2021年モデルの新型X-ADVの日本国内モデルが正式発表されました。
X-ADVもエンジン改良、装備追加、新型フレームの大幅モデルチェンジです。
- 2021年3月5日:日本国内正式発表されました
- 2020年11月27日:日本国内発表日、日本国内発売日、日本国内価格、カラーラインアップ追記
- 2020年11月13日:記事書いたよ
2021年モデルの新型X-ADVのリリース
リリース
Hondaは、走破性に優れ、利便性が高いパッケージングと、力強いトルク特性で燃費性能に優れる直列2気筒745ccエンジンにHonda独自の二輪車用「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」を組み合わせたタフなイメージの大型クロスオーバーモデル「X-ADV(エックスエーディーブイ)」をフルモデルチェンジし、3月25日(木)にHonda Dreamより発売します。
Honda | 大型クロスオーバーモデル「X-ADV」をフルモデルチェンジし発売
海外PV
2021年モデルの新型X-ADVのカラーラインアップ
2021年モデルのX-ADVのカラーラインアップ
パールディープマッドグレー
グラファイトブラック
ついでに海外のX-ADVのカラーラインアップ
グランプリレッド
グラファイトブラック
マットベータシルバーメタリック
パールマットディープグレー(パールディープマッドグレー)
海外には赤とマットシルバーがいるよ。
2021年モデルの新型X-ADVの画像
お姿(海外仕様)
現行と似てますけどヘッドライトが変わってます。LEDヘッドライトって新規で作ると大変お金がかかるって聞きますけどホンダはバンバンあたらしい物つくりますね。
お写真(海外仕様)
旧型はごついイメージでしたが、ヘッドライトがかわったので何だか多少印象が変わりましたね。
わぉ、サイドパニアじゃん。しかもでかい。
メットイン含めるとかなりの積載量になりそう。
イギリスのアドベンチャーパックはフルパニアしてるので耐荷重的にもフルパニアしてOKみたいです。やったぜ。
2021年モデルの新型X-ADVのスペック
全長:2,200mm
全幅:940mm
全高:1,340mm
ホイールベース:1,580mm
シート高:790mm
重量:236kg
燃料タンク:13L
最低地上高:135mm
エンジン:SOHC水冷2気筒4バルブ
排気量:745cc
ボア×ストローク:77mm×80mm
圧縮比:10.7:1
ギア:6速
馬力:43kw(58PS)/6,750rpm
トルク:69Nm/4,750rpm
燃費:27.7km/L
フロントサスペンション:41mm倒立
リアサスペンション:モノショック
キャスター:27°
トレール:104mm
フロントブレーキ:296/4pot
リアブレーキ:240/1pot
フロントタイヤ:120/70R17M/C 58H
リアタイヤ:160/60R15M/C 67H
ヨーロッパ仕様とスペックが違うよ。
ヨーロッパ仕様と日本仕様のスペックの違い
ヨーロッパ/日本
- 全長:2,215mm / 2,200mm
- 全高:1,370mm / 1,340mm
- ホイールベース:1,590mm / 1,580mm
- シート高:820mm / 790mm
- 燃料タンク:13.2L / 13L
- 最低地上高:165mm / 135mm
- 馬力:43.1kw(58.6PS)/6,750rpm / 43kw(58PS)/6,750rpm
- 燃費:27.8km/L / 27.7km/L
日本モデルはローダウンのみです。サスが違うので色々とヨーロッパ仕様と違うよ。
タンク容量に関しては日本は切り捨てなので、実際は同じはずです。
エンジンスペックに関しても実際は同じだと思われます。排ガス規制が同じなので。
そういう感じなので違いはサスだけです。
日本と海外で見た目が同じだけど実際は違うと思うぞ
サスが違うしスペック的にも色々と違うので日本とヨーロッパの公式画像でも見た目の違いが出てくるはずなんですけど、何故か日本とヨーロッパの公式画像は見た目が同じです。
