2025年モデルのMT-07とMT-07 Y-AMTが日本でも正式発表されました。
2025年モデルのMT-07/MT-07 Y-AMTのリリース
ヤマハ発動機販売株式会社は、"クロスプレーン・コンセプト*"に基づく水冷・4ストローク・DOHC・直列2気筒・688cm³エンジンを搭載したロードスポーツ「MT-07 ABS」をモデルチェンジし、2月26日に発売します。
主な変更点は、1)「YCC-T」(電子制御スロットル)の初採用、2)トルクフルなフィーリングを際立たせるサウンド、3)走行性アップに伴い剛性バランスを最適化した新設計フレーム&リアアーム、4)倒立式フロントサスペンションの新採用やリンク式モノクロスサスペンションのセッティング変更、「MT-07」専用設計のスピンフォージドホイールなど足回りの強化、5)つながる機能搭載の5インチフルカラーTFTメーターや新作の小型LEDヘッドライト・LEDポジションライトなどの機能装備、6)大型バイクならではの走りの楽しさを予感させる新スタイリングなどです。
クラッチレバーやシフトペダル操作が不要の自動変速トランスミッション「Y-AMT(ワイ・エーエムティ)」を備えた「MT-07 Y-AMT ABS」をバリエーションとして設定しています。
ロードスポーツ「MT-07 ABS」をモデルチェンジして発売~クラッチ操作不要の「MT-07 Y-AMT ABS」をバリエーションとして設定~ - ニュースリリース | ヤマハ発動機株式会社
2025年モデルのMT-07/MT-07 Y-AMTのカラーラインアップ
2025年モデルのMT-07のカラーラインアップ
マットライトグレーメタリック4
ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットダークグレーメタリック D
2025年モデルのMT-07 Y-AMTのカラーラインアップ
マットライトグレーメタリック4
ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットダークグレーメタリック D
2025年モデルのMT-07/MT-07 Y-AMTのスペック
2025年モデルのMT-07のスペック
全長:2,065mm
全幅:780mm
全高:1,110mm
ホイールベース:1,395mm
シート高:805mm
重量:183kg
燃料タンク:13L
最低地上高:150mm
エンジン:DOHC水冷2気筒4バルブ
排気量:688cc
ボア×ストローク:80.0mm×68.5mm
圧縮比:11.5
ミッション:6速
馬力:54kW(73PS)/8,750rpm
トルク:68Nm/6,500rpm
燃費:25.4km/L
排ガス規制:euro5+
フロントサスペンション:倒立
フロントトラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:130mm
キャスター:24°20'
トレール:93mm
フロントブレーキ:298mm/4pot
リアブレーキ:245mm/1pot
フロントタイヤ:120/70ZR17
リアタイヤ:180/55ZR17
2025年モデルのMT-07 Y-AMTのスペック
- 重量:187kg
- 燃費:25.8km/L
ちょっと重くて、ちょっと燃費が良い
2025年モデルのMT-07/MT-07 Y-AMTの装備
MT-07のエンジン・吸排気系
- 吸気系変更:エアクリーナーボックス、吸気ダクト、吸気ファンネル、吸気口カバー等
- アコースティック・アンプリファイア・テクノロジー:サウンドデザイン的な
- アシスト&スリッパークラッチ
- 新型ECU
- EURO5+適合
EURO5+適合しています。そりゃそう。
MT-09と同じくサウンドデザイン的な奴がされてます。
MT-07の電子制御
- スロットルバイワイヤ
- ライディングモード:スポーツ/ストリート/カスタム
- トラクションコントロール:切り替え可能。2レベル。
- 上下クイックシフター:オプション。1万9,800円
- Y-AMT
- クルーズコントロール:Y-AMTモデルのみ
スロットルバイワイヤになりました。電子制御は最低限タイプですね。
Y-AMTモデルにはクルーズコントロールもあります。通常モデルにはない。
MT-07の車体・足回り
- 新型フレーム
- 新型アルミダイキャストトリプルクランプ
- 新型タンク
- 新型スイングアーム
- 新型サイドブレース
- 幅広なアルミテーパーハンドル:より低く、手前に
- ラジアルマウント4POTキャリパー:ADVICS
- 41mm倒立フロントフォーク:調整機構ない
- リアサスペンション:プリロード/伸
