2018年モデルの新型トリッカーのリリース
”ヤマハ発動機株式会社は、2017年に生産を終了した、乗り方のスタイルを選ばない“フリーライドプレイバイク”「tricker (トリッカー) XG250」を、排出ガス規制に適合させ9月20日より発売します。”
”新たな特徴は、1)優れた環境性能と燃費性を実現する02フィードバック制御のFI、2)蒸発ガソリンの外気への排出を低減するキャニスター などです。”
引用元:排出ガス規制に適合、気軽に乗りこなせる扱いやすさを維持して復活 フリーライドプレイバイク 「TRICKER」を発売 - 広報発表資料 | ヤマハ発動機株式会社
全文はリリースでどうぞ。公式ページはこちら。
トリッカーの価格
2016年モデルの旧型トリッカーの価格
42万7,680円でした。今更だけど安いですね。40万円台前半って珍しい。
2018年モデルの新型トリッカーの価格
新型は46万7,640円です。
3万9,960円の値上げです。あら、思ったより上がらなかったぞ。やったぜ。
ちなみにセローは5万7,240円の値上げでした。テールが変わってますしね。
トリッカーのカラーラインアップ
2016年モデルの旧型トリッカーのカラーラインアップ
ディープオレンジメタリック7(オレンジ)
マットブラック2(マットブラック)
2018年モデルの新型トリッカーのカラーラインアップ
マットブラック2(マットブラック)
カラー名は全く同じですね。セローみたいに追加色は無いよ。
基本的に変わりなさそうですけど、細かいところは下の方で比較しますね。
2018年モデルの新型トリッカーのスペック
エンジンは新型セローと同じですね。タンク容量が減ってる点もセローと同じです。
セローは3kg増加でしたが、トリッカーは2kgだよ。
新型トリッカー、旧型トリッカーのパワーウェイトレシオ(車重/馬力)
- 新型:6.35
- 旧型:6.94
車重は2kg増えましたけど、馬力が2PS上がってるのでパワーウェイトレシオが良くなってます。
トルクも2Nm増えてますので、加速など良くなってそう。最大トルクの発生回転数は500rpm下がってますし。
新型トリッカー、旧型トリッカーの航続距離(定地燃費×タンク容量)
- 新型:316.4km
- 旧型:280.8km
タンク容量は減りましたが、定地燃費が6.2km/L良くなってますので、航続距離は35.6km伸びました。
旧型はWMTC燃費の値が描いてなかったので、定地で比較しています。
ちなみに新型のWMTC燃費×タンク容量は270.9kmです。十分な距離。
2018年モデルの新型トリッカーと旧型トリッカーの比較
こちら新旧比較GIF画像。スマートフォンの人はクリックしたら動くよ。
2018年モデルの新型トリッカーのスペックの変更点
- 車重:2kg重くなった
- 燃料タンク:0.2L少なくなった
- 圧縮比:9.5:1→9.7:1
- 馬力:2PS上がった
- トルク:2Nm上がった、発生回転数が500rpm下がった
- 燃費:6.2km/L良くなった
- 排ガス規制:平成28年規制に適合した
2018年モデルの新型トリッカーの装備の変更点
- インジェクションにO2フィードバック制御を追加
- チャコールキャニスターがついた
- 3元触媒がついた
メーターは見た感じ変わりありませんね。
セローはテールが変わってたけど、トリッカーはそのままですね。かわりなさそう。
2018年モデルの新型トリッカーの見た目の変更点
全カラー共通
- チャコールキャニスターが付いた
オレンジ
- カラーやグラフィックの変更点は無さげ
マットブラック
- カラーやグラフィックの変更点は無さげ
つまりは新型トリッカーと旧型トリッカーの見た目の変更点は、チャコールキャニスターのみって事になりますね。
比較GIF画像だとサスペンションのセッティングが変わって見えますけど、キャスター、トレール、全高等はそのままですので、多分の撮影角度によってそう見えるだけっぽいです。
新型セロー(&トリッカー)について、販売店さんで色々聞いてきたよ
転倒した時にチャコールキャニスターが破損しそうな気がするんだけど…
基本的に転倒してもぶつからない様な位置についてるので心配しなくていいよ。滅多に破損しないと思う。
チャコールキャニスターって壊れたらどうなるの?
チャコールキャニスターが破損しても走行は可能。
しかしながら走行可能なだけなので、修理はしてね。
タンク容量減ってますけど、誤差?
新型タンクだよ。
セローのアドベンチャーリアキャリアの価格上がってるけど何かしらかわりました?
ステーが変わってるので、旧型のアドベンチャーリアキャリアは新型にはつかないよ
その他変更点ってあります?
ECU、排気系、エアインジェクション削除等。変更点多いよ。
セローってどこ向けのモデル?
基本的に日本。2018年モデルは日本でのみ売るために開発されたモデルだったと思う
大体そんな感じです。
2018年モデルのセロー(たぶんトリッカーも)ってどうやら日本でのみ売るモデルみたいです。
それでしたら変更点が少ない事や、ある程度の価格上昇も納得ですね。(世界と比べると日本の市場って現状小さいので)
恐らくは今回の2018年モデルはEURO5には適合できないでしょうから、たった3年間、日本で売るために新型作ってくれたって事になりますよね…これって凄くありがたいような。
ヤマハの意地って感じでしょうか。
わざわざ日本のためだけに新型出してくれたヤマハに感謝ですね。ありがとうございます。
新型トリッカーですが、年間販売計画台数は800台だよ。
セローは2,500台でした。
ですので、あんまり数作らなさげです。気になる方は早めに販売店さんで相談した方が良いと思う。
トリッカーに関しては基本的に見た目は変わりありません。
2016年モデルはパワーと燃費が新型より低いですが、2kg軽いですし、恐らくは値引されてそう。
ですのであえて今のタイミングで旧型買うのもありかもですね。
ちなみに新型セローと旧型セローを比較している記事もありますので、気になる方はこちらでどうぞ。