日本国内仕様の新型MT-10が正式発表されました。ヨーロッパから遅れて約半年後ですね。8ヶ月ぐらい。
- 2022年7月24日:日本国内正式発表されました。昨日。
- 2021年11月23日:MT-10 SPも正式発表されました
- 2021年11月10日:日本国内発売日、SPの情報追記
- 2021年11月9日:正式発表されました。
- 2021年11月8日:公式ティーザー動画が公開
- 2021年11月8日:公式画像が流出してる
- 2021年10月28日:型式認証されている
2022年モデルの新型MT-10のリリース
ヤマハ発動機株式会社は、"意のままに操れるストリート最強のスポーツ性能"と"多用途で楽しめる機能"を集約させたMTシリーズの最高峰モデル「MT-10 ABS」および上級モデルの「MT-10 SP ABS」をモデルチェンジし、2022年10月26日に発売します。
ロードスポーツ「MT-10」「MT-10 SP」2022年モデル発売~操る悦びを体感できるサウンドデザインや高精度の電子制御を採用~ - ニュースリリース | ヤマハ発動機株式会社
ヨーロッパ公式PV
2022年モデルの新型MT-10のカラーラインアップ
MT-10のカラーラインアップ
パステルダークグレー
ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットダークグレーメタリック6
MT-10 SPのカラーラインアップ
ブルーイッシュホワイトメタリック2
ヨーロッパとカラーラインアップが同じです。
2022年モデルの新型MT-10の画像
MT-10の画像
あちらだとカタカナがcoolなんでしたっけ。日本人とフォントの感覚もちょっと違っておもしろいよね。
MT-10 SPの画像
路面にもカタカタが書いてある。日本のダークサイドかな?
2022年モデルの新型MT-10のスペック
全長:2,100mm
全幅:800mm
全高:1,165mm
ホイールベース:1,405mm
シート高:835mm
重量:212kg
燃料タンク:17L
最低地上高:135mm
エンジン:DOHC水冷4気筒4バルブ
排気量:997cc
ボア×ストローク:79.0mm×50.9mm
圧縮比:12.0
ミッション:6速
馬力:122kw(166PS)/11,500rpm
トルク:112Nm/9,000rpm
燃費:15.6km/L
排ガス規制:平成32年規制
フロントサスペンション:43mm倒立
フロントトラベル:120mm
リアサスペンション:リンク式モノショック
リアトラベル:120mm
キャスター:24°
トレール:102mm
フロントブレーキ:320mm/4pot
リアブレーキ:220m/1pot
フロントタイヤ:120/70ZR17M/C (58W)
リアタイヤ:190/55ZR17M/C (75W)
パワーアップしてますが、2kg重くなりました。その辺は下の方で比較するね。
2022年モデルの新型MT-10 SPのスペック
SP/無印
- 車両重量:214kg / 212kg
他は同じです。
2022年モデルの新型MT-10の装備
エンジン
- 平成32年規制
- 吸気ダクト大型化&吸気システム改訂
- アシスト&スリッパークラッチ
- チタンサイレンサー
旧型の時点でアシスト&スリッパークラッチです。
車体
- ブレンボラジアルマスター
- ブリヂストンs22
- エアバルブが真横のタイプ
アキシャルマスターでしたけど、ブレンボのラジアルマスターになりました。
サスは現行と同じKYBですね。見た目はちょっと違うけど。
ホイールのエアバルブが縦タイプから横になりました。地味に嬉しい。
電子機器
- 4.2インチフルカラー液晶メーター:現行SPと同じ
- LEDヘッドライト
メーターは現行SPと同じフルカラー液晶メーターの様です。
これ多分ポジションランプの方を目と見るべきなんでしょうけど、ポジションが眉毛でヘッドライトが目として見ると可愛いですね。
恐らくですけど、Tracer9とヘッドライトユニットは同じでは?向きが左右で逆ですけど。
電子制御
- 6軸IMU
- スロットルバイワイヤ
- ライディングモード:4モード
- コーナリングトラクションコントロール
- コーナリングABS
- スライドコントロール
- ウィリーコントロール(リフトコントロール)
- エンジンブレーキマネジメント
- ブレーキコントロール
- 上下クイックシフター
- クルーズコントロール
- YVSL:スピードリミッター(任意の値に設定可能)
