トレーサー9GT+ Y-AMTが発表されました。お値段もなかなかいい感じなのでは?
2025年モデルのTRACER 9 GT+ Y-AMTのリリース
ヤマハ発動機販売株式会社は、"クロスプレーン・コンセプト*"に基づく直列3気筒888cm³エンジンを軽量アルミフレームに搭載した当社スポーツツーリングカテゴリーのフラッグシップモデル「TRACER9 GT+(トレーサーナイン ジーティープラス)」にライダーをサポートする新機能を搭載した2025年モデルとし「TRACER9 GT+ Y-AMT ABS」へ名称変更して5月28日に発売します。
本モデルは、2025年モデルの「TRACER9 GT」をベースに最新デバイスを織り込んでいます。まず、自動変速トランスミッション「Y-AMT(Yamaha Automated Manual Transmission/ワイ・エーエムティ)」を新たに備えました。先行車に追従走行する機能「ACC(Adaptive Cruise Control)」との組み合わせにより、高いスポーツ性能はそのままに操作負担を大幅に軽減。スポーツツアラーとしての走行をより快適にしています。
車体前方の「ミリ波レーダー」に加えて新たに車体後方にもレーダーを追加、後方から接近してくる車両を検知しミラー内に表示する機能「BSD(Blind Spot Detection)」を搭載しました。
TRACER 9 GT+ Y-AMTのカラーラインアップ
2024年モデルのTRACER 9 GT+のカラーラインアップ
【廃盤】ブルーイッシュホワイトメタリック2
【廃盤】パステルグレー
2025年モデルのTRACER 9 GT+ Y-AMTのカラーラインアップ
【新色】ブラックメタリックX
【新色】ダークパープリッシュブルーメタリックU
2025年モデルのTRACER 9 GT+ Y-AMTのスペック
全長:2,175mm
全幅:900mm
全高:1,440mm
ホイールベース:1,500mm
シート高:845mm/860mm
重量:232kg
燃料タンク:19L
最低地上高:135mm
エンジン:DOHC水冷3気筒4バルブ
排気量:888cc
ボア×ストローク:78.0mm×62.0mm
圧縮比:11.5
ミッション:6速
馬力:88kW(120PS)/10,000rpm
トルク:93Nm/7,000rpm
燃費:21.1km/L
排ガス規制:euro5+
フロントサスペンション:倒立
フロントトラベル:130mm
リアサスペンション:モノショック
リアトラベル:131mm
キャスター:24°25'
トレール:106mm
フロントブレーキ:298mm/4pot
リアブレーキ:267mm/1pot
フロントタイヤ:120/70ZR17
リアタイヤ:180/55ZR17
2025年モデルのTRACER 9 GT+ Y-AMTの装備
TRACER9 GT(トレーサー9GT)のエンジン
- CP3エンジン
- アシスト&スリッパークラッチ→トレーサー9GT+ Y-AMTの公式ページには記載がない
ヨーロッパモデルがEURO5+適合してるので、日本のもしてると思うよ。
→Y-AMTモデルはアシスト&スリッパークラッチじゃないのかも。
TRACER9 GT(トレーサー9GT)の電子制御
- スロットルバイワイヤ
- ライディングモード:スポーツ/ストリート/レイン/カスタム×2
- パワーデリバリー:4レベル
- コーナリングトラクションコントロール:3レベル/オフ
- スライドコントロール:3レベル/オフ
- リフトコントロール:3レベル/オフ
- エンジンブレーキマネジメント:2レベル
- バックスリップレギュレーター:オン/オフ
- ブレーキコントロール:コーナリングABS/普通のABS
- 電子制御サスペンション:2レベル/カスタム×2
- スピードリミッター(YVSL):任意の速度に設定可能
- エマージェンシーストップシグナル
ものすごい数の電子制御です。MT-09系は電子制御が豊富です。YZF-R1並ですね。
TRACER9 GT(トレーサー9GT)の車体
- アルミダイキャストフレーム:ヘッドパイプ後部ステー、リアサス上部クロスチューブ改訂
- リアフレーム:50mm延長
- ハンドル変更
- スピンフォージドホイール
- KYB電子制御サスペンション:キーオンから30秒間減衰力低下させる。取り回ししやすく。
- 電動スクリーン:調整幅100mm
- ハンドガード
- 新型シート
- タイヤ:BATTLAX SPORT TOURING T32
- サイドケース用ステー:ダンパー内蔵
- スマートリアボックス、サイドケース:オプション
電動スクリーン。調整範囲は無段階で100mm
KYBセミアクティブサスペンション。電子制御サスです。
新型リアフレームとシート。快適性が高まってるとか。
TRACER9 GT(トレーサー9GT)の電子機器
- マトリクスLEDヘッドライト
- 7インチフルカラー液晶メーター
- スマートフォン連携:全画面ナビ対応
- 多機能ハンドルスイッチ
- スマートキー
- USB A電源:フロント右側のボックス内
- USB C電源:メーター下
- グリップヒーター:10段階
- シートヒーター:オプション
- 多機能ウィンカースイッチ
マトリクスLEDヘッドライトです。おでこのカメラで状況判断して、自動で照射範囲を調整する。
オートハイビームとか、アダプティブヘッドライトの進化系って感じでしょうか。コーナリングライトも兼ねてそう。
7インチフルカラー液晶メーターです。でかい。全画面ナビ対応です。
いつもの多機能スイッチ。
TRACER 9GT+ Y-AMT(トレーサー9GT+ Y-AMT)の装備
- Y-AMT:ATモード/MTモード
- ACC:アダプティブクルーズコントロール
- FCW:レーダーによって前方車両と衝突しそうな時にメーターに警告を表示、より衝突しそうになったらリアブレーキがちょっとかかる。
- VHC:ヒルホールドコントロール。2モード。
- BSD:ブラインドスポットモニター。リアのレーダーで車両後方や死角に車両が近づいた時にミラーに通知。
- UBS:ユニファイドブレーキアシストシステム
- 電子制御サスがY-AMTやACCと連携制御になってる
- TPMS:タイヤ空気圧モニタリング
- ローメンテナンスチェーン:DID製。ローラー部にDLC
BSDはミラーのはじっこのインジケーターが点灯するよ。
DIDのローメンテナンスチェーン。海外だとエンデュランスチェーンって名前だったけど、同じものかな?
