2024年モデルの新型CBR1000RR-Rが正式発表されました。結構値上げです。
- 2023年11月11日:正式発表されました
- 2024年2月22日:日本国内モデルが正式発表されました
2024年モデルの新型CBR1000RR-R/CBR1000RR-R SPのリリース
Hondaは「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の仕様変更を行い、Honda Dreamより3月1日(金)に発売します。
※詳細は下記URLをご確認ください。
広報発表:https://t.co/utG8Zi3zre
CBR1000RR-R:https://t.co/JZU0DaK68z
Honda Dream ネットワーク:https://t.co/uXAbW1Qw24 pic.twitter.com/G2QXo7liSc— Honda Bike (ホンダ バイク) (@HondaBike_hmj) February 22, 2024
公式PV
2022年モデルの新型CBR1000RR-Rのカラーラインアップ
CBR1000RR-R FIREBLADE
グランプリレット
CBR1000RR-R FIREBLADE SP
グランプリレッド
マットパールモリオンブラック
CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary
パールグレアホワイト
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rのカラーラインアップ
CBR1000RR-R FIREBLADE
グランプリレッド
CBR1000RR-R FIREBLADE SP
グランプリレッド
マットパールモリオンブラック
2024年モデルの新型CBR1000RR-R/CBR1000RR-R SPの画像
【EU】2024年モデルの新型CBR1000RR-Rのカラーラインアップ
グランプリレッドトリコロール
【EU】2024年モデルの新型CBR1000RR-R SPのカラーラインアップ
グランプリレッドトリコロール
【EU】2024年モデルの新型CBR1000RR-R SP CARBON EDITIONのカラーラインアップ
マットパールモリオンブラック
日本のマットパールモリオンブラックはカーボンエディションではなく、オプションのカーボンカウルを装着するとカーボンエディションを再現できるよ。
2024年モデルの新型CBR1000RR-R SPの画像
デザインが変更されていますね。ぱっと見でわかるのはウイングレットでしょうか。
2024年モデルの新型CBR1000RR-R/CBR1000RR-R SPのスペック
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rのスペック
全長:2,100mm
全幅:740mm
全高:1,140mm
ホイールベース:1,450mm
シート高:830mm
重量:200kg
燃料タンク:16L
最低地上高:130mm
エンジン:DOHC水冷4気筒4バルブ
排気量:1,000cc
ボア×ストローク:81.0mm×48.5mm
圧縮比:13.6
ミッション:6速
馬力:160kW(218PS)/14,000rpm
トルク:113Nm/12,000rpm
燃費:15.4km/L
フロントサスペンション:43mm倒立
フロントトラベル:120mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:143mm
キャスター:24°07'
トレール:102mm
フロントブレーキ:330mm/4pot
リアブレーキ:220mm/2pot
フロントタイヤ:120/70ZR17 M/C(58W)
リアタイヤ:200/55ZR17 M/C(78W)
燃料タンク容量は海外モデルが16.5Lなので、日本国内モデルも実際は16.5Lだと思われます。
2024年モデルの新型CBR1000RR-R SPのスペック
- 全長:2,105mm
- 全幅:750mm
- ホイールベース:1,455mm
- 重量:201kg
- フロントトラベル:125mm
海外モデルは無印とSPでキャスター、トレールが違いましたが、日本では同じです。なんでだろう。
2024年モデルの新型CBR1000RR-R/CBR1000RR-R SPの装備
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rのエンジン・吸排気系
- バルブタイミング、リフト変更
- ピストン変更
- 吸気バルブ軽量化
- 吸排気ポートに3段楕円プログレッシブスプリング採用
- 吸気ポートのガスフローの最適化
- クランクシャフトのクランクピン、クランクジャーナル径の最適化。慣性質量が450g抑えられた。
- コンロッド、コンロッドキャップの20gの軽量化。HB 149クロムモリブデンバナジウムのボルトを採用し、締結ナットは使用していない。
- ミッションのギア比のショート化
- 一次減速比のショート化
- クランクケースの250gの軽量化
- サイレンサーの容量が1L増加。サイレンサーの静音化。旧型より5dB静かになった。
サイレンサーよく見るとでかくなってるよ。
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rの電子制御
- 2モーターのスロットルバイワイヤ:1つのモーターがシリンダー1と2、もう1つのモーターがシリンダー3と4に使用されている。
- スロットル開度が小さい時は1と2のスロットルバルブが(3と4の)先に開いて出力を微調整し、回転数が上がると全てのスロットルバルブが同時に開く
- 減速時スロットルを全閉すると排気バルブが閉じたままシリンダー3と4が開きエンジンブレーキが増加する。シリンダー1と2は閉じた状態で、次の加速時にスムーズに開く準備が整えられている。
- トラクションコントロールの最適化:新しいエンジンの出力特性とギア比に合わせて最適化
- ライディングモードのパワー、エンジンブレーキ、ウィリーコントロール、トラクションコントロール等の全ての設定が改訂されている
- リアリフトコントロールとABSマネジメント:STANDARD/TRACK(リアリフトCがオフ)/RACE(どちらもオフ)の3モードが追加
- エンジン始動時はエンジン保護のためレッドゾーンが8,000rpmまでになる。クーラントの温度が一定まで上がるとレッドゾーンが14,000rpm強になる。
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rのフレーム
- フレームの内部リブをなくし、フレームの薄い部分の拡大と、形状の最適化がされた
- フレームの重量が960g軽量化
- エンジンハンガーボルトの短縮で140g軽量化
