変更
- 排気バルブ変更
- カムプロファイル変更
- バルブスプリングレート変更
- ピストン変更
- クランクケース変更
- スロットルボディ:42Φインジェクション / 36Φキャブ
- スパークプラグ:2本 / 1本
- セル変更
- ミッション改良
- クラッチ:アシスト&スリッパー / 普通
- ラジエーターファン変更
DR-Z4SMとDR-Z400SMの吸排気系の比較
- エアクリーナーボックス変更
- インレットパイプ変更
- 排気系変更
DR-Z4SMとDR-Z400SMの電子制御の比較
- スロットル:電子制御 / 機械式
- ライディングモード:3モード / 無し
- トラクションコントロール:3モード/オフ / 無し
- ABS:リアオフ可能 / そもそもない
DR-Z4SMとDR-Z400SMの車体の比較
- フレーム変更
- リアフレーム変更
- スイングアーム変更
- タンク変更
- サスペンション:KYB / SHOWA
- リアサスペンション: 圧/伸/プリロード / 高速圧/低速圧/伸/プリロード
- リアリンク変更
- ハンドル変更
- シート変更
- ポーチ:ない / ある
- アクスルスライダー:無し / あり
- フロントディスク変更
- リアディスク変更
新型のシートはどんなもんなんでしょう。優しいと良いのですが。薄いのであまり期待はできなさそう。
足回りに関しては旧型の方がグレード高そうかな?
DR-Z4SMとDR-Z400SMの電子機器の比較
- メーター変更
- ヘッドライト:LED / ハロゲン
- テールランプ:LED / バルブ
- ウィンカー:LED / バルブ
- スズキイージースタート:あり / 無し
ヘッドライトがLEDになりました。ありがたい。
DR-Z4SMとDR-Z400SMのデザインの比較
基本的に同じ部分ってないのかな?
ホイールは同じかな?あとエンジンは旧型ベースです。それ以外は別物では?すごいね。
新型DR-Z4Sと旧型DR-Z400Sの比較・変更点まとめ
DR-Z4SとDR-Z400Sのスペックの比較
- 全長:2,270mm / 2,310mm
- 全幅:885mm / 875mm
- 全高:1,235mm / 1,230mm
- ホイールベース:1,495mm / 1,485mm
- シート高:920mm / 895mm(?)
- 重量:151kg / 144kg
- 燃料タンク:8.7L / 10.0L
- 圧縮比:11.1 / 11.3
- フロントトラベル:280mm / 287mm
- フロントブレーキ:270mm/2pot / 250mm/2pot
- リアブレーキ:240mm/1pot / 220mm/1pot
- リアタイヤ:120/80-18 / 120/90-18
- 馬力:38PS / 40PS
- トルク:37Nm / 39Nm
リアタイヤのサイズ変わってる。
シート高に関しては旧型の公式ページには935mmって書いてあるんですけど、新型の公式ページには旧型は895mmと記載があります。多分正しいのは旧型は895mmかな。
DR-Z4SとDR-Z400Sの装備の比較
- フロントフォーク:倒立 / 正立
- フロントサスペンション:伸/圧 / 圧/伸/プリロード
- リアサスペンション:伸/圧/プリロード / 圧/プリロード
- ABS:前後オフ可能 / ない
他の部分はDR-Z4SMとDR-Z400SMの変更点と大体同じです。
DR-Z4SとDR-Z400Sのデザインの比較
新型は真横から見ると、顔が小さいのでレーサーっぽさがありますね。シュッとしてる。
それから倒立フォークなのでスマートな感じですね。旧型は極太正立フォークでしたので。
日本国内モデルも出る?確定
期待していいらしいので
私がモーターサイクルショーで聞いた話だと期待していいってお話でした。詳しくはこちら。
世界的な排出ガス規制
ワールドワイドな排出ガス規制に準拠と記載があります。
世界的な排ガス規制っていえばヨーロッパの事ですよね。一番厳しいだろうし。
つまりはEURO5+に適合してるって事ですよね。
→EURO5+に適合してると記載されていますし、ヨーロッパモデルが既に発表されてる。
日本国旗が載ってる
スズキグローバルサイトに掲載されてるアクセサリーカタログに、製品ごとに日本とEUで取り扱いあるかを示すと思われる国旗がつけられてます。
ってことで日本確定ですな。
2024年11月5日のコメントです。ありがとうございます。
日の丸ここにあり……♥
そういう感じで日本国内モデルは確定ですね。
DR-Z4SM/DR-Z4Sの発売日
ヨーロッパだと2025年夏です。
日本は不明ですが、基本的にスズキは海外と同じか、海外より多少早いぐらいにで日本で発売してます。
なので日本国内発売日も2025年夏って認識で良いと思う。または多少早いか。
新型「DR-Z4S」は2025年4月より、新型「DR-Z4SM」は2025年5月より北米・欧州を中心に各国で順次発売を開始します。
スズキ、新型「DR-Z4S」、「DR-Z4SM」を発表|スズキ
→欧米では4月からです。日本もそれに近いと思う。
大体そんな感じです。
馬力とトルクが気になってましたが、ほぼ旧型から変更ありません。燃費も十分いいよ。なんか今のところネガティブに感じる部分があまりない。いい感じだと思う。
あとは価格が気になりますね。以前聞いた時はEURO5+適合させると100万円超えるとかなんとかって話でしたけども…どうなるんでしょうね。