- スピンフォージドホイール
- タイヤ:ダンロップスポーツマックスQ5A
41mm倒立フロントフォーク
スイングアームも新型ですね。アルミかな?特に記載はないのでスチールかも。
ラジアルマウントキャリパーです。現行はアキシャルマウントでした。
タンクとかトリプルクランプとか色々新型です。
MT-07の電子機器
- 5インチフルカラー液晶メーター
- スマートフォン連携:Y-Connect
- Garmin StreetCross:ナビ対応
- 多機能ハンドルスイッチボックス:ちょい押し機能とかあるやつ
- ウィンカーオートキャンセル
- エマージェンシーストップランプ
5インチフルカラー液晶メーターです。フルナビも簡易ナビも対応です。あらーすごい。
ハンドルスイッチは多機能タイプです。
ヘッドライトはおでこのタイプ。MT-09と同じ構成ですね。
2025年モデルのMT-07/MT-07 Y-AMTの価格
2025年モデルのMT-07の価格
- 2022:81万4,000円
- 2023:83万6,000円
- 2024:88万円
- 2025:96万8,000円
税込8万8,000円の値上げです。
2025年モデルのMT-07 Y-AMTの価格
- MT-07:96万8,000円
- MT-07 Y-AMT:105万6,000円
通常モデルより8万8,000円高いよ。
2025年モデルのMT-07の販売計画台数
- 2024:800台
- 2025:500台
2025年モデルですけど、Y-AMTモデル含めても300台減ってます。あらー
普通はでかめのモデルチェンジしたり、派生モデルが出れば台数増えるはずなんですが。
恐らくは業界全体であんまり売れなくなってるんでしょうね。
2025年モデルの新型MT-07と旧型の比較・変更点まとめ
新旧MT-07のスペックの比較
- 全長:2,065mm / 2,085mm
- 全高:1,110mm / 1,115mm
- ホイールベース:1,395mm / 1,400mm
- 重量:183kg / 184kg
- 最低地上高:150mm / 140mm
- トルク:68Nm/6,500rpm / 67Nm/6,500rpm
- 燃費:25.4km/L / 24.6km/L
- 排ガス規制:euro5+ / euro5
- キャスター:24°20' / 24°50'
- トレール:93mm / 90mm
海外だとスペックの変更点は特に無かったのですが、日本だといっぱいある。となると海外公式ページのスペックは旧型のままだったんですね。
新旧MT-07のエンジンの比較
- 吸気系変更
- ECU変更
- クラッチ:A&S / 普通
- サウンドデザイン:ある / ない
新旧MT-07の電子制御の比較
- スロットル:電子制御 / 機械式
- ライディングモード:あり / 無し
- トラクションコントロール:あり / 無し
- クイックシフター(OP):上下 / 上
- Y-AMTグレード:あり / 無し
- クルーズコントロール:Y-AMTにあり / 無し
新旧MT-07の車体・足回りの比較
- 新型フレーム
- 新型トリプルクランプ
- 新型タンク
- 新型スイングアーム
- 新型サイドブレース
- ハンドル変更
- ホイール:スピンフォージド / 鋳造
- フロントキャリパー:ラジアル / アキシャル
- フロントフォーク:倒立 / 正立
- タイヤ:ダンロップ スポーツマックスQ5A / ミシュラン ロード5
新旧MT-07の電子機器の比較
- ヘッドライト変更
- テールランプ変更
- スマートフォン連携:ナビ対応 / ナビ無し
- ハンドルスイッチボックス変更
- ウィンカーオートキャンセル:あり / なし
- エマージェンシーストップランプ:あり / なし
新旧MT-07のデザインの比較
変更されてる部分
- フレーム
- タンク
- シート
- テール
- リアフェンダー
- フロントフェンダー
- ハンドル
- トリプルクランプ
- ラジエーターシュラウド
- ヘッドライト
- ホイール
- フロントフォーク
- スイングアーム
- ステップ類
- サイドブレース
- 排気系
- テールランプ
- ハンドルスイッチ類
- メーター
- ミラー
- 恐らくウィンカー
- 恐らくラジエーター
変更されていなさそうな部分
- エンジンのベース
- リアキャリパー
- 触媒ガード
- リアディスク
変更点めちゃくちゃ多いです。
フルモデルチェンジ級ですね。モデルチェンジとしか記載ありませんが。
大体そんな感じです。
大幅な値上げですが、全体的に変更されていますので、内容的には納得って感じでは?
個人的にはY-AMTが気になりますね。楽しそう。ハイテク機構って憧れるよね。