ホンダがフロントサイドパニアの特許を出願しています。車両の図は400X系の様です。
ホンダのフロントサイドパニアの特許
収納箱を左右一対のフロントフォークの車幅方向外側に取り付けることができる鞍乗型車両を提供する。
2020年3月出願の特許です。
鞍乗型車両(1)は、前輪(12)が操舵可能に支持された操舵ユニット(9)と、収納箱(30)を取付可能なステー(20)と、が取り付けられている車体フレーム(2)を備える。操舵ユニット(9)は、回動自在に車体フレーム(2)のヘッドパイプ(3)を貫通するステアリングステム(10)と、ステアリングステム(10)に連結され、前輪(12)の車軸(12a)に向かって延びる左右一対のフロントフォーク(11)と、を有する。ステー(20)は、フロントフォーク(11)の車幅方向外側に位置し、側面視で、ステアリングステム(10)及びフロントフォーク(11)の少なくとも一方と交差するように配置されている。
あ、フロントにパニアケースがついてます。めずらしい。
位置的にハンドルやタイヤが当たらないし、風よけにもなるとか。
上から見た図。左右についてます。
車体側ステー20とパニア30
収納箱30は、第1収納箱側係止部31a及び第2収納箱側係止部31bの凸部34を、それぞれ第1ステー側係止部21a及び第2ステー側係止部21bの開口部24aから凹部24に挿入すると、自重によって下方に変位し、下方に屈曲した凸部34の車幅方向内側端部が、凹部24の開口部24aの下端部24bと凹部24の下端面24cとの段差面24dに引っ掛かる。
収納箱30をステー20から取り外す際は、収納箱30を持ち上げた後、収納箱30を車幅方向の外側に移動させることによって、第1収納箱側係止部31a及び第2収納箱側係止部31bの凸部34が、それぞれ第1ステー側係止部21a及び第2ステー側係止部21bから凹部24から離脱し、収納箱30をステー20から取り外すことができる。
L字フックで固定するタイプです。
上記図だと不安になりますけど、実際はL字部分が長くて、ステーにガッチリハマるような形状になっているんでしょうね。でもちょっと不安になるね。バイクだし。
機構が簡単なので小排気量向けかなーって思いますけど…
新型アドベンチャー向けかしら?
車両の図は400Xベース
車両の図に関してはエンジン、車体含めてほぼ400Xです。400Xベースで描かれたことは間違いなさそう。
そもそもフロントパニアですので、アドベンチャーモデル向けですよね。
400X(CB500X)はモデルチェンジしたばかり
400Xですが、海外ではCB500Xって名前で売られてまして、こちら2021年9月1日にモデルチェンジしたばかりです。
なので新型400X向けの特許ではなさそうです。
そういうステーついてないですし、見た感じアクセサリーもない
NX200またはNX400向け説
ホンダがNX200とNX400の商標を出願しています。NXはドミネーター系列の名前です。最近は居なくなってました。
ちなみに日本で馴染みのあるAX-1はNX250の後継、または派生モデルです。
現状NX200もNX400も発表されていません。
となると今回の特許はNX200またはNX400向けの可能性がありそう。
ホンダのスクランブラーとアドベンチャー向け説
CL250/CL500
レブル250、レブル500ベースの新型スクランブラーモデルの噂があるよ。多分名前はCL250とCL500になると思う。ちなみにレブル500とCB500Xは同系エンジンです。
CL750
750ccのスクランブラーが出るって噂もあります。こちらオールニューエンジンの様です。
トランザルプ750
トランザルプ750も2023年モデルあたりで出るって噂です。
この辺の車両に今回の特許が使われるって可能性も無くはなさそう。
ちなみに過去にCBR250RRの車体の図を使って、CBR1000RR-Rのマフラーの特許が出願された事がありました。カモフラージュで同系統のバイクの図が使われることは結構あります。
なので今回は400Xの図でしたが、アドベンチャー系の他のモデル向けの特許って可能性も全然あるよ。
大体そんな感じです。
たまに海外メーカーとかでフロントに箱付いてるパターンありますけど、日本のメーカーだと見ないですよね。
内規が厳しいホンダの事ですので、しっかりとした物をつくってくれそう。図がアバウトなのでとりあえず出願系の特許の可能性もありますが。
私は箱大好き野郎なので新たな箱の可能性は気になりますね。
フロントサイド×2、リアサイド×2、リアトップ×1の5ボックスとかすごそう。実現して欲しい。興奮する。