台湾のForce2.0が日本でX FORCEとして正式発表されました。マジェスティS相当のモデルだよ。
- 2022年6月8日:日本で正式に発表されました。
- 2022年5月9日:X-Forceとして日本国内販売するらしいお
- 2021年10月13日:正式発表されました。過去の情報はこちら。
- 2021年10月4日:ティーザー公開
- 2021年7月12日:お顔判明
- 2021年7月11日:記事書いたよ
2022年モデルのX FORCEのリリース
ヤマハ発動機株式会社は、水冷・155cm3の“BLUE CORE(ブルーコア)※”エンジンをスポーティで斬新なスタイリングのボディに搭載した軽二輪スクーターの新製品「X FORCE ABS」を6月28日に発売します。
軽二輪スクーター「X FORCE ABS」新発売 ~コネクテッド機能を搭載するスポーティで斬新なスタイルのスクーター~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機
台湾公式PV。なんか鉄拳っぽい。ファイアパンチ。
台湾ではForce 2.0だよ
急にFORCEって名前のスクーターが来ましたけど、台湾では以前からForceというモデルが売ってました。マジェスティSと車体やエンジンを共有してるモデルです。
それがモデルチェンジしまして、上記の通りにForceからForce 2.0になりました。
日本だとそもそも初代のForceが居ませんので、Force 2.0って名前はおかしいですよね。なのでX FORCEになったんだと思います。
ストリートモタードを表現した斬新なスタイリング
軽二輪スクーター「X FORCE ABS」新発売 ~コネクテッド機能を搭載するスポーティで斬新なスタイルのスクーター~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機
謎のXの理由はモタードなのでXっぽいですね。WR250XとかのX。
2022年モデルのX FORCEのカラーラインアップ
マットダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック2
マットダークパープリッシュブルーメタリック1
ブルーイッシュホワイトパール1
ブラックメタリックX
ついでに台湾カラーのX FORCE(Force 2.0)
マットナイトチタニウムブラック(?)
マットメテオグレー(?)
クールホワイト(?)
マットサンドストームグリーン(?)
上記の通りにカラーラインアップが全然違います。グリーンは似てるけど地味に違う。
2022年モデルのX FORCEのスペック
全長:1,895mm
全幅:760mm
全高:1,120mm
ホイールベース:1,340mm
シート高:815mm
最低地上高:125mm
重量:130kg
燃料タンク:6.1L
エンジン:SOHC水冷単気筒4バルブVVA
排気量:155cc
圧縮比:11.6
馬力:11kW(15PS) / 8,000rpm
トルク:14Nm / 6,500rpm
燃費:40.9km/L
排ガス規制:平成32年規制
フロントサスペンション:正立
リアサスペンション:ツインサス(プリロード)
キャスター:26°30'
トレール:99mm
フロントブレーキ:267mm/2POT
リアブレーキ:230mm/1POT
フロントタイヤ:120/70-13M/C 53P
リアタイヤ:130/70-13M/C 57P
エンジンスペックはNMAX155と同じです。
2022年モデルのX FORCEの装備
エンジン
- NMAX155系エンジン:VVA付いてる
- SMG(キュルキュルならないやつ)
電子制御
- トラクションコントロール
- ABS:2ch
電子機器
- ヘッドライト:ハロゲン(12V,55W×2)
- テールライト:LED
- ウィンカー:バルブ
- 5.1インチLCD液晶メーター
- USB電源:5V2A
- Y-Connect:スマートフォン連携
車体
- 新型フレーム
- スエード調なシート表皮
- メットイン:23.2L
- フロントポケット:500mlペットボトルが入る
- コンビニフック
NMAX155系エンジンです。ちゃんとトラコン付いてる方。
ブレーキ類は
シグナスグリフィスと同じっぽく見えます。
メーターは液晶メーターです。タコメーターもあるよ。
メットインは23.2Lです。NMAXと形状が同じかな?
