2025年モデルの新型MT-07が発表されましたので、GSX-8Sとスペックや装備の比較等しました。
デザイン・価格
MT-07
キツネ顔というか狼顔というか。犬科ですよね。
おでこがヘッドライトで、目っぽいのはポジションランプ(DRL)です。
MT-09系列のデザインでしょうか。
価格は現状未定です。
GSX-8S
新世代のスズキデザインです。個性的な形ですね。でもなんとなくスズキらしさを感じる。
現状GSX-8Sと似た感じのデザインのスズキのモデルは他には居ません。
日本国内価格は税込106万7,000円です。
灯火器類・メーター
MT-07
おでこの光ってない部分がヘッドライトです。
光るとこうなる。
テールランプこんな感じ。ウィンカーもLEDです。
5インチフルカラー液晶メーターです。
スマートフォン連携が採用されていまして、全画面のナビと簡易ナビにも対応しています。すごーい。
GSX-8S
ヘッドライトはLEDです。GSX-S1000等と共通。ポジションは専用。
テールランプはスズキ初のナンバー灯一体型だとか。
ウィンカーはバルブです。LEDじゃないよ。
メーターは5インチフルカラー液晶メーターです。
スマートフォン連携はありません。
車体サイズ
全長×全幅×全高
- MT-07:2,085×780×1,105
- GSX-8S:2,115×775×1,105
MT-07はコンパクトですね。GSX-8Sはちょっと長めでしょうか。
ホイールベース
- MT-07:1,400mm
- GSX-8S:1,465mm
やっぱりGSX-8Sは長めですね。エアボックス位置も関係してるのかな?
シート高
- MT-07:805mm
- GSX-8S:810mm
シートの形によるので実際の脚付きはどれが一番良いかは謎です。
シートが薄いとお尻が痛くなるので、この辺はどっちをとるかって感じですよね。
車両重量
- MT-07:183kg
- GSX-8S:202kg
MT-07はとても軽いです。しかも新型になってさらに1kg軽量化しました。すごいね。
GSX-8SはMT-07と比べると重いですが、ミドルクラスで200kg前後なので普通です。恐らくはバランサーの分でしょうか?
エンジン
MT-07
- エンジン:DOHC水冷2気筒4バルブ
- 270°クランク
- 排気量:689cc
- ボア×ストローク:80.0mm×68.5mm
- 圧縮比:11.5
- ガソリン:恐らくレギュラー
- アシスト&スリッパークラッチ
2014年生まれの比較的若いエンジンです。新型でアシスト&スリッパークラッチが採用されました。
旧型がレギュラーガソリンですし、圧縮比変わってないのでレギュラーのままだと思います。
GSX-8S
- エンジン:DOHC水冷2気筒4バルブ
- 270°クランク
- 排気量:776cc
- ボア×ストローク:84mm×70.0mm
- 圧縮比:12.8
- ガソリン:ハイオク
- アシスト&スリッパークラッチ
2023年モデルが初出の若いエンジンです。比較的ロングストロークです。スズキってそういうの多いよね。
エンジンスペック
馬力
- MT-07:54kW(73.4PS)/8,750rpm
- GSX-8S:61kW(82.9PS)/8,500rpm
排気量が大きいので馬力もでかいよ。
トルク
- MT-07:67Nm/6,500rpm
- GSX-8S:78Nm/6,800rpm
トルクもGSX-8Sが一番でかい。排気量のパワー。
パワーウェイトレシオ(車両重量/馬力)
- MT-07:2.49
- GSX-8S:2.44
値が小さい方が優れてるよ。
パワーウェイトレシオは似た感じですね。排気量が大きい分GSX-8Sの方が優れています。
燃料タンク容量
- MT-07:14L
- GSX-8S:14.0L
燃費
- MT-07:23.8km/L
- GSX-8S:23.8km/L
ヨーロッパモデルの値です。
あ、MT-07とGSX-8Sって燃費とタンク容量が全く同じなんですね。
航続距離
- MT-07:333.2km
- GSX-8S:333.2km
航続距離300km超あると安心だよね。
250kmぐらいだとちょっと心配、200kmだともう少しなんとかならんかってなる。
フレーム・スイングアーム
MT-07
鋼管ダイヤモンドフレームです。
新型になってフレームが変更されました。見た感じ新旧似てますが別物です。へー
スイングアームも新型で変更されました。
特に記載はないので、恐らくはスチールのままでは?
