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カワサキの可変バルブ機構特許。新型ZX-14R向け?

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カワサキの可変バルブ機構特許。新型ZX-14R向け?

カワサキが可変バルブタイミング&リフトの特許を出願してるよ。新型ZX-14R向けですかね?

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カワサキの可変バルブ機構の特許1

リフト特性の変更に伴う揺動アームの移動の際に、バルブに対する揺動アームの相対変位を抑制することができるエンジンの可変動弁機構を提供する。

2019年12月出願の特許です。

可変動弁機構は、エンジンのクランク軸の回転に連動して回転軸を中心に回転するカム21と、カムとバルブ10の間に設けられ、回転するカムに押圧されることにより揺動して、その一端部でバルブを押圧する揺動アーム23と、揺動アームの他端部を移動させる移動装置31と、回転軸に平行な揺動軸を中心に回転可能に揺動アームの一端部と連結され、移動装置により揺動アームの他端部が移動する際に、バルブに対する揺動アームの一端部の相対的な変位を規制する規制部材25と、移動装置により揺動アームの他端部が移動する際に、揺動アームの他端部が揺動軸を中心に移動することを許容するように揺動アームの他端部を移動装置に接続する接続部材33と、を備える。

可変バルブ機構の特許です。揺動アームはロッカーアームのことですね。

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二輪向けの特許

図1は、第1実施形態に係るエンジンの吸気側の可変動弁機構20A及びその周辺を示した概略断面図である。

本実施形態で説明されるエンジンは、ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト式(DOHC式)のエンジンである。

エンジンは、吸気バルブ10及び排気バルブを開閉動作させる吸気側の可変動弁機構20Aと排気側の可変動弁機構とを備えている。

また、吸気側と排気側とでバルブ10及び可変動弁機構20Aは略同一構造であるため、以下では吸気側について代表して説明する。

可変動弁機構20Aは、バルブ10のリフト特性を変更する。具体的には、可変動弁機構20Aは、バルブ10の最大リフト量、開閉タイミング及び開放時間を変更する。

このようなエンジンは、例えば自動二輪車に搭載される。

バイク向けの特許でして、吸排気側に可変バルブ機構が採用されているタイプ。

可変バルブ機構 - Wikipedia

私はこの辺さっぱりなのでわからないのですが、特許の物はリフト連続可変タイプっぽいです。詳しい方は2021-102946~7でどうぞ。変形例も載ってる。

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カワサキの可変バルブ機構の特許2

設計に要する労力を軽減することができるエンジンの可変動弁機構を提供する。

2019年12月出願の特許です。

可変動弁機構20Aは、エンジンの吸気用又は排気用のポートを開閉するバルブのリフト特性を変更する可変動弁機構であって、エンジンのクランク軸の回転に連動して回転するカム21と、回転するカムに押圧されて、カムの回転軸に平行な揺動軸42を中心に揺動するとともに、揺動角度に応じてバルブを動作させる揺動アーム31と、揺動軸を中心に揺動アームを揺動可能に支持する揺動サポート41と、揺動アームとともに揺動サポートを、バルブ軸線と直交する方向に直線的に移動させる移動装置43と、を備え、揺動アームは、揺動アームの長手方向に沿って延在する平坦面を有しており、カムは、一回転する間に平坦面と接触する。

こちらも可変バルブ機構の特許でうs。

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大体似てるけどさっきと地味に違う

1つ目の特許

こちらは1つ目の特許の低リフト時の可変バルブ機構の図

こちらはハイリフト時

カム21の回転角θを横軸とし、バルブ10のリフト量(即ちバルブシート4aからフランジ部11aまでの距離)を縦軸としたグラフである。図5では、可変動弁機構20Aが低リフト状態にあるときの回転角θとリフト量の関係を実線で示し、可変動弁機構20Aが高リフト状態にあるときの回転角θとリフト量の関係を二点鎖線で示している。

カム回転角とバルブリフト量との関係を示すグラフ

2つ目の特許

可変バルブ機構周辺の図

揺動サポート41が遠位領域にあるときの回転角θとリフト量の関係を実線で示し、揺動サポート41が近位領域にあるときの回転角θとリフト量の関係を二点鎖線で示している。

カム回転角とバルブリフト量との関係を示すグラフ

上記の通りに似た感じではありますが、それぞれ違う可変バルブ機構の特許のようです。色々模索してるんでしょうね。

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どういう機種向け?ZX-14Rとかそれ系向けでは?

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カワサキで可変バルブ機構採用のモデルといえば個人的にはCONCOURS14(1400GTR)ぐらいなイメージです。

こちらアメリカでは現行で売ってるモデルで、1つ前の型のZX-14R系のエンジンとフレームを使ってます。つまりはZX-14R系のモデルです。

新型ZX-14Rまたは1400GTRに関しては以前から噂があります。

それからみんな大好きヤングマシンさんがZX-14Rが復活するんでは?って記事書いてます。

となるとやっぱり新型ZX-14R系に採用される特許では?って思います。

または特に根拠はありませんが、次期ZX-10Rとか向けですかね。

大体そんな感じです。

特許の内容的に市販モデルに採用されるのが確実!!ってタイプではありませんが、カワサキが可変バルブ機構を何かしらのモデルに採用する可能性は結構ありそう。

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