日本国内モデルのNIKEN GTが発表されました。予約受付開始ですが、発売日は明記されていません。
2024年モデルのNIKEN GT(ナイケンGT)のリリース
ヤマハ発動機株式会社は、大型スポーツタイプのLMW*¹モデル「NIKEN GT(ナイケン ジーティ)」をモデルチェンジし、受注生産にて発売します。なお、全国の「NIKEN」取扱店*²にて本日より予約受付を開始します。
このたびのモデルチェンジは、"Evolution for high-end touring"をコンセプトに開発。長距離ツアラーとしての快適性と積載性を向上させました。また、LMWならではの自然な操舵性とリーン特性を両立したハンドリングに加え、細部の上質感など、LMWカテゴリーのフラッグシップにふさわしい仕上がりを実現しています。
大型スポーツLMW「NIKEN GT」をモデルチェンジして発売~排気量アップ、新フレーム、ナビ機能対応TFTメーターなどでツーリング性能を向上~ - ニュースリリース | ヤマハ発動機株式会社
NIKEN GT(ナイケンGT)のカラーラインアップ
2020年モデルのNIKEN GT(ナイケンGT)のカラーラインアップ
【廃盤】マットダークパープリッシュブルーメタリック1
【廃盤】マットダークグレーメタリック 6
2024年モデルのNIKEN GT(ナイケンGT)のカラーラインアップ
【新色】ヤマハブラック
2024年モデルのNIKEN GT(ナイケンGT)のスペック
全長:2,150mm
全幅:875mm
全高:1,395mm
ホイールベース:1,510mm
シート高:825mm
重量:270kg
燃料タンク:18L
最低地上高:150mm
エンジン:DOHC水冷3気筒4バルブ
排気量:888cc
ボア×ストローク:78.0mm×62.0mm
圧縮比:11.5
ミッション:6速
馬力:85kW(116PS)/10,000rpm
トルク:91Nm/7,000rpm
燃費:18.4km/L
排ガス規制:平成32年規制
フロントサスペンション:43mm倒立
フロントトラベル:100mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:125mm
キャスター:20°
トレール:74mm
フロントブレーキ:298mm/4POT
リアブレーキ:282mm/1POT
フロントタイヤ:120/70R15M/C (56V)
リアタイヤ:190/55R17M/C (75V)
2024年モデルのNIKEN GT(ナイケンGT)の装備
車体
- メインフレーム改訂
- リアサスペンションセッティング改訂
- リアリンクのレバー比変更
- スクリーン:70mmの高さ調整可能
- 新型シート:太もも内側部分のクッションの厚さが異なり、脚付きが良くなった
- 新型サイドケース:30Lのハードケース。左右どちらもフルフェイス入る。耐荷重5kg。純正アクセサリー
- センタースタンド
現行と似た感じですが、フレームも変更されたそうです。
リアサス改訂。リアリンクのレバー比も変更されている。
スクリーンの高さ調整ができるようになりました。
シートも形状が変わっています。脚付き良くなったらしい。
サイドパニアが30Lのハードケースになりました。現行は25Lのソフトケースです。
サスペンションは旧型はフロントは伸側17/圧側13段階調整、リアサスペンションは24段プリロード、伸側2.8回転(無段階)です。新型もたぶん同様だと思う。
エンジン
- MT-09系エンジン:クランクウェブの形状が専用設計。MT-09等と較べてクランク慣性モーメントを8%増量
- アシスト&スリッパークラッチ
MT-09エンジンですが、クランクウェブがNIKENは別物だそうで。
アシスト&スリッパークラッチは旧型もそうだよ。
電子制御
- スロットルバイワイヤ
- トラコン改良:1/2/オフ
- エンジンモード:スポーツ/ストリート/レイン/カスタム(ユーザー設定)
- クルーズコントロール
- 上下クイックシフター
この辺は現行にもある装備ですが、改訂されているようです。ちなみに現行はアップのみのクイックシフターでした。
