2035年までにガソリン車の新車の販売を禁止しましょうとか言ってましたけど、イタリア等のヨーロッパの5か国が5年延長の要請をしているそうです。へー
ガソリン車の新車販売禁止を5年延長要請
EU5カ国、ガソリン車の販売禁止5年延長要請 40年までに https://t.co/OcsDMMc996
— ロイター (@ReutersJapan) June 27, 2022
イタリアやポルトガル、スロバキア、ブルガリア、ルーマニアの5カ国が、欧州連合(EU)によるガソリン車やディーゼル車の新車販売を事実上禁止する時期を2035年から5年延長するよう求めている。
欧州委員会は昨年、新車の二酸化炭素(CO2)排出量を35年時点で100%削減する案を示した。これに対し5カ国は、削減を35年時点で90%、40年時点で100%とするよう要請。小型商用車は35年に80%、40年時点で100%とするよう求めている。
EU5カ国、ガソリン車の販売禁止5年延長要請 40年までに(ロイター) - Yahoo!ニュース
全文はYahoo!ニュースでどうぞ。
ヨーロッパでは2035年で販売禁止を予定してる
2020年11月:イギリス
自動車製造拠点を支援し電気自動車への移行を加速。当初計画より10年前倒しを行い、2030年までにディーゼル車・ガソリン車の新車販売を廃止。ハイブリッド車については2035年に販売を廃止する。
道路輸送において、世界主要7か国初の脱炭素化国家を目指す。
英国政府、気候変動対策に係る新政策「10-Point Plan」を発表 - GOV.UK
こちら2020年11月のイギリスです。
2021年7月:ヨーロッパ
欧州委員会は7月14日に発表した環境対策政策パッケージ「Fit for 55」(2021年7月15日記事参照)で、乗用車・小型商用車(バン)の二酸化炭素(CO2)排出基準に関する規則の改正案PDFファイルを発表した。改正案では、ゼロエミッション車への移行を加速させるため、新車のCO2排出量を2021年比で2030年までに55%削減、2035年までに100%削減という目標を設定した。規則案に基づけば、2035年以降は全ての新車がゼロエミッション車となり、ハイブリッド車を含めて内燃機関搭載車の生産を実質禁止とする。
欧州委、2035年までに全ての新車のゼロエミッション化提案(EU) | ビジネス短信 - ジェトロ
こちら2021年7月のヨーロッパです。
2022年6月8日:ヨーロッパ
欧州議会は6月8日、欧州委員会が2021年7月に提案した、乗用車および小型商用車(バン)の二酸化炭素(CO2)排出基準に関する規則の改正案(2021年7月16日記事参照、注)について、欧州議会としての修正案となる「立場」を採択した
同改正案については、「新車からのCO2排出量を2035年までに100%削減(対2021年比)」との目標が提示され、これは内燃機関搭載車の生産を実質禁止し、EUが車両の電動化を強力に推進するものとして注目を集めていた。採択された「立場」では、100%削減という欧州委案を支持。
欧州議会、欧州委の2035年までの全新車ゼロエミッション化案を支持(EU) | ビジネス短信 - ジェトロ
2022年6月8日のヨーロッパです。
こんな感じで2030年までにガソリン車の新車販売禁止、2035年にはハイブリッドすらも禁止にしましょってお話でした。
2022年6月7日:ドイツ
ドイツ自動車産業連合会(VDA)は採択前日の7日のプレスリリースで、ドイツの自動車産業はEUが掲げる2050年の気候中立達成目標を支持するとした上で、電動車の普及加速には、EU域内で充電インフラの整備をさらに進めることが必要とした。CO2排出基準規則の改正案については、全新車ゼロエミッション化達成目標年を2035年に固定するのは時期尚早であり、2028年に詳細なレビューをし、特に充電インフラの普及状況などを見た上で、2030年以降の目標を決定すべきとした。また、電動車の一部原材料の供給状況なども考慮し、2035年以降も合成燃料などカーボンニュートラル達成に貢献する全ての技術を堅持すべきで、内燃機関搭載車の一律禁止には反対した。
ドイツ産業界、2035年までの全新車ゼロエミッション化に反対(EU、ドイツ) | ビジネス短信 - ジェトロ
2022年6月7日のドイツです。上記のヨーロッパの1日前です。
ドイツが2035年に全面禁止は早いんじゃない?って仰ってます。ドイツにはBMWやフォルクスワーゲン、メルセデスベンツ等がありますので、その他の国が言うのとは訳が違いますね。
2022年6月24日:イタリア、ポルトガル、スロバキア、ブルガリア、ルーマニア
加盟国内で回覧された文書をロイターが入手した。
EU5カ国、ガソリン車の販売禁止5年延長要請 40年までに(ロイター) - Yahoo!ニュース
今回の話は正式な発表ではなく、ロイターさんが内部情報ゲットしたって感じでしょうか。後ほど要請したことが正式に発表されるんでしょうね。それからまた話し合いになってどうするか決めるんだと思う。
イタリアですけど…
- フェラーリ
- ランボルギーニ(VWグループのアウディ傘下)
- アルファロメオ
- フィアット
- マセラティ
上記の通りに自動車メーカーが沢山あります。みんな知ってるよね。
流れが変わるかもしれませんね
そういう大手自動車メーカーがあるドイツやイタリアが反対してるって事は、現状だと2035年に全面禁止は難しいって事なんでしょうね。トヨタ様も時期尚早では?ってスタンスですし。
ヨーロッパの主要自動車メーカーのほとんどがドイツとイタリアですが、そのドイツとイタリアが反対するとなると…ヨーロッパ全体の流れも変わるのではないでしょうか?
あとはフランスのルノー、プジョー、シトロエンぐらいでしたっけ。
ルノー・グループのルカ・デ・メオCEOは、EVの販売を急ぎすぎると、経済的、環境的、社会的に大きな影響を与える可能性があると警鐘を鳴らした。
過剰な電動化は環境破壊に繋がる ルノーCEO、早すぎるEV普及に警鐘鳴らす(AUTOCAR JAPAN) - Yahoo!ニュース
電動化を急いでいたルノーですら2022年5月にこういう事仰ってます。
日本のメーカーのスタンス
- ホンダ(グループ全体または自動車):2040年にEVとFCV100%。2050年にカーボンニュートラル。
- ヤマハ(二輪):2050年にEV90%。2050年にカーボンニュートラル。
- カワサキ(二輪):2035年に先進国向けでEVとHV100%。
- スズキ:特になかったような
日本のメーカーは大体こんな感じ。
そもそもヨーロッパみたいに2035年にガソリン車全面廃止とかそういう目標は立ててなかったんですね。へー
ヨーロッパで延期になったら、恐らくは日本のメーカーも目標の変更なりするかもしれませんね。そうして欲しい。
大体そんな感じです。
これ系の話になると思想が強い人とか、偏ってる人が強い言葉で場の空気悪くしたり、話が脱線してあまり関係のないことを延々と語ることが結構ありましたので、コメントする時は落ち着いて内容を確認してから投稿してくださいね。