なんかスズキが3輪スクーターというか3輪ゴーカートっぽい車両の特許を出願しています。
スズキの自動三輪車の特許
簡易かつ安価な構成で運転時の自動三輪車の安定性を向上させる。
2021年10月出願の特許です。
自動三輪車(1)は、左右一対の前輪(11)及び単一の後輪(12)を備えている。自動三輪車には、前輪の後方に配置されたシート(41)と、後輪の前方に配置された原動機(51)と、が設けられている。原動機の前方にシートが配置されており、原動機の下端から上端までの高さ範囲にシートの少なくとも一部が位置している。
あ、自動三輪車ですって。まぁ。
本発明の一態様の自動三輪車によれば、原動機の前方にシートが配置されるため、原動機によってシートレイアウトが制約されることがない。シートを低く配置して車体の低重心化を図ることで、トレッド幅を広げることなく車幅方向の安定性が向上する。このとき、シートの後方に原動機が配置されてホイールベースが拡大するが、シート位置における仮想的なトレッド幅も拡大して車幅方向の安定性が向上する。また、低速時に車体を傾けて旋回する際には、車体の低重心化によって車体の傾きを戻すためにアクチュエータ等の電子部品に頼る必要がない。よって、車体の構造がシンプルになると共に部品点数及びコストを低減することができる。
あ、スクーターって感じのライディングポジションじゃありません。カートみたいな感じです。へー
どういう三輪車
カートみたい
こういう三輪車です。ローロングな感じのカートですね。36の謎のバーですけど…
メインパイプ32の後部にはアーチ状のバックフレーム36が設けられており、バックフレーム36には背もたれ(不図示)が取り付けられる。
背もたれまであります。一人乗りかな?車とスクーターの間みたいな感じですかね。超小型モビリティ的な。
- 41:シート
- 45:燃料タンク
- 51:エンジン
ちなみにこんな感じ。
安価なモデル
車体の構造がシンプルになると共に部品点数及びコストを低減することができる。
今回の特許ですが、上記のようにコストの事が多く書かれています。
簡易かつ安価な構成で運転時の自動三輪車の安定性を向上させる。
そもそもの課題が上記の通りですしね。
本実施例では、エンジンとしてユニットスイングエンジンを例示したが、エンジンはユニットスイングエンジンに限定されない。
本実施例では、原動機としてエンジンが使用されたが、原動機としてモータが使用されてもよい。
んで、エンジンなんですが、上記の通りにユニットスイングです。ユニットスイングに限定しないとかモーターでも良いとか書いてありますが。
こちらバーグマンストリートEXとの比較画像ですが、エンジンがほぼ一致しています。リアもドラムブレーキのまま。
特許そのまま市販されるわけではありませんが、特許の図で125cc空冷単気筒エンジンが使われているということは、大体はそれかそれに近いものが使われる可能性が高そう。
恐らくは超小型モビリティ?
恐らくですけど、上記の超小型モビリティになるのでは?特許のモデルは125cc以下ですし、超小型モビリティに多い3輪ですし。
大体そんな感じです。
私3輪スクーター気になってますし、超小型モビリティも気になってますので、個人的にとてもありがたい。
見た感じは屋根付きそうな感じですし、使い勝手良さそう。
実際に市販されるかは謎ですが、スズキもこういうのやってるってわかって嬉しいですね。何かしらコンセプトモデルなり早めに出してくれるといいな。
→新たに特許が公開されていました。詳しくはこちら。
この記事の特許の物と同じモデルと、別フレームのモデルが出願されています。2種類あるのかも。