鍵穴の隣にUSB電源。5V2.0Aです。Type-Aかな?記載はない。
NMAXと同じくY-Connect採用です。基本的な装備はNMAXと同じですね。
フレームは新設計らしいけど
スタイルと走行性、そして快適性をバランスさせた新設計の軽量・高剛性鋼管フレームを採用。最適なセッティングを施した前後サスペンションなどにより、キビキビとした軽快な走行が楽しめます。
軽二輪スクーター「X FORCE ABS」新発売 ~コネクテッド機能を搭載するスポーティで斬新なスタイルのスクーター~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機
フレームは新設計らしいです。
こちらシグナスグリファスとの比較画像なんですけど、なんだかそっくりです。というか一致する部分が多い。
それからホイールベース、キャスター、最低地上高は同じ値です。ホイールはX FORCEが13インチで、シグナスは12インチですが。
多分全く同じフレームか、または部分的に違うぐらいでベースは同じフレームだと思います。
2022年モデルのX FORCEの価格
- マジェスティS:34万5,000円
- X FORCE:税抜36万円
税抜1万5,000円の価格差があるよ。
2022年モデルのX FORCEとマジェスティSの見た目の比較
車体もエンジンも別物ですので、比較するのも野暮ですけど。
日本国内仕様での比較もついでに載せておきます。
2022年モデルのX FORCEとマジェスティSのスペックの比較
X FORCE/マジェスティS
車体のスペック
- 全長:1,895mm / 2,030mm
- 全幅:760mm / 715mm
- 全高:1,120mm / 1,115mm
- ホイールベース:1,340mm / 1,405mm
- シート高:815mm / 795mm
- 重量:130kg / 145kg
- 燃料タンク:6.1L / 7.4L
- キャスター:26°30' / 26°
- リアサスペンション:ツインサス / モノショック
- リアブレーキ:230mm/1POT / 245mm/1POT
マジェスティSと比べるとかなり小さく、軽くなりました。
エンジンスペック
- 馬力:11kW(15PS)/8,000rpm / 11kW(15PS)/7,500rpm
- トルク:14Nm/6,500rpm / 14Nm/6,000rpm
- 燃費:40.9km/L / 37.5km/L
- 航続距離:249.49km / 277.5km
- 排ガス規制:平成32年規制 / 平成28年規制
航続距離はマジェスティSの方が28.01km長いです。結構差がありますね。
2022年モデルのX-Force(Force 2.0)とマジェスティSの装備の比較
車体
- フレーム:変更
- リアサス:ツインショック(プリロード) / モノショック
- メットイン:23.2L / 32L
エンジン
- エンジン:NMAX系 / マジェスティS系
- VVA:有り / 無し
- SMG:有り / 無し
- トラクションコントロール:有り / 無し
電子機器
- ABS:有り / 無し
- ヘッドライト:ハロゲン / LED
- 電源:USB(5V2A) / DC(12V)
- メーター:デジタル / アナログ&デジタル
- スマートフォン連携:有り / 無し
エンジンも車体も違うので全く別モデルですね。
ついでにNMAX155との主な違い
X FORCE / NMAX
- フレーム:ステップスルー / シットイン
- アイドリングストップ:無し / あり
- 電源:USB / DC
- ヘッドライト:ハロゲン / LED
- 鍵:普通 / スマートキー
- メーター通知:無し / あり
主な違いはこの辺。他にもこまごまあるよ。
大体そんな感じです。
現地台湾ではマジェスティS(SMAX)は台湾六期です。他は台湾七期。台湾の排ガス規制は現状台湾七期です。EURO5相当だったと思う。
マジェスティS系のエンジンは恐らくは生産終了で、日本でも終売だと思います。
そういう感じなのでマジェスティSが欲しい方は気を付けた方が良いと思います。X FORCEが日本で販売されましたので、マジェスティSの後継は出ないでしょうから。