- これにより剛性バランスの調整され、横方向の剛性は17%減少、ねじり剛性は15%減少
- ライディングポジションの微調整。ハンドル15mm高く、23mm近くなった。ステップは16mm低くなった。
ライディングポジションも変更されています。やっぱり現行って色々ガチ過ぎたのかな。
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rのカウル
- ウイングレット:コーナー通過時のヨーモーメントが10%低減、高速旋回が容易になった
- リヤタイヤ近くまで伸びた新しいアンダーカウル。ハンドリングが向上。
- 燃料タンクカバーの形状変更。ニーグリップがしやすくなった。タンク容量は16.5Lに増えた。
ウイングレットが変更されました。
カウルの内側にあるタイプじゃなくて、普通の外に出てるタイプですね。
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rの独自装備
- フロントフォーク:SHOWA 43mmBPF。フルアジャスタブル。
- リアサスペンション:SHOWA BFRC-lite。フルアジャスタブル。
- フロントキャリパー:NISSIN ラジアルマウント4POT
2024年モデルの新型CBR1000RR-R SPの独自装備
- ローンチコントロール
- フロントサスペンション:オーリンズ43mmNPX S-EC3.0(SV) フルアジャスタブル。
- リアサスペンション:TTX36 S-EC3.0(SV) フルアジャスタブル。
- メーターからアクセス出来るフロントとリアのプリロードのセッティングのガイドが追加。体重に合わせた正しいセッティングを推奨する。
- フロントキャリパー:ブレンボ Stylema R
オーリンズのスマートECが2.0から3.0になりました。
プリロードセッティングのガイド。体重に合わせて前後の最適なプリロードを教えてくれる奴。
フロントキャリパーがStylema Rになりました。
【EU】2024年モデルの新型CBR1000RR-R SP CARBON EDITIONの独自装備
- カーボンフロントフェンダー
- カーボンアンダーカウル
- カーボンミドルカウル
- カーボンウイングレット
- カーボンリアフェンダー
- カーボンタンクカバー(前部分)
- エアボックスカバーに記念プレート
- 1kgの軽量化
- 300台限定
こちらはヨーロッパ限定です。日本ではラインアップされていません。日本ではオプションでカーボンカウル類があるよ。
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rの価格
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rの価格
- 2022:242万円
- 2024:248万6,000円
6万6,000円の値上げです。
2024年モデルの新型CBR1000RR-R SPの価格
- 2022:278万3,000円
- 2024:284万9,000円
6万6,000円の値上げです。
海外価格からの予想と結構違いましたね。失礼しました。とはいえモデルチェンジ内容からすればお買い得感ありますね。
2024年モデルの新型CBR1000RR-Rの販売計画台数
- 2022:200台
- 2024:600台
3倍になりました。すごいね。ビッグマイナーチェンジだからでしょうか。
2024年モデルの新型CBR1000RR-R SPと旧型のスペックの比較
新型/旧型
新旧CBR1000RR-R SPのスペックの比較
- 全長:2,105mm / 2,100mm
- 全幅:750mm / 745mm
- ホイールベース:1,455mm / 1,460mm
- 燃料タンク:16.5L / 16.1L
- 最低地上高:130mm / 115mm
- 圧縮比:13.6 / 13.4
- 馬力:160kW(218PS)/14,000rpm / 160kW(218PS)/14,500rpm
- トルク:113Nm/12,000rpm / 112Nm/12,500rpm
- 燃費:15.4km/L / 15.0km/L
- キャスター:24°07' / 24°
新旧CBR1000RR-R SPのギア比の比較
- 2.461 / 2.615
- 1.947 / 2.058
- 1.650 / 1.700
- 1.454 / 1.478
- 1.291 / 1.333
- 1.160 / 1.214
ギア比も変更されているよ。
- 減速比(一次/二次):1.687/2.750 / 1.630/2.687
減速比も変更されています。
2024年モデルの新型CBR1000RR-R SPと旧型の装備の比較
新旧CBR1000RR-Rのエンジン・吸排気の比較
- 吸排気改訂
- クランクシャフト改訂
- コネクティングロッド改訂
- ギア比改訂
- 一次二次減速比改訂
- クランクケース改訂
- サイレンサー改訂
新旧CBR1000RR-Rの電子制御の比較
- スロットルバイワイヤ:2モーター / 1モーター
- トラクションコントロール改訂
- パワーモード改訂
- エンジンブレーキ改訂
- ウィリーコントロール改訂
- ABSモード:STANDARD/TRACK/RACE / STANDARD/TRACK
- 始動時エンジン保護:あり / 無し
新旧CBR1000RR-Rの車体の比較
- フレーム改訂
- ライディングポジション変更
- カウル変更
- 燃料タンク変更
新旧CBR1000RR-Rの足回りの比較
- フロントサスペンション:Smart EC3.0(SV) / Smart EC2.0
- リアサスペンション:Smart EC3.0(SV) / Smart EC2.0
- プリロードセッティングガイド:あり / なし
- フロントキャリパー:Stylema R / Stylema
ビッグマイナーチェンジって感じですね。変更点多いので。
2024年モデルの新型CBR1000RR-R SPと旧型のデザインの比較
新旧CBR1000RR-Rのデザインの比較
- アッパーカウル(下)
- ウイングレット
- サイドカウル
- アンダーカウル
- タンクカバー(後ろ側)
- 排気系
- リアマスターの位置
- タンデムシート
- ハンドル
- ステップ
- 前後サスペンション
外装はほとんど変更されています。テールカウル、アッパーカウル(上)、前後フェンダー以外は変わってるみたい。新しい顔かっこいいね!
新旧CBR1000RR-Rのポジションの比較
水色の方が新しい方です。
数値的にはハンドル15mm高く、23mm近くなった。ステップは16mm低くなったそうです。実際にそんな感じすね。
→公式ページに正しい奴あるよ。大体似た感じだけど。
大体そんな感じです。
ビッグマイナーチェンジです。変更点がめちゃくちゃおおいよ。詳細は公式ページ見てください。