日本国内モデルが正式発表されました。やっぱり無印はいないよ。
- 2021年6月22日:日本国内正式発表されました。過去の情報はこちら。
- 2021年6月19日:発売日の情報修正
- 2021年6月17日:発売日や価格の情報追記。
- 2020年11月18日:正式発表されました。
- 2020年11月2日:TRACER9 GTの方も撮られている
- 2020年10月28日:TRACER9のスパイショットが撮られている
2021年モデルの新型TRACER9 GTのリリース
ヤマハ発動機株式会社は、高いスポーツ性能と実用機能を備えたスポーツツーリングモデル「TRACER9 GT ABS」を7月28日に発売します。
スポーツツアラー「TRACER9 GT ABS」を新発売 ~エンジン、フレームを刷新し、スポーツ性能とツーリング性能をさらに追求~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機
日本ではGTのみで、無印は発売されないようです。
MT-09の方は無印もSPも同時に発表されましたが、TRACERはされてない。
海外公式PV
TRACER9 GTのカラーラインアップ
2020年モデルのTRACER900 GTのカラーラインアップ
【廃盤】マットダークグレーメタリック6
【廃盤】ブラックメタリックX
【廃盤】マットダークパープリッシュブルーメタリック1
2021年モデルのTRACER9 GTのカラーラインアップ
【新色】ブルーイッシュホワイトメタリック2
【新色】マットダークグレーメタリックA
【新色】ビビッドレッドソリッドK
カラーは総入れ替えです。
やっぱりシルバーは特別感があっていいですね。
2021年モデルの新型TRACER 9の画像
TRACER 9のお姿
こちらは無印のトレーサー9です。GTじゃないよ。
ある意味トレーサー9も小顔ですね。なんだか見たことがないバランスな気がします。
TRACER 9のお写真
やっぱりお顔小さい。サイバーで悪そうなところはMTシリーズらしさありますね。
なんだかヨーロッパ車っぽいデザインに感じます。あんまり日本車っぽくないような。ヤマハってそもそもそんな感じでしたっけ。
TRACER 9 GTのお姿
TRACER 9 GTのお写真
あ、例の写真…
パニア車の色んな角度からのお写真用意してくれるヤマハはとても親切でいい人。
個人的な感想ですけど新型トレーサー9はパニア付いて人が乗ると大変かっこよく見えますね。
ついでにTRACER9とGTの見た目の比較
斜めの比較画像
側面の比較画像
- フロントフォーク
- リアサス
- パニア
- シート表皮
- タンデムシート(めっちゃ分厚い)
- デカール
見た目に関してはそこまで大きく変わらないですね。
2021年モデルの新型TRACER 9 GTのスペック
全長:2,175mm
全幅:885mm
全高:1,430mm~1,470mm
ホイールベース:1,500mm
シート高:810mm/825mm
重量:220kg
燃料タンク:18L
最低地上高:135mm
エンジン:DOHC水冷3気筒4バルブ
排気量:888cc
ボア×ストローク:78.0mm×62.0mm
圧縮比:11.5:1
ギア:6速
馬力:88kw(120PS)/10,000rpm
トルク:93Nm/7,000rpm
燃費:20.4km/L
フロントサスペンション:倒立41mm
トラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
トラベル:137mm
キャスター:25°
トレール:108mm
フロントブレーキ:298mm/4pot
リアブレーキ:245mm1pot
フロントタイヤ:120/70 ZR17M/C (58W)
リアタイヤ:180/55 ZR17M/C (73W)
燃料タンク容量は海外仕様は19Lです。日本は原付より上の排気量の燃料タンク容量は切り捨てだったと思います。
なので日本国内仕様の燃料タンク容量も恐らくは19Lに近いんだと思う…たぶん。
TRACER 9とTRACER 9 GTのスペックの違い
- 車両重量:213kg / 220kg
- リアトラベル:122mm / 137mm
日本国内仕様についてもGTの車両重量が220kgです。
となるとパニア無しでも無印と7kgの重量差があるようです。なんでだろう?
2021年モデルの新型TRACER 9の装備
エンジン
- 新型889cc3気筒エンジン
- EURO5
- スロットルバイワイヤ
- アシスト&スリッパークラッチ
- ギア比最適化って記載あるのでギア比変わってそう(新型MT-09が変わってるのでその事を指してるだけかも)
電子制御類
- 6軸IMU
- 3モードコーナリングトラクションコントロール
- スライドコントロールシステム
- リフトコントロール
- ブレーキコントロールシステム
- コーナリングABS
- クルーズコントロール
無印はクイックシフターはオプションの様ですが、GTは標準装備だよ。
車体
- 新型アルミダイキャストフレーム(剛性バランス改善、横方向剛性約50%アップ)
- 新型スイングアーム。64mm長くなった。(新型MT-09と比べて)
- NISSIN製ラジアルマスターシリンダー
- KYB製41mm倒立フォーク(プリロード/伸/圧)
- KYBリアショック(プリロード/伸)
- 新型ホイール
- トリプルパニア可能
- 2ポジションの調整可能なシート高
- 調整可能なスクリーン
- 調整可能なハンドル、ステップポジション
- センタースタンド
フロントスクリーンは10段階5ミリ刻みで調整出来るっぽ。現行と同じですね。
電子機器
- ツイン3.5インチフルカラー液晶メーター:左がメイン、右がサブ的な
- LEDヘッドライト
- LEDテールランプ
- LEDウィンカー
新型メーター。フルカラーがダブルだぜ。すごいぜ。かっこいいぜ。
LEDこちらはポジションライトですね。下の丸いやつがヘッドライト。
現行と似てますけど新型っぽいすね。
2021年モデルの新型TRACER 9 GTの装備
- KYB製セミアクティブサスペンション
- 上下クイックシフター
- LEDコーナリングライト:どこー?って感じですけど、目の中ですね。
- グリップヒーター:10段階
- 専用シート
- サイドパニアステー
現行トレーサー900GTは無印より良いサスでしたけど、新型トレーサー9GTは電子制御サスになりました。
海外モデルのGTはパニア標準装備ですけど、日本国内仕様はアクセサリー扱いです。
GTはクイックシフター標準装備です。
グリップヒーター装備。クルコンもついてますが、新型は無印トレーサー9にもクルコンついてるみたい。
コーナリングライトは上の目の中が光るっぽいです。
メーターは無印トレーサー9と同じですね。
サイドパニア用のステーが標準装備されているよ。
2021年モデルのTRACER9 GTの価格
- 2020:税抜111万円
- 2021:税抜132万円
税抜21万円の値上げです。
私の中だと21万円価格差があると別の価格帯のバイク扱いになっちゃいますけど、新旧で装備内容を比べるともう別物というか。
エンジンのベースは同じですが、車体も電子制御も別物になってますし、電子制御サス採用してます。
パッケージ内容から考えると21万円の値上げでもお買い得感があります。装備やスペックの割に安いよね。
TRACER9 GTとTRACER900 GTのスペックの比較・変更点
イギリスTRACER9(新型)/日本TRACER900(旧型)
車体スペック
- 全長:2,175mm / 2,160mm
- 全幅:885mm / 850mm
- 全高:1,430mm / 1,375mm
- シート高:810mm/825mm / 850mm/865mm
- 重量:220kg / 215kg
足回りスペック
- フロントトラベル:130mm / 137mm
- リアトラベル:137mm / 142mm
- キャスター:25° / 24°
- トレール:108mm / 100mm
エンジンスペック
- 排気量:888cc / 847cc
- ボア×ストローク:78.0mm×62.0mm / 78.0mm×59.0mm
- 馬力:88kw(120PS)/10,000rpm / 85kw(116PS)/10,000rpm
- トルク:93.0Nm/7,000rpm / 87Nm/8,500rpm
- 燃費:20.4km/L / 19.7km/L
- 排ガス規制:平成32年規制 / 平成28年規制
TRACER 9とTRACER 900の装備の比較・変更点
電子制御類
- スロットル:電子制御 / 半電子制御
- D-MODE:4モード / 3モード
- ABS:コーナリング / 普通の
- トラコン:コーナリング / 普通の
- トラコンモード:3モード / 2モード
- クイックシフター:上下(GT) / 上(GT)
- スライドコントロール:あり / なし
- リフトコントロール:あり / なし
- ブレーキコントロール:あり / なし
- クルーズコントロール:あり / GT
電子機器
- 6軸IMU:あり / なし
- メーター:フルカラー×2 / モノクロ(GTフルカラー×1)
- ウィンカー:LED / バルブ
- コーナリングライト:あり / なし
車体
- フロントフォーク(無印):プリロード/伸/圧 / プリロード/伸
- 電子制御サス:GT / 無し
- マスターシリンダー:ラジアル / ふつうの
- フレーム:新型
- スイングアーム:新型
- ホイール:新型
電子制御フルで載ってて、サスも電子制御ですが、比較的安価です。なんだかいいとこついてる感があるような。
TRACER9 GTとTRACER900 GTの見た目の比較
斜めの比較画像
横の比較画像
見た感じ変わってなさそうな部分
- ミラー
- 前後キャリパー
- 前後ディスク
- スクリーンの調整機構
スペックで全長高くなってますけどスクリーンがでかくなってるからっぽい。
見た目も比べてみるとわかりますけど結構キープコンセプトなんですね。
ついでに新型MT-09とTRACER 9の見た目の比較
スイングアームが別物ですね。えらく長い。リアフレームも別物だよ。
大体そんな感じです。
新型トレーサーはMT-09ベースなので電子制御満載です。
GTは電子制御サスになりましたのでリッターとかリッターオーバー並の電子制御盛々ツアラーになりました。ヴェルシス1000SEとかあの辺級ですね。スマートフォン連携は無いけど。
それでいて軽量で比較的安価です。今以上に人気出そうな気がする。