旧型MT-10は6軸IMUがついてませんでした。新型はYZF-R1と大体同じ電子制御類になりました。
2022年モデルの新型MT-10SPの装備
Gen-2オーリンズ電子制御サスペンション:3つのセミアクティブモード、3つのマニュアルモード
3ピースアンダーカウル
メッシュブレーキホース:フロントとリア
メーターとかハンドルスイッチ類は同じですね。
2022年モデルの新型MT-10の価格
- 2020:税抜155万円(SP:185万円)
- 2022:税抜175万円(SP:199万円)
通常モデルは税抜20万円の値上げです。SPは税抜14万円の値上げです。
2022年モデルの新型MT-10と旧型のスペック比較
新型/旧型
車体スペック
- 全長:2,100mm / 2,095mm
- 全高:1,165mm / 1,110mm
- ホイールベース:1,405mm / 1,400mm
- シート高:835mm / 825mm
- 重量:212kg / 210kg
- 最低地上高:135mm / 130mm
ホイールベースの伸びはなんだろう…?サスのトラベルは変わってないぞ。
エンジンスペック
- 馬力:122kw(166PS)/11,500rpm / 118kw(160PS)/11,500rpm
- トルク:112Nm/9,000rpm / 111Nm/9,000rpm
- 燃費:15.6km/L / 14.0km/L
- 排ガス規制:平成32年規制/ 平成28年規制
パワーウェイトレシオは新型1.28、旧型1.31です。新型のほうが強いよ。燃費も良くなってていいね。
2022年モデルの新型MT-10と旧型の装備の比較
車体の装備
- マスターシリンダー:ブレンボ別体ラジアル / 一体アキシャル
- メーター:4.2インチフルカラー / モノクロ(SPはフルカラー)
- 6軸IMU:あり / なし
- ホイールのエアバルブ:横 / 縦
- 吸気系改訂
- サイレンサー:チタン / ステンレス?
電子制御
- スロットル:電子制御 / ワイヤー
- クイックシフター:上下 / 上
- パワーモード:4 / 3
- トラクションコントロール:コーナリング / ふつう
- ABS:コーナリング / ふつう
- スライドコントロール:あり / なし
- リフトコントロール:あり / なし
- エンジンブレーキマネジメント:あり / なし
- ブレーキコントロール:あり / なし
- スピードリミッター:あり / なし
ちなみにYZF-R1にはローンチコントロールありますけど、MT-10は公式ページ見る限りは記載がありません。
新旧MT-10の比較
ヨーロッパ仕様の比較画像
マッスル感が減ってちょっと今っぽくなりましたね。ヨーロッパでうけそう。小顔ちゃん。
日本国内仕様の比較画像
異形感が増したような。
新型MT-10はSSの外装引っ剥がした本来のストリートファイター感ありますね。
同じ部分
- フレーム
- フロントフェンダー
- キャリパー
- 恐らく燃料タンク(金属部分?)
- リアフェンダー
- リアインナーフェンダー
- 恐らくスイングアーム
違う部分
- タンクカウル
- タンクシュラウド
- テールカウル
- ラジエーターシュラウド
- 顔
- 恐らくフロントフォーク(スペック的に同じっぽい)
- フロントマスターシリンダー
- 排気系
- シート(表皮以外は同じかも)
- タンデムステップ
- ハンドルスイッチ類
- テールランプ
- ホイール(エアバルブ)
- タイヤ
- ウィンカー
- フロントブレーキホース(ステンメッシュかも?)
旧型は筋肉パワーゴリラって感じでしたけど、新型は結構スタンダードなストリートファイター系になったのかな。
MT-10とMT-10 SPの見た目の比較
SP/普通
- フロントフォーク
- フロントキャリパー
- リアサスペンション
- アンダーカウル
- スイングアーム:シルバー / ブラック
- シート表皮
- ブレーキホース
- 一部ネジの色:ブラック / シルバー
- ブレーキ/クラッチレバー:ブラック / シルバー
あ、意外と変更点が多いです。
キャリパーに関しては形は同じっぽいんですけど、丸いパーツの外観が違う。
レバー類の色が変わってるよ。あとブレーキレバーがSPはご覧の通りにメッシュホースです。
大体そんな感じです。
6軸IMUが装備され、電子制御がYZF-R1並になりました。
パワーや燃費に関しても上がってますので、新型待ってた方にはありがたい話ですね。価格は結構上がると思いますが。→上がりました。