情報があったり、商標が出願されていますが、特許でそれっぽい奴が出願されてる。へーすげー
スズキの電動スクーターの特許
冷却ファンの大型化や個数を増やすことなく、充電器とバッテリを効率的に冷却する。
2023年1月出願の特許です。
電動車両(1)は、充電器(51)によってバッテリ(41)が充電され、バッテリからの電力によって走行可能である。充電器には冷却ファン(53)が取り付けられ、充電器とバッテリの間に冷却ファンが位置し、冷却ファンの吹出口がバッテリに向けられている。
電動バイクのバッテリー冷却に関する特許だよ。
固定式バッテリー冷却に関して
バッテリー&充電器を冷却してる
- 41:バッテリー
- 51:充電器
- 53:冷却ファン
メットイン部分にバッテリーが入ってます。んでその前に冷却ファンがついてる充電器が取り付けられてる。
充電器
図4に示すように、充電器51の背面は冷却ケース55によって部分的に覆われており、冷却ケース55の内側には冷却ファン53が取り付けられている。冷却ケース55の側面は開口しており、冷却ケース55の背面中央には冷却ファン53の吹出口54が開口している。冷却ファン53の駆動によって冷却ケース55の側面の開口から外気が冷却風として取り込まれる。冷却ケース55内の冷却風は充電器51の熱を吸収しながら充電器51の背面に沿って流れて、吹出口54からバッテリ41に向かって冷却風が吹き出されている。冷却ケース55の背面上側からはコネクタ52が突き出している。
充電器51の背面には冷却ケース55の側方に多数の冷却フィン56が設けられており、多数の冷却フィン56によって充電器51の冷却性能が向上されている。
充電器に冷却フィンや冷却ファンがついてます。makitaのバッテリーの充電器も冷却ファンついてるね、そういえば。
充電時に充電器を車体に装着する
図5(A)に示すように、シートフレームカバー31の前壁32には固定レール34が設けられ、充電器51の背面にはレール溝57(図5(B)参照)が形成されている。固定レール34及びレール溝57はそれぞれ上下方向に延びており、固定レール34の断面形状に合わせてレール溝57の断面形状が形成されている。固定レール34の下端にはストッパ35が設けられており、ストッパ35によって充電器51の下方へのスライドが規制されている。固定レール34の上端はシート21の先端に覆われており、シート21の先端によって充電器51上方から押さえ込まれて、充電器51の上方へのスライドが規制されている。
充電器は充電時は車体に取付て充電するよ。
図5(B)に示すように、充電器51の取り付け時にはシート21が開かれることで、シートフレームカバー31の固定レール34の上端が開放される。固定レール34に対して充電器51のレール溝57が上方から嵌め込まれ、シートフレームカバー31に対して充電器51が下方にスライドされる。充電器51がストッパ35に突き当たることで冷却ファン53の吹出口54がシートフレームカバー31の開口に位置合わせされる。シート21が閉じられてシート21がロックされることで充電器51が固定される。また、シート21のロックが解除されてシート21が開かれることで充電器51が取り外し可能になっている。
シートと車体のストッパーで充電器を挟んでるので…
シートフレームカバー31から充電器51を取り外して走行すれば、電動車両1の軽量化が図られて走行距離が増加すると共に走行安定性が向上される。この場合、シートフレームカバー31の開口からの走行風によってバッテリ41が冷却される。
シートフレームカバー31に充電器51を設置したまま走行すれば、移動先においても充電可能になって走行距離の心配が低減される。
シートフレームカバー31に充電器51を設置したままにすることで、充電の度に充電器51の着脱作業が不要になるのでユーザの利便性が向上される。
充電器51が車両外部に設置されているが、シートロックによって充電器51の取り外しが規制されるため、電動車両1が屋外に駐車されていても充電器51の盗難を防止することができる。
色々メリットがあります。これアイディア商品ですよね。読んでてたしかにーってなった。便利でいいね。ユーザーの事考えてる。
んでこの特許の車両、何って感じですけど…
e-ADDRESSでは?
車両の図
車両の図はこちらです。あ、全然e-BURGMANに似てない。
こちらはアドレス125です。あーそれなりに似てる。
テールは結構にてるけど、フロントはあんまり似てないね。なんかヘッドライト上辺りが変ですね。なんだろう。
それっぽい噂がある
インドでスズキが固定式バッテリーの電動スクーターを12月から生産するそうです。インドのメディアさんが報じてる。詳しくはこちら。
今回の特許のモデルですが、恐らくはこれの事でしょ。
E-ADDRESSの商標
- 出願者:スズキ
- 出願日:2024年2月22日
- 区分:12類
- 区分:Electrically-powered motor scooters, and structural parts and structural fittings; motor scooters, and structural parts and structural fittings; motorcycles, and structural parts and structural fittings
こんな感じでE-ADDRESSがアメリカで商標出願されています。
インドメディアの情報、特許、商標が揃ってますので多分これ市販モデル出ると思う。
今回の特許の充電器が実際に市販モデルに使われるかは謎ですが、固定式バッテリーの電動スクーターはそう遠くないうちに発表されそうですね。
大体そんな感じです。
私原付二種の電動スクーターが気になってるんですけど、価格と航続距離がええ感じのモデルをまってます。
そろそろいい感じのモデルが出そうな気もしますけど、利便性を追求するとやっぱり内燃機関の方がまだ良さげなんですよね。
航続距離はしょうがないとして、充電頻度を考えるとまだ充電時間が長いし、価格がまだ高めですので、EVを検討はするけど普通にPCXで良くない?ってなる。
電動バイクにロマン感じてる人だとそろそろ買いなモデルが出てくる時期でしょうけど、利便性追求するタイプの人はまだ待ちの時期でしょうか。