GSX-8S
鋼管ダイヤモンドフレームです。
メインフレーム部分はV-STROM800DEと同じで、リアフレームが別物。
スイングアームはアルミです。
キャスター・トレール
- MT-07:24°50' / 90mm
- GSX-8S:25° / 104mm
ブレーキ類
MT-07
- フロント:298mm/4POT、ラジアルマウント
- リア:245mm/1POT
- 一体アキシャルマスター
ADVICS社製の対向4POTキャリパーです。住友とかMOSキャリパーで覚えてる方が多いかな?
GSX-8S
- フロント:310mm/4POT、ラジアルマウント
- リア:240mm/1POT
- 一体アキシャルマスター
NISSINの対向4POTです。ホーネットとは別のキャリパー。フローティングディスクです。
ブレーキレバー、クラッチレバー
- MT-07:5段階/調整不可
- GSX-8S:5段階/調整不可
MT-07に関しては旧型が上記の通りでしたので、新型に関しても同じだと思います。
サスペンション・タイヤ
MT-07
- 41mm倒立
- トラベル:130mm
- リンク式モノショック:7段プリロード/伸側
- トラベル:130mm
MT-07はリアはプリロードだけではなく、伸側減衰力調整も可能です。
GSX-8S
- KYB倒立
- トラベル:130mm
- リンク式モノショック:プリロード
- トラベル:不明
フロントフォークの太さは謎ですが、たぶん41mmだと思います。
フロントタイヤ
- MT-07:120/70ZR17
- GSX-8S:120/70ZR17
リアタイヤ
- MT-07:180/55ZR17
- GSX-8S:180/55ZR17
MT-07も
GSX-8Sもどちらも180サイズです。太くて迫力あるよ。でも160サイズと比べて高いよ。個人的には160サイズが好き。いい感じの太さなので。
タイヤ銘柄
- MT-07:DUNLOP SPORTMAX RoadSport Q5A
- GSX-8S:DUNLOP SPORTMAX RoadSport 2
ロードスポーツ2の後継モデルがロードスポーツQ5Aです。
SPORTMAX Q5A | バイクのタイヤならDUNLOP
上位互換タイヤっぽいです、全てにおいて優れてますね。へー
電子制御・装備
電子制御
- スロットルバイワイヤ
- ライディングモード:2モード/ユーザー / 3モード
- トラクションコントロール:2モード / 3モード
- 上下クイックシフター:オプション / 標準装備
- クルーズコントロール:Y-AMTモデルのみ / 無し
電子制御は似た感じです。MT-07はクイックシフターがオプションです。
MT-07の独自装備
- スマートフォン連携
- サウンドデザイン
- Y-AMT
- 多機能ハンドルスイッチボックス:ちょい押し機能とかあるやつ
- ウィンカーオートキャンセル
- エマージェンシーストップランプ
Y-AMTグレードがあります。これ気になるよね。
私もAMT系気になってるのですが、もう少し歳とってからにしたいと思ってる。こういうの一度慣れるとこれ以外が選択肢に入らなくなりそうだし。
ハンドルスイッチボックスが良さげなやつです。
GSX-8Sの独自装備
- スズキイージースタート
- ローRPMアシスト
- スズキクロスバランサー
270°位相クランクにより発生する、1次振動と、偶力振動を抑制するため、クランク軸に対して90° に1次バランサーを2軸配置。この機構※1は、量産二輪車で初めて※2採用。スムーズな走行に貢献するとともに、前後方向のコンパクト化と軽量化を実現。バランサーNo.1が第1シリンダーのピストンから発生する1次振動、バランサーNo.2が第2シリンダーの1次振動を抑制する。
270° のクランクを採用することで、2次振動をキャンセルし、よりスムーズなエンジンの動作に貢献。さらに2つのバランサーをそれぞれのクランクシャフトに対して90°に置き、それぞれをクランクシャフトから等距離で配置することで、1次偶力振動も抑制される。
こちらがスズキクロスバランサーの解説。どちらかといえばツアラー向けの装備でしょうか?
ポジションの比較
MT-07
MT-07は新型になってポジションが変更されました。
GSX-8S
あ、MT-07と結構ポジション違いますね。へー
MT-07とGSX-8Sのポジションの比較
どちらもストリートファイターですが、GSX-8Sの方がハンドル近くてステップが後ろです。
車体はでかいけどポジションはコンパクトって感じでしょうか。
重ねた図。ぜんぜん違う。はえー
大体そんな感じです。
スペックや装備を比較した人間がいうのもアレですが、バイクって乗ってみないとわからない事が多いので、実際に試乗なりしてから決めたほうが良いと思います。
私はスペック厨ですが、乗ってるバイクはスペックも装備も劣ってるタイプです。でも大変気に入ってる。
2025年モデルの新型MT-07に関してはこちらでどうぞ。