なので実際の車両は公式ページの画像と違って見える可能性があるよ。
2021年モデルの新型X-ADVのエンジン
- エンジン1.4kg軽量化
- 吸気系改良
- スロットルバイワイヤー採用
- レッドゾーンが600rpm高くなり7,000rpmになった。
- ギア比変更:1~3速が短く。4~6速が長く。
2021年モデルの新型X-ADVの電子制御
- ライディングモード:スタンダード/スポーツ/レイン/グラベル/ユーザー
- ユーザーモード:エンジンパワー(低/中/高)、エンジンブレーキ(低/中/高)、トラコン(オフ/低/中/高)、ABS、DCTシフトパターンを自由に組み合わせられる
- HSTC:トラコン。3レベルとオフ。
- DCTモード(シフトパターン):1(レイン)、2(スタンダード)、3(スタンダードとスポーツの間)、4(スポーツ)、G(グラベル)と連動
左スイッチボックス
電子制御が追加されましたのでこの辺新しくなってますね。
2021年モデルの新型X-ADVの車体
- 新型フレーム:1kg軽量化
- 41mm倒立フォーク:プリロード/伸
- モノショック:プリロード
- ステンレスポークホイール
フレーム以外は基本的に現行と同じっぽいです。
2021年モデルの新型X-ADVの電子機器
X-ADVの電子機器の主な特徴
- LEDヘッドライト&LEDデイタイムランニングライト:周囲の明るさに応じて自動で調整する。(明るい時はDRLオンリーで、暗くなったらDRLが暗くなってヘッドライト点灯って感じでしょうか)
- 5インチフルカラー液晶メーター
- HSVCシステム:スマートフォン連携。ヘッドセットを介して音声操作できる。
- スマートキー
- エマージェンシーストップランプ
- オートキャンセルウィンカー
新型LEDヘッドライト
DRL
DRL、ウィンカーポジション
ハイ
ロゴが光っててかっこいい。
日本もDRLがOKになりましたので、こういう光らせ方出来ると思います。
テールランプ
あ、デザイン変わってますね。テールランプ自体は同じものかな?
フルカラー液晶メーター
CB1000Rやフォルツァ750と同じですね。
2021年モデルの新型X-ADVの装備
X-ADVの装備の主な特徴
- シート形状変更:シートがスリムになって脚付きが良くなった
- スクリーン:工具無しで5段階調整可能。高さは135mm幅、角度は11°の調整幅。
- メットイン:1L拡大して22Lになった。メットイン内LED照明あり。
- メットイン内電源:12V電源からUSB Type-C電源に変更
- パーキングブレーキ:車体右下から右ハンドルバーにスイッチの位置が変更
- グローブボックス追加
- 傾斜センサー付きセンタースタンド
シート形状変更
シートがスリムになったそうで。あ、たしかに。
スクリーン
現行も工具なしで5段階調整可能なので同じものかなと思ったのですが、現行は136mm、11°とあるので地味に長くなってますね。
メットイン
1L拡大の22Lです。ご立派。
パーキングブレーキ
マスターシリンダー前のレバーですね。FORZA750にもついてましたね。
それからスマートキーのユニットが変わってますね。へー
これのハンドルクランプはアクセサリーついてます。
グローブボックス
あ、右に追加されました。旧型はここにパーキングブレーキのノブがついてました。
日本国内仕様の装備
- ETC2.0
- グリップヒーター
日本国内仕様はこの辺が標準装備です
2021年モデルの新型X-ADVのアクセサリー(海外)
- リアキャリア
- スマートリアボックス
- 38Lリアボックス
- 50Lリアボックス
- リアボックス用化粧板
- パニアステー
- サイドパニア:右26L、左33L
- サイドパニア用化粧板
- コンソールバッグ
- ナックルガードエクステンション(ナックルガードの面積拡張するやつ)
- サイドプロテクターバー
- フォグライト
- グリップヒーター
スタイルパック
- ハンドルバークランプ(削り出し)
- パーキングレバー(削り出し)
- フロアパネル