TPMS:タイヤ空気圧監視してくれるやつ。
ACCのボタンはこれかな?
Y-AMTなのでボタンが更に増えてる。
2025年モデルのTRACER 9 GT+ Y-AMTの価格
2025年モデルのTRACER 9 GT+ Y-AMTの価格
- 2024:182万6,000円
- 2025:198万円
15万4,000円の値上げです。あ、大体予想通りですね。皆さんもそんな感じかな?
2025年モデルのTRACER 9 GT+ Y-AMTの販売計画台数
- 2024:1,000台
- 2025:700台
300台減りました。へー
2025年モデルのTRACER 9 GT+ Y-AMTの発売日
- 2024:2023年9月8日発表、2023年10月6日発売
- 2025:2025年4月15日発表、2025年5月28日発売
1年半ぐらいですかね。結構間が空いてる。
2025年モデルの新型トレーサー9GT+ Y-AMTと旧型の比較・変更点まとめ
新旧トレーサー9GT+ Y-AMTのスペックの比較
- 全幅:900mm / 885mm
- 全高:1,440mm / 1,430mm
- シート高:845mm/860mm / 820mm/835mm
- 重量:232kg / 223kg
- 燃料タンク:19L / 18L
- 燃費:21.1km/L / 20.2km/L
- 排ガス規制:euro5+ / euro5
- リアトラベル:131mm / 137mm
- キャスター:24°25' / 25°
- トレール:106mm / 108mm
新旧トレーサー9GT+ Y-AMTの電子制御の比較
- Y-AMT:あり / 無し
- ライディングモード:スポーツ/ストリート/レイン/カスタム×2 / 4モード
- 電子制御サスペンション:2レベル/カスタム×2 / 2レベル?
- 電子制御サスペンション取り回し補助:あり / 無し
- エマージェンシーストップランプ:あり / 無し
- スピードリミッター(YVSL):あり / 無し
- バックスリップレギュレーター:オン/オフ / 無し?
- エンジンブレーキマネジメント:2レベル / 無し?
- FCW:あり / 無し
- VHC:あり / 無し
- BSD:あり / 無し
新旧トレーサー9GT+ Y-AMTの電子機器の比較
- ヘッドライト:アダプティブ / 普通
- コーナリングランプ:アダプティブヘッドライト統合 / あり
- メーター変更
- 鍵:スマートキー / 普通
- ハンドルスイッチ変更
- TPMS:あり / 無し
- カメラ(センサー):あり / 無し
- リアレーダー:あり / 無し
- USB A電源:あり / 無し?
- USB C電源:あり / 無し
新旧トレーサー9GT+ Y-AMTの装備の比較
- フレーム一部改訂
- リアフレーム変更
- ハンドル変更
- タンク変更
- シート変更
- スクリーン:電動 / 手動
- スクリーン調整幅:100mm / 50mm?
- スマートフォン収納スペース:あり / 無し
- パニア類:スマートキー対応 / 普通
- チェーン:DIDローメンテナンス / 普通
変更点多すぎるので間違ってたらすみません。多分合ってると思うけども。
新旧トレーサー9GT+ Y-AMTのデザインの比較
新旧トレーサー9GT+ Y-AMTの比較画像
こうやってみると大体かわってますね。へー
ついでに海外仕様の比較画像
お顔がごっつくなりました。個人的に新型好きですねぇ。よりツアラーっぽくて。
新旧トレーサー9GT+ Y-AMTの変更点
- タンク
- リアフレーム
- シート
- ハンドル
- センタースタンド
- リアサスペンション
- カウル類(フロントフェンダー除く)
- ミラー
- スクリーン、スクリーン機構
- ヘッドライト
- メーター
- ハンドルスイッチボックス
- 排気系センサー追加
- 恐らくグラブバー
- リアにレーダー付いてる
全体的に変更点多すぎる。
大体そんな感じです。
スーパーハイテクマシンですけどもMT-09系がベースなためか、ギリギリ200万円以下です。すげー
電子機器も電子制御も盛々ですけども198万円であれば、まぁなんとか買えそうって気持ちになりますね。300万近いと個人的には無理ーってなる。
なんか全体的にいい感じですね。海外でトレーサーって人気なんでしたっけ?それが実感できるパッケージですね。