ブラインドスポットモニターの一歩進んだ物って感じすね。または追加機能的な。今後採用モデルが出てくるでしょうね。
バイクの後面衝突警告表示灯が9月下旬から解禁
後面衝突警告表示灯※1について、「二輪自動車等の灯火器の取付方法に関する協定規則(UN-R53)」の改訂案が、令和5年3月の国連自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)において合意されたことを踏まえ、今般、国内基準の改正を行う。
二輪自動車及び二輪の一般原動機付自転車は、協定規則第 53 号に適合する後面衝突警告表示灯を備えることができることとする※2。
※2 現行の保安基準では、取付対象を四輪自動車等としている。
改正時期(予定): 令和5年9月下旬
適用時期(予定): 同上
全文はお国のページでどうぞ。PDFです。
PDFアレルギーがあるのって古のインターネット民だけでしょうか?最近の若い子はPDFアレルギーなさそう。
今まで車だけOKだった装備が二輪もOKになったって感じです。ありがたいね。
後面衝突警告表示灯って何?
後面衝突警告表示灯
【後面衝突警告表示灯の主な要件】
当該車両の後方にある交通に当該車両と衝突するおそれがあることを、方向指示器の点滅(毎分 180 回以上 300 回以下)で知らしめることができる。
自車両の後方のある一定の距離に他の車輌が近づいてきたら、エマージェンシーストップシグナルみたいに点滅して他の車輌に警告するって感じすね。
簡単に言うと自分の後ろの車両が自分に近づきすぎたら、左右のウィンカーを点滅させてあんた近いよって教えてあげる機能。
あおり運転にも効果ありそうですが、逆に怒りを買う可能性もありそう。
ブラインドスポットモニターとは違うよ
- ブラインドスポット検出:死角に車両が入ってくるとミラーのインジケーターが光って教えてくれる
- ブラインドスポット検出+:後方から高速で車両が近づいてきたらインジケーター光って教えてくれる
DUCATIのムルティストラーダV4にはブラインドスポットモニターが採用されてます。
こちらも他の車両が近づいてきたら教えてくれる機能ですけど、これは自分に教えてくれる機能です。
今回の後面衝突警告表示灯は相手に教える機能です。なので似てるけど別の機能だよ。
とはいえ機能的に似てますので、恐らくは今後ブラインドスポットモニターを採用してる車両には後面衝突警告表示灯も採用されると思う。もちろんオフにもできると思う。
採用されそうなバイク
ムルティストラーダV4
ムルティストラーダV4はブラインドスポットモニターが採用されてます。なので採用される可能性が高いよ。
Ninja H2 SX
*BSD(ブラインドスポットディティクション / 死角検知)
後方のレーダーセンサーが周囲を監視、ライダーの死角に接近する車両の存在を検知し、警告します。
Ninja H2 SX SE・Ninja H2 SX | 株式会社カワサキモータースジャパン
Ninja H2 SXにはブラインドスポットモニターが採用されています。なので次年度モデルあたりで後面衝突警告表示灯が追加される可能性が高いよ。
R1300GS
新型のR1300GSは後ろにもレーダー付いてます。
ミラーに△マーク付いてますね。これがブラインドスポットモニターの警告灯かな?
BMW R 1300 GS neu 2023: Details, Fotos, Video, Leak | MOTORRADonline.de
こんな感じでスパイショットが撮られているR1300GSはブラインドスポットモニター付いてるようですので、後面衝突警告表示灯が採用される可能性があるよ。
新型ゴールドウイング
新型ゴールドウイング関連の特許は複数出願されているのですが、それでレーダー関連の特許も複数有ります。
フロント系は複数ありますが、リアの奴ってありましたっけ?とはいえゴールドウイングですので、前後レーダー採用すると思います。そういうの大好きモデルですし。
今のところそんなもんでしょうか?
今後フロントだけではなく、リアのレーダーも採用するモデルは増えてくるでしょうから、今回の後面衝突警告表示灯の採用車種も増えるでしょうね。
今年の9月下旬から解禁ですので、採用モデルは2024年モデルあたりぐらいかな?