- サイドカバー
クランプはこれですね。フロアパネルもちょっとだけ見えてる。
サイドカバーは足元スペース横のシルバーの板。
アドベンチャーパック
- ナックルガードエクステンション
- サイドプロテクターバー
- フォグライト
- レッグディフレクター
- ライダーステップ
装備
ライダーステップはこれ。
ディフレクターはお顔の横の風防。
トラベルパック
- スマートトップボックス
- サイドパニア(アルミ化粧板、インナーバッグ)
- センターコンソールバッグ
- グリップヒーター
フルパニア素敵ね。ごっつい。
日本にはこういうパッケージはないよ。アクセサリーで対応。
2021年モデルの新型X-ADVの価格
- 2020:税抜114万9,000円(多色:117万9,000円)
- 2021:税抜120万円
単色と比べると税抜5万1,000円(税込5万6,100円)増し、多色と比べると税抜2万1,000円(税込2万3,100円)増しです。
だいたい全部かわってますけど値上げはコレだけです。最近のホンダってやる気があるように見えます。
2021年モデルの新型X-ADVの旧型とのスペックの変更点
新型/旧型
車体のスペック
- 全長:2,200mm / 2,230mm
- 全幅:940mm / 910mm
- 全高:1,340mm / 1,345mm
- 重量:236kg / 238kg
エンジンスペック
- 馬力:43kw(58PS)/6,750rpm / 40kw(54PS)/6,250rpm
- トルク:69Nm/4,750rpm / 68Nm/4,750rpm
- 燃費:27.7km/L / 27.0km/L
- 排ガス規制:平成32年規制 / 平成28年規制
うーん、車体もエンジンもスペックいいことばかり。平成32年規制(EURO5)でコレです。
やっぱりホンダって強いですね。世界一は違うぜ。
ちなみに海外仕様ですけど…
- 燃料タンク:13.2L / 13.1L
こういう感じですので、燃料タンク容量もちょっと増えてるかも。
2021年モデルの新型X-ADVの装備の変更点
新型/旧型
エンジン
- エンジン改良
- スロットルバイワイヤ
- ギア比変更
電子制御
- ライディングモード:5モード / なし(グラベルスイッチはある)
- DCTモード:5モード / 2モード(D/S)
- トラコン:3レベル / 2レベル
車体
- 新型フレーム
- メットイン:22L / 21L
- メットイン内電源:USB(C) / 12V
- 新型シート
電子機器
- メーター:TFT / LCD
- スマートフォン連携:あり / なし
- オートキャンセルウィンカー:あり / なし
- エマージェンシーストップシグナル:あり / なし
装備
- 新型LEDヘッドライト
- 新型LEDテールランプ
- スクリーン調整幅:139mm / 136mm
- パーキングブレーキ位置変更
- グローブボックス:あり / なし
- パニア:純正 / 社外
2021年モデルの新型X-ADVの見た目の変更点
新旧X-ADVの比較した図
斜め前
横
正面
背面
見た感じ変わってる部分
- だいたい全部
見た感じそのままの部分
- スキッドプレート
- ミラー
- ウィンカー
- テールランプ
- フロントフェンダー
- タンデムステップ
- サイレンサー
- フロントフォーク
- キャリパー
- ディスク
- ホイール
- スイングアーム
足回りはそのままみたい。あとは細かな部品はそのままみたいですね。
シート
旧型シート
新型シート
確かに前のほうが細くなってますね。
スマートキー(車体側)
旧型
新型
かわってますね。この辺統一するのかな。
グローブポケット
旧型
新型
旧型ではパーキングブレーキだった部分が、新型ではグローブポケットになりました。
大体そんな感じです。
これまたええ感じにモデルチェンジしました。軽量化して馬力、トルク、燃費良くなってますし、装備も豪華になりました。ホンダは最近やる気すごいですね。つよすぎる。
そういえば写真撮ってきたので時間あれば上げますね。