見た感じはIMUは搭載されていませんし、ブレーキコントロール等のMT-09には採用されている電子制御が一部ありません。
電子機器
- 7インチフルカラー液晶メーター:3パターンのメーター表示
- USB TYPE-A電源:メーター下
- 12V電源:シート下
- スマートフォン連携:MyRide-Linkアプリ
- ナビ対応:Garmin Motorizeアプリ(有料)
- グリップヒーター:温度設定可能
めちゃくちゃでかいメーター
フルサイズのナビ対応です。簡易のやつじゃない。
2024年モデルのNIKEN GT(ナイケンGT)の価格
- 2020:198万円
- 2024:220万円
22万円の値上げです。おー結構きました。
エンジンも車体も改良されていますので、まぁそれぐらい上がりますかね。それに4年ぶりのモデルチェンジですしね。その間に色々あってるので。
2024年モデルのNIKEN GTの販売計画台数
- 2020:200台
- 2024:100台
100台減りました。それから受注生産です。
2024年モデルの新型NIKEN GTと旧型のスペックの比較
新型/旧型
車体スペック
- 全幅:875mm / 885mm
- 全高:1,395mm~1,430mm / 1,425mm
- シート高:825mm / 835mm
- 重量:270kg / 267kg
エンジンスペック
- 排気量:888cc / 845cc
- ボア×ストローク:78.0mm×62.0mm / 78.0mm×59.0mm
- 馬力:85kW(116PS)/10,000rpm / 85kW(116PS)/10,000rpm
- トルク:91Nm/7,000rpm / 87Nm/8,500rpm
馬力はそのままで、トルクは4Nm上がりました。
- 馬力:88kw(120PS)/10,000rpm
- トルク:93Nm/7,000rpm
ちなみにこちらはMT-09のエンジンスペックです。
NIKENは低回転重視になってるそうで、MT-09と比べて4PS下がってます。トルクも2Nm下がってますが、回転数は同じですね。
2024年モデルの新型NIKEN GTと旧型の装備の比較
車体
- メインフレーム変更
- リアサスペンションセッティング変更
- リアリンクのレバー比変更
- スクリーン:高さ調整可能 / 不可
- シート変更
- リアパニア:ハード30L / ソフト25L
- サイドケースステー:標準装備(サポートステーは別途必要) / 純正アクセサリー
- センタースタンド追加
エンジン
- 新型エンジン
電子制御
- スロットル:電子制御 / ワイヤー
- クイックシフター:上下 / 上
電子機器
- メーター:7インチフルカラー / モノクロ
- スマートフォン連携:ナビ可能 / 無し
- メーター下電源:USB A / 12V電源
全体的に見ると思った以上に装備が追加されていますね。22万円も納得なような。
2024年モデルの新型NIKEN GTと旧型のデザインの比較
- スクリーン変更
- スクリーン調整機構追加
- ハンドルスイッチ変更
- ウィンカー変更
- シート変更
- 排気系変更
- サイレンサーカバー変更
- メインフレーム変更
- エンジン変更
- サイドケースステー:標準装備 / 純正アクセサリー
- テールカウル変更
- ナンバー灯変更
- メーター変更
新旧結構似てますね。簡単な見分け方はスクリーンの調整機構部分か、メインフレームの形(出っ張ってる)か、メーターのデカさぐらいかな?
ついでにパニア付いてる車両の比較
こちら海外仕様車です。サイドパニア付いてるお写真です。日本だとパニアは純正アクセサリーです。
思った以上にパニアデカくなってる。
大体そんな感じです。
トレーサー9GT+より先に発表されましたね。
NIKENが出たってことは他のMT-09系のモデルの2024年カラーもそう遠くない内に発表されるのかな?どうなんだろう?
カラー変更モデルは後回しで、モデルチェンジしたモデルは先にってって事なのかな?その方がユーザーは助かる気もするけど。
でもNIKEN GTは予約受付開始であって、発売日が明記されていませんね。実際の発売日はいつ頃なんだろう。
とりあえずはトレーサー9GT+も早めに発表されると良いですね。