車でレーザーヘッドライトありますけど、それのバイクバージョンですね。こっちは灯火器類全部ですが。
ヤマハのレーザー光の装置載ってる車両の特許
レーザ光を利用したリーン車両又は鞍乗型車両である車両におけるレーザ光利用装置の交換を容易にしつつ、光ファイバケーブルの損傷の抑制と部品のコンパクト化を両立することである。
2020年12月出願の特許です。
車両はリーン車両又は鞍乗型車両である。車両は、レーザ光源ユニットと、光ファイバケーブルと、レーザ光利用装置と、を備える。
レーザ光利用装置は、光ファイバケーブルと着脱可能に接続される光コネクタを有し、前記光ファイバケーブル及び前記光コネクタを介して伝達されたレーザ光を受けて使い、前記レーザ光利用装置から前記光コネクタまでの距離は、レーザ光源ユニットから前記光コネクタまでの距離よりも小さい。
レーザー光源ユニット…車でレーザーライトってありますけど、あれですな。
こういうのです。
BMWは実際に市販モデルでレーザーライトを使ってます。アウディも同じく一部モデルで採用してるよ。
BMWのアウディのはLEDヘッドライトのハイビームの補助って感じで、単独では使われてませんね。
ウィンカーに使う例
図1(a)には、レーザ光利用装置40の例として方向指示器(フラッシャ)が示されている。方向指示器は、車両が旋回する場合に合図のための光を出力する。レーザ光源ユニット30と、光ファイバケーブル32と、レーザ光利用装置40とは、レーザ灯火装置LEを構成する。即ち、図1(a)に示す車両1は、図1(b)に示すレーザ灯火装置LEを有する。レーザ灯火装置LEは、レーザ光源ユニット30と、光ファイバケーブル32と、レーザ光利用装置40とを有する。
図1(b)に示すように、レーザ光利用装置40は、レンズ部材41から延びる利用装置ケーブル42を備えている。光コネクタ43は、利用装置ケーブル42の先端に取り付けられている。利用装置ケーブル42は、光ファイバケーブルである。
ウィンカーに使ってます。
レーザ光利用装置40は、光源を内蔵しない。つまり、レーザ光利用装置40は、電気部品を有さず、簡潔な構造を有する。このため、例えばレーザ光利用装置40が損傷した場合に、簡潔な構造を有するレーザ光利用装置40自体のみを交換し、光を導く光ファイバケーブル32を接続し直すことによって修繕が可能である。このように、レーザ光利用装置40の交換が容易である。
光源30のみが光源で、そこから光ファイバーケーブルを介してウィンカーのレンズまで光を届けてる感じです。この場合は光源30から1本のケーブルが出てて、左のウィンカーのみについてるってことかな。
普通のウィンカーはレンズとバルブやLED素子がついてますけど、このレーザーの場合だとウィンカーはレンズのみですね。ケーブルがつながってはいますが。
これですとウィンカーをかなり小さく出来そうですね。レンズの中に光源を入れる必要がないので。
灯火器類全部
例えば、図3に示す、後ろの方向指示器51、ヘッドライト52、ブレーキランプ53、ライセンスプレートランプ54、及び、メータランプ55に適用可能である。
レーザ光利用装置40の接続構成は、ヘッドライト52が有するハイビームヘッドライト及びロービームヘッドライトに適用可能である。また、車両が、ヘッドライト52とは異なるポジションライト、デイタイムランニングライト、又は、補助ヘッドライトを有している場合には、ポジションライト又はデイタイムランニングライト、又は、補助ヘッドライトにも適用可能である。
こちらは全部繋いでる例です。灯火器類全部&メーターランプもです。光るもの全部って感じでしょうか。
また、レーザ光利用装置40の接続構成は、上記の照明装置に限られず、例えば、光通信のための光送信装置56にも適用可能である。光送信装置56は、車両1の周囲の設備又は車両へ光を出力することによってデータを送信する。
それからデータ通信も可能だそうで。これってどういう装置でしょうか?何かしらの受信装置も別にあるのでしょうか?
レーザ光利用装置は、特に限られず例えば光通信における光受信部でもよい。
あ、受信に関しても載ってました。
最近のバイクってスマートフォン連携とかコネクティビティ高いですし、車だと5G通信する奴とかありますんで、そういう物のためでしょうね。または普通にLi-Fiとか向け?
だいたいそんな感じです。
今回の特許はすぐに市販モデル使う系ではなく、こういうのやりたい系の特許だと思います。とりあえずとっとけ系ですね。
将来的に採用車種が出る可能性はありますが、現時点で市販に向けて開発してるとかそういうのじゃないと思うよ。