ハーレーのニューモデルさん達が意匠登録されてたよ。コレ市販モデルっぽいですね。サリーガードついてるし。
ハーレーのニューモデルについて(2018年7月)
- ヘビー級(大排気量)のリーダーシップを拡大し、新しい市場やセグメントを開拓する
- 500cc~1250ccのミッドウェイト(中間排気量)のプラットフォームを展開する
- 3つの異なるプロダクトスペース(ジャンル?)と4種類の排気量
- アドベンチャーツーリングオートバイのPan America 1250
- 1250ccのカスタムモデル
- 975ccのストリートファイターモデル
- これらは2020年までに発表(発売)される予定(カスタムは2021だけども)
- これらのジャンル拡大のための追加モデルは2022年まで続く予定
んで、プロトタイプのお姿とちょっとした情報だけ公開されていましたけど、今回は市販バージョンっぽいモデルの意匠登録がされていたよ。2019年1月出願(?)です。
それから市販モデルの名前も探してみたけど、それっぽいのがありました。
Pan America
Pan America 1250のプロトタイプのお姿
Pan Americaの市販モデルの意匠登録
あ、ちょいちょい変わってますね。
それにサリーガードついてますので、インドでも売る予定ですね。インド市場って大排気量流行ってきてるらしいですし。
破線部分ってなんじゃい?
ちなみに下記部分が破線になっています。
- エンジン
- 前後ディスク
- フューエルタンクキャップ
- ブレーキレバー
- クラッチレバー
- ブレーキ、クラッチケーブル
- ブレーキ、クラッチペダル
その理由ですけども…
”一般に、図形中の破線等によって表された位置に、形状等を特定しない部分(下記の事例では、部分意匠として意匠登録を受けようとしない、形状を特定しない窓)を有する意匠として取り扱われます。”
引用元:「部分意匠」に関するQ&A | 経済産業省 特許庁
つまりは破線部分はまだ決めてないよって事ですかね。
となるとコレの場合は…
- エンジンの排気量を決めてない
- 複数の排気量のモデルを用意する
- 破線の部分は既存の物を使う
って感じでしょうか?
ニューモデル群、排気量500cc~1250ccでプラットフォーム展開するってお話ですので、複数の排気量のモデルを用意するって事だと思います。
今のところは1250、975、500って感じですかね。4種類の排気量ってお話ですので、あと1種類あるね。
なのでパンアメリカは1250と発表時は記載されていましたが、他の排気量のモデルも用意される可能性が高そうです。
ブレーキ系やタンクキャップ等は既存の汎用の物を使うのだと思います。
となるとそれ以外は車種専用パーツなんすね、ゴージャス。
Pan America変更点
- サリーガード
- ワイヤースポークホイール→キャストホイール
- テールカウル類
- アンダーガード
- エンジンガード
- ヒールプレート
- チャンバー(お弁当箱)周辺のガード類?
- マフラーステーが無くなった(タンデムステップのみで支持)
- フロントフェンダーがなんか変
- スイングアーム
大体こんな感じですね。大事な部分はほぼそのまま。やったぜ。
キャストホイールについては恐らくはワイヤースポークホイールのモデルも用意されるでしょうから、問題ないと思います。
にしてもかっこいいですね。アメリカンなデザインでとても個性的だと思います。筋肉。
FUTURE CUSTOM MODEL(Custom 1250)
Custom 1250のプロトタイプ
Custom 1250のプロトタイプ市販モデルの意匠登録
こちらはサリーガードありませんね。インドでは売らないのかな?
それともタンデムシートがそもそも無いので、サリーガードも必要ないってことですかね。
Custom 1250の変更点
- エキパイ
- ウィンカー位置
- ヘッドライト位置
- アンダーカウル
- スイングアーム
- リアフェンダー
- ナンバープレートホルダー
- リアウィンカー
- テールランプ
- ミラー
- シート
- サイレンサー
大体こんな感じ。
変更があった部分もあんまり変わって無いので、ぱっと見だとわからないぐらいそのままだぞ。
FUTURE STREETFIGHTER MODEL(Street Fighter 975)
Street Fighter 975のプロトタイプ
Street Fighter 975の意匠登録
われこれめっちゃ好き。
私はフェンダー大好き野郎ですが、こちらはフェンダーレスにしたくなりますね。
Street Fighter 975の変更点
- サリーガード
- リアフェンダー
- アンダーカウル
- ラジエターシュラウド
- ラジエター
- タンデムステップ
- スイングアーム
- リアフレーム
- チャンバー(お弁当箱)
- テールカウル
- ミラー
- フロントフォークのリフレクター
- ブレーキペダル
こちらは結構変わってますね。
プロトタイプと比べると、やっぱり現実に引き戻された感というか、市販するならこうなるよねー感を個人的には感じます。
サリーガード外して、タンデムステップ外して、ウィンカーとフェンダーをスイングアームマウントにすれば大体元通りになりそう。
ついでにハーレーの商標も検索してみたぞ
ハーレーが出願している商標も検索してみました。
モーターサイクル及び構成部品な商標のみピックアップしてるよ。
- 【既存】SPORT GLIDE:2018年7月17日
- 48X:2017年12月20日出願
- PAN AMERICA:2017年12月19日
- BRONX:2017年12月8日
- HARLEY-DAVIDSON BRONX:2017年12月8日
- 【既存】LIVEWIRE:2015年11月16日
- 【既存】CROSS BONES:2014年11月21日
- 【既存】DESTROYER:2014年10月29日
新しい順でこんな感じです。
上記の通りに、ハーレーは出願した商標は漏れ無く使ってます。
または過去に存在したモデルの名前を取り直してる感じです。
となると上記3モデルの名前は…
- 48X
- BRONX
- PAN AMERICA
パンアメリカはそのままですが、カスタムとストリートファイターは名前が変わりそうですね。
そいうえばパンアメリカはそのままPan americaって書いてありましたけど、ストリートファイターはFUTURE STREETFIGHTER MODEL、カスタムはFUTURE CUSTOM MODELっていう仮称っぽい感じでしたしね。
ストリートファイターはBRONXっぽい
”ニューヨーク・ヤンキースのホームグラウンドであるヤンキー・スタジアム、ブロンクス動物園がある。 また、ヒップホップ、ブレイクダンスが誕生した地であり、ブロンクス区に対してヒップホップのスラングより「ブギ・ダウン」という呼称が生まれている。”
引用元:ブロンクス区 - Wikipedia
BRONXですが、こういう街です。
となると内容的にストリートファイターですね。間違いなさそう。
カスタムは48Xですかね?
引用元:2019 Forty-Eightモーターサイクル | Harley-Davidson Japan
ちなみに(XL1200X)Forty eightなるモデルが既にいます。空冷1,202ccエンジンです。
48だし、モデル名にXついてる…
カスタムのプロトタイプは1,250ccでしたので排気量は近いです。でもエンジンは全然別物だよ。
48XがForty eightの後釜ってなるって感じでしょうか?
それとも48XはForty eight系のモデルで、新型3兄弟とは関係ないって感じですかね。
うーん、謎。
でも出願時期がパンアメリカと1日しかかわりませんので、やっぱり新型3兄弟の内の一人の名前だと思います。
なので個人的にはカスタムは48Xだと推測するよ。
でもカスタムだけ2021年モデルなんですよね…なのでカスタムのお名前はまだ出願してないって可能性も無きにしも非ず。
大体そんな感じです。
恐らくは市販モデルのお姿が明らかになりましたし、お名前もわかりましたね。
あとは装備の詳細がわかると良いのですが、正式発表まではそういうのわからなさそうですかね。
電子制御系とかどうなってるのか気になる。