現行モデルはEURO5のままですが、恐らくはインターモトあたりで新型発表されそう。
スズキの排気系の特許
排気系の特許
消音器内において触媒の下流側が消音器の外壁から大きく離れている場合でも、触媒内を流通した後の排気ガスの状態を検出する排気ガスセンサを消音器に容易に取り付けることができるようにする。
2023年3月出願の特許です。
排気装置における消音器17内に設けられた下流触媒62の下流側には、下流触媒62内を流通した後の排気ガスが流通する下流パイプ35が設けられ、下流パイプ35にはセンサ挿入穴38が設けられている。消音器17の外壁18の貫通穴(穴部45)の周縁部には、消音器17とは別体の有底筒状の部材であり、外壁18から下流パイプ35に向かって伸長した取付部材71が取り付けられている。取付部材71の内側には排気ガスセンサ63が配置され、排気ガスセンサ63は、その一端側部分が取付部材71の底穴内および下流パイプ35のセンサ挿入穴38内に挿入された状態で、取付部材71に固定されている。
あ、排ガスセンサーがついてます。下の方で載せますが、触媒劣化の検知の奴です。ほーん。
排ガスセンサー系の特許
消音器に取り付けられた排気ガスセンサと車体に設けられた機器とを接続するケーブルを、消音器の熱から保護し、ぶらつきを防ぎつつ、消音器の近傍に配索することができるようにする。
2023年3月出願の特許です。
鞍乗型車両は、後輪32の側方に設けられた消音器36と、消音器36内に設けられた下流触媒と、消音器36に取り付けられ、下流触媒を流通した後の排気ガスの状態を検出する排気ガスセンサ61と、一端部が排気ガスセンサ61に接続され、他端部が鞍乗型車両1の車体に設けられたECUに接続されたケーブル85とを備え、消音器36には、消音器36をアーム11から離しつつアーム11に固定する上ブラケット68が設けられ、ケーブル85の一端部と他端部との間の部分は上ブラケット68に保持されている。
こっちは排ガスセンサーの配置関連ですね。あらー
新型バーグマン400向けっぽい
車両の図がバーグマン400
最初の特許の車両の図
2つ目の特許の車両の図
こちらはバーグマン400です。
エンジンの図
んでエンジンの図。
こちら現行バーグマン400のエンジンの図。
エンジンや排気系、スイングアーム等はバーグマン400ですね。ホイールは違うね。
そういう感じでバーグマン400向けの特許の可能性が高いです。
EURO5+向けな内容
触媒劣化検知
あ、サイレンサーの内側に63の排気ガスセンサーがついてます。
62は触媒です。触媒のあとセンサーがついてますね。
排気ガスセンサ63は、下流触媒62内を流通した後の排気ガスの状態を検出するセンサである。下流触媒62内を流通した後の排気ガスの状態を検出することにより、下流触媒62の劣化を判定することができる。排気ガスセンサ63は、図3に示すように、消音器17の後部の左部に取り付けられている。
排気ガスセンサ63は、例えばジルコニア方式の酸素センサである。排気ガスセンサ63は、下流触媒62内を流通した後の排気ガスの酸素濃度を検出する。図5に示すように、排気ガスセンサ63の一端側部分の内部には、ジルコニアを用いて形成されたセンサ素子64が設けられている。
触媒の劣化を判定することが出来るとあります。つまりはEURO5+向けの装備ですね。おー
現行バーグマン400はEURO5
現行バーグマン400はEURO5です。
OBDⅡの監視要件は、排出ガス発散防止装置が故障又は劣化したときに WMTCモードにより測定した排出ガス値が異常レベル(OBD 閾値)を超える可能性があるものについて監視・検知できることを規定します。これには、失火や触媒劣化の監視・検知を含みます。
EURO5+に適合するためには触媒劣化の検知のための装置等が必要です。今回の特許がこれです。なのでEURO5+適合するんだと思う。
ちなみに新型MT-09はEURO5+適合した時に、こんな感じで排気系にセンサーとケーブルが追加されています。
バーグマン400の場合はセンサー位置は排気系内側(車体側)ですし、ケーブルも結構目立たない感じでしょうか?
新型バーグマン400の変更点の予想?
現行ベースだと思う
恐らくは車体もエンジンも現行ベースだと思われます。
各社ビッグスクーターはマイナーチェンジでしのいでる感じですし。
外装の変更はありそう?
XMAXはデザイン変更されてますし…
フォルツァに関してもデザイン変更されています。どちらも何度かマイナーチェンジしてますね。
バーグマン400はずっとそのままの形で、装備です。なのでそろろそデザインの変更なりあるのでは?
バーグマン400は昔ながらのビッグスクーターって感じの形ですので落ち着きますけど、ヨーロッパ向けのビッグスクーターとしてはやっぱり主流のデザインではないと思う。
そろそろメーターの変更とか?
バーグマン400のメーターは昔ながらのアナログ&デジタルメーターです。個人的に好きですが、一般的には古臭い印象があると思う。
XMAXはモノクロ液晶、フルカラー液晶メーターです。しかも全画面ナビ対応。
フォルツァは5インチフルカラー液晶メーターです。簡易ナビ対応です。
スズキには共通の5インチフルカラー液晶メーターがありますので、これ使うのとか良さそうな気がするけども。このメーターに変更される可能性はまぁあると思います。
他
- 新型ヘッドライト
- 新型テールランプ
- LEDウィンカー
- スマートキー
この辺は採用される可能性はありそう。今ではこの辺はスクーターとしては結構普通に標準装備してますしね。
ちなみにバーグマン400は現行モデルでもLEDヘッドライト、LEDテールランプです。ウィンカーはバルブ。あとトラコンもあるよ。
大体そんな感じです。
具体的な内容で、比較的最近に特許が出願されていますので、恐らくはバーグマン400もEURO5+適合すると思います。
現状はEURO5+適合しそうって事はわかってますが、他の部分はどうなるか現状謎です。多分インターモトあたりで